桜咲く(※今日はうまくブログ書けません・・・)
こんにちは!
今日はというか・・・いつも乱筆乱文やないかーい!とつっこまれそうですが、今日は本当に(いい意味で)まとまりのない文章になってしまうと思います。
昨日夜、今年度大学に合格した2人の卒塾生が挨拶にきてくれました。
なんと・・・花束が!
英語を担当した都築先生へ
なんと山口にも!ありがとう!
最後は記念撮影。山口の写真が載るのはこれが最初で最後でしょう(笑)
(ちなみにもう1人先生が写っていたのですが、恥ずかしいです!とのことで少しずらして外させていただきました。)
いや~教室に入ってきたときは、2人とも一気に大人っぽくなっていたんで、正直(どちらさま・・・??・・・!)て感じでした。
さて、実は彼女たちがくれたメッセージカードにも書いてあります通り、実は中学生のときからの長いお付き合いとなりました。
ただし途中でブランクが空いています。
といいますのも、山口は前職違う塾で働かせていただいていましたので、前塾から当塾へ切り替え希望されていた生徒さんは全員入塾をお断りさせていただいていたのです。
自分としましても、お世話になった前の塾に対して恩義もありますし、社会通念上もあまりよくはありませんよね・・・。
ですので、実は前の塾で頑張っていた生徒さんから、このFIXで入塾希望のお問合せをいただいても、全てお断りさせていただいていたのです(本当にごめんなさい)。
じゃあ彼女たちはどうしたのかというと、実は高校受験が終わったその月に、前の塾は卒塾していたのでした。
そもそも、1人の女の子は大学進学を希望していたのですが、もう1人の子は進学する気ゼロ%でしたので、高校受験が終わった瞬間に完全に開放されていました(笑)
もう3年前のやり取りになりますが、
山口『とりあえずさ、今目標がないなら大学は行っておいたほうがいいよ!すっごい楽しいから。人生で一番楽しくて、成長できる期間だよ!』
紅葉さん『ん~、でもわたしショップ店員になりたいんで、大学とかはいいかな!』
山口『でもだよ?同じショップ店員でもさ、商品企画とかやっちゃうようなエグゼクティブカリスマショップ店員の方がかっこよくない?それに大学ってこんなにおしゃれな空間だし、色んな人間がいるから、そっち方面の勉強にもなると思うよ!』
・・・みたいなやり取りをしていました。
さて、その当時中学3年生だった彼女たちですが、実を言うと勉強そのものはそんなに得意だったわけではありませんでした。
今だから言えることですが、正直成績は厳しい方だったのです。
それでも彼女たちにはものすごく強い武器がありました。
それは心が本当に素直であるということ。
『英語と数学が本当に全然分からない!』
山口『だったら社会頑張ればいいじゃん。高校入試は全教科同じ配点なんだから、英語と数学がニガテなら社会で頑張ればいいよ。』
『そうか!じゃあ社会頑張ります!』
山口『その代わりね・・・みんなはきっと英語や数学も頑張ってくるから、その分を社会で補うつもりでやってね。そういうわけでこれ・・・(本当にプリント100枚渡しました)。大変だけど、1日3枚やれば3か月ちょっとで終わるよ。特に愛知の公立高校入試では江戸時代は100%出題されるから、江戸時代だけは3割増しで頑張ってね。』
・・・で、彼女たちはそういう誰もがやりたがらないことを、素直な気持ちで頑張れる生徒たちだったのです。
今にして思えば当時も質問によく来てくれました。
当時山口は教室長だったのですが、あまりにも質問が多かったので、彼女たちはほとんど教室長デスクで勉強していました(笑)。
そしてそんなこんなで無事に高校に合格、先ほど書きました通り、塾も卒業ということになりました。
そして時は流れて2年、塾の近くのスギ薬局付近を歩いていたら、本当にばったり紅葉さんに遭遇したのでした。
その時すでに山口も前職は退職させていただいていたのですが、とはいえ今違う場所で指導させていただいていることは言えません。
なのでその時は本当に雑談程度のことを話してお別れしたのですが・・・。
しばらくしてFIXの教室で仕事をしていたら、突然紅葉さんがお母さんと訪問してくれたのでした。
今でも謎なのですが、どうしてここが分かったのだろう(笑)。
とにもかくにも、彼女たちの場合は山口が今の職場に来てから大分時間が経っていたことと、そもそも彼女たちも前の塾はかなり前にやめていたこともあり、また一緒に頑張ることとなりました。
でもですね・・・正直本当に嬉しかったです。
教室は開校したばかりでガラガラでしたし、まだまだ新規の塾で、こちらでは実績がないうちから、悩むことなくうちを選んでくれたというのは、彼女たちに対しても感謝の気持ちしかありませんでした。
彼女たちのお母様方にしてもそうです。
大切な大学受験を、大手の学習塾や予備校ではなく、新規の塾である私たちに預けるのは、かなりの勇気が必要だったと思います(それは今当塾を選んでくれている保護者様達、全員に同じ感謝の気持ちを持っています)。
とにもかくにも、また新たに、今度は大学合格へ向けての勉強がスタートしました。
直近の模試の結果を見ると・・・偏差値は正直40を切っていましたし、もちろん全てE判定という厳しい結果が出ていました。
それでも自分は彼女たちなら絶対に合格できると確信していました。
理由はやはりただ一つ、彼女たちは底なしに素直だったのです。
だからこちらが提示した学習内容は、どんなにハードでもこなしてくれるという自信がありました。
とはいえ・・・。
今回は大学受験、公立高校入試とはわけが違います。
そのことは最初の最初にお伝えしました。
前回は、『英語がニガテなら社会で勝負すればいいよ!』と伝えましたが、今回ばかりはそうもいきません。
ニガテだろうがなんだろうが、英語は必ずやりきらなければなりません。
担当する都築先生が、『1か月後、3か月後、夏休み終了時、冬休み終了時、受験直前』までの細かいカリキュラムを作っていきます。
『学校で仮定法やってるんだ~、じゃあ仮定法やろうね~』
『読解で点数落としたんだ、じゃあ長文読解対策やろうか。』
これはカリキュラムとはいいません。
行き当たりばったりに授業をやっているだけです。
私たちは必ず短期、中期、長期、最終ゴールの段階すべてにおいて、その生徒に必要なカリキュラムを作成し、進度に合わせて遡ったり、逆にどんどん前倒ししたりして進めていきます。
なお、このカリキュラムが塾生たちの目に入ることはまずありません。
塾生たちには、短期で設定された目標だけを提示しながら指導をしていきます。
だから彼女たちに最初に伝えた課題はただこれだけです。
『とりあえず、ターゲット1900(英単語帳のことです)はゴールデンウィーク前に1000まで終わらせて、VINTAGE(英文法の問題集です)は1周しきろうか。』でした。
まあ~でも相当きつかったと思います。
何せ2年間の間、受験勉強はやっていなかったわけですから・・・(学校の勉強はきちんとやっていたようです)。
山口の枕詞、『1日10時間勉強!』も彼女たちは素直に聞いて頑張っていました。
ちなみに以前にもブログで書かせていただきましたが、山口は実際のところ、本当に『1日10時間』勉強できるとは思っていません。
でもね・・・それを(どうせ1日10時間なんてできるわけないじゃん。1日24時間しかないのに。)と思うのと、(どうすれば1日10時間作れるんだろう??)と考えるのでは、学習に取り組む姿勢そのものもまったく変わってくると思いませんか??
彼女たちは自分たちで考えて、
『朝5時に起きてまずは1時間30分、単語と文法のチェックをする』
『学校までの移動の30分間はイディオムのチェックをする』
『学校では昼休みと放課の時間も全部勉強する』
『塾には18時までに登塾して、ラストの22時まで授業か自習』という生活を、受験が終わる最後の日まで続けていました。
口癖が『今までサボってきたから』『西高の子たちみたいに賢くはないから』でしたが、そんなことないですよ!
それを挽回しておつりが返ってくるくらい、彼女たちは濃密な1年間を過ごしたと思っています。
しかしながら、その道のりは決して甘くはありませんでした(続く)。