父と母の気持ち

先日のGくんの授業中のこと、山口の年齢を伝えたところ『えっ・・・。あと10歳くらい若いと思ってました。』

 

Gくん・・・君、出世するよ?

 

 

こんにちは!

多分このブログは今年最後のものになるのではないかと思います。

若干しんみりとした内容になるかもしれませんので、心してお読みくださいませ。

 

 

 

これまでにたくさんの中学生、高校生との出会いがありましたが、同じ数だけ保護者様との出会いがありました。

山口の肌感覚ですが、7~8割のお父さんお母さんが、『勉強のことでお小言を言ってしまう。』と答えられました。

 

 

このブログでも散々『勉強しなさい。』『大人になったら後悔する。』などの枕詞がまったく効果がないことをお伝えしてきましたが、もちろんそれは面談の際にも伝えさせていただいています。

 

この、『勉強しなさい。』『大人になったら後悔する。』という言葉が必要なお子様は、かつての山口がそうであったように、目標とするゴールがなかったり、そもそも勉強のやり方が分からない、勉強なんか大嫌い、というお子様がほとんどですので、自分以外の人間がいくら直接的な言葉をかけてもあまり効果がないのです。

 

 

ですから保護者様には、『悪いところよりも、いいところを見つけてどんどんほめてあげてください。』と伝えています。

 

もちろん、勉強がそうであるのと同じで、これについても長い目で根気よく見てあげなければなりません。

1か月かもしれないし3か月かもしれない・・・もしかしたら1年以上かかるかもしれない。

しかしそれでも、子供のいいところを見出して褒めてあげることで、自己肯定感や自信をつけないことには何も始まらないのです。

ですからぜひぜひ、大切なお子様のいいところをたくさん見つけてほしいなと思います。

 

 

 

・・・とここまではいつも通りなのですが・・・。

 

 

 

生徒諸君(塾生に関係なく)、なぜみなさんのお父さんお母さんが『勉強しなさい。』『将来後悔するよ?』と君に言うのかを、ほんのちょっとだけ考えてみてほしい。

 

理解はしなくてもいいから。

 

 

山口の実家は九州で、毎年毎年太宰府天満宮を参拝し、受験生全員の必勝を祈願して最後に全員分の名前を絵馬に書くという恒例行事があるのですが、ついでに実家にも帰省します。

 

 

 

その度に・・・。

 

 

 

毎年毎年弱っていく父と母に会うのです。

 

 

自分の父は、『勉強しろ』とは言いませんでしたが、とにかく恐ろしかった。

いわゆる九州の親父です。

もう本当に恐くて恐くて、正直中学生の頃は嫌いでした。

 

 

一方母は教育ママ。

とにかくうるさい!

毎日のように『あんたはいつになったら勉強するとね!』『ゲーム野球ゲーム野球、あんたが行ける学校なんかどこにもなかけんね!(ないからね!)』

 

 

いや、挙げると本当にキリがないのですが、母のお小言はまあよく思いつくもんだと今でも思うほど、バリエーションに富んでいました。

もうやる気なんてまったく出ない(笑)

言われれば言われるほど、勉強なんかやらなくなりました。

 

 

でも今回はそういう話ではありません。

 

 

 

山口は今でも、父による恐怖による制圧や、母の絶え間ない小言は間違っている、と思っていますが、それでも自分のことを思って言っていたんだろうなとも思います。

 

誰が自分の子供が憎くて憎まれ口を叩くでしょうか?

 

 

もしみなさんのお父さんやお母さんが、勉強のことや私生活に対して口うるさいのであれば、砂塵ほどでもよいので、その気持ちを汲み取ってほしいです。

 

 

10年後20年後、諸君も必ず山口と同じ思いをする時がきます。

あんなに恐ろしかった父は、『帰ってきてくれて本当に嬉しい』といい、西尾に戻る日の朝はいつも『おまえがいなくなると寂しくなるな・・・』と言って涙を流すのです。

 

あんなに口うるさかった母も(今でも正直口うるさいのですが)、体のことや今の仕事のこと、将来のことを心配してくれるのです。

毎年毎年、少しずつだけど、でも確実に弱っていく父と母に会い、嫌でもそのことを痛感させられます。

 

 

想像ができなければ、諸君のおじいちゃんおばあちゃんを想像してみてください。

今は若くて元気なお父さんやお母さんも、必ず歳をとり、そしていつかはいなくなるのです。

それでも一瞬たりとも、君たちのことを考えないときはないのです。

 

 

勉強が好きになれないなら、無理して好きにならなくてもよいです。

受験だってお父さんやお母さんのためじゃなく、もちろん学校の先生や友達のためではなく、自分自身のためにあるのです。

だけど少しでも・・・君たちを支えてくれているご両親がいてくれることに、感謝の気持ちを持ってくれたらと願います。

君たちのお父さんやお母さんが今元気でいてくれていること、それは当たり前のことではないのです。

 

 

さて、山口ですがまた少し歳を取った父と母に会いに行ってきます。

父と母が大学まで行かせてくれたから、卒業させてくれたからこそ、今こうして塾生のみなさんと毎日頑張れています。

 

 

最後に・・・高校3年生諸君、センタープレの結果が返ってきましたね!

自分が思っていたような結果が出なかった生徒諸君、気にすることはありません。

『本番じゃなくてよかったー!最後に確認ができてラッキー!』くらいに思っておけばOKですよ。

その代わりテスト直しは隅から隅までやっておいてください。

 

センター試験本番まであと16日ですが、『1日12時間勉強』すれば、なんと192時間も受験対策ができます。

 

ネガティブ禁止!

大丈夫ですから!

自分ならできる!

 

そう思ってこの年末年始を過ごしてくださいね。

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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