私立大学全員合格!
本日、最後の1人だった高校3年生の合格報告を受け、見事今年も大学受験全員合格となりました!
最後の1人だった塾生ですが、今年度の3年生では一番成績もよく、最後の方の模試は第一志望以外すべてA判定が出ていたのですが、今年直撃した『私立大学の最難化』の影響を受け、合格が決まるのが一番最後になってしまいました。
最後の最後も、『定員3名』という、本当に厳しい状況の中で合格をつかみ取ってくれました。
中3生も私立大学は全員合格しているので、今年も無事全員合格となりましたが、公立高校入試はまだまだ続きますので、3月19日までは気が抜けない状況が続いていきます。
それにしても、今年の私立大学の難化は異常でした。
正直憤りすら感じています。
この私立大学の難化は、『私立大学の定員の厳格化』によるものですが、何を今さらというのが本音です。
これまで、私立大学は定員の何倍もの合格者を出してきましたが、これからは『1.1倍までに留めなさい』というのが新しいルールです。
理由がちょっとひどくて、『地方の赤字経営の大学を救済するために、首都圏の受験生を地方に分散させよう』というものでした。
関東、東海、関西エリアの私立大学は非常に人気で、ほとんどの大学は経営的に問題がありません。
一方周知の通り、地方の有名でない大学は定員割れを起こしているところも多く、都市部の大学に圧力をかけていくことで、滑り止めで地方の大学を受験する生徒も増えるだろうというものでした。
なんでしょうかその理由は?
その理由のために、今年の受験生が犠牲になってしまったのかと思うと、正直心中穏やかではありません。
もちろん、地方の私立大学が経営的に苦しいというのは事実でしょう。
だけど地方にわざわざ私立大学を創ろうとした理由があるはずなんです。
きっと『地方から日本全国に、そして世界に羽ばたいていくような学生を育てたい!』と思って大学を創ったはずなんです。
だけど実際に学生に選ばれるだけの魅力的な大学を創ることができなかったから、定員割れなどが起きているのではないかと思われるわけです。
子供たちがその犠牲になるなんてことは、絶対にあってはならないこと。
今年の高校3年生もそうですが、例えば去年、『もっといい大学に行きたい!』『どうしても第一志望の大学に行きたい!』と思って予備校に通う決意をした去年の高校3年生もいたはずなんです。
しかしどれだけここでそれを愚痴のように文句を言っても、何も変わりません。
来年以降の生徒諸君は、どんなに理不尽な理由があったとしても、それを跳ね返すくらいの努力をして、第一志望の合格を勝ち取ってください。
さて、公立高校入試B日程が終了しました。
休む間もなく、週明けにはA日程本番です。
この二日間、体調はしっかりと整えながら、諸君の限界まで頑張ってくださいね!