やる気はどこから湧いてくるのか?

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教室長ブログ

こんにちは!

 

『やる気はどこから湧いてくるのか?』

 

 

これはもう永遠のテーマですね・・・。

結論から言ってしまうと、1000人いたら1000通りの理由があると思いますし、どんなに小さくてもいいので、その火種はみなさんで起こすしかありません。

 

 

どんなに『あなたの将来に必ず活かせるから!』と言われても、興味のないカバディを頑張ろうなどという気にはならないでしょう(ガバディ好きな方、ごめんなさい!)

 

それが野球でもサッカーでも構わないです。

 

ある人にとってはとても興味深いものも、他人にとっては何の興味も持てないものだったりします。

 

 

そして勉強。

 

これはほとんどの中高生にとって、とても苦しくて興味を持てないものですよね・・・。

 

 

理由やきっかけは何でも構わないのですが、やっぱりそのスタートの部分は、みなさん自身で生み出さなければなりません。

 

どんなに不純な動機でもいいと思います。

 

例えば学年ビリを二度取ったことがある勉強大嫌いだった山口の最初のきっかけは、母親の『学年で10番以内に入ったらプレイステーション買ってあげる』でした。

 

本当に不純ですね(笑)。

 

 

当ブログに時々登場する宇宙飛行士の卵くんは、YouTubeで観た『宇宙一大きな惑星』の動画で名古屋大学工学部航空工学科に進むことを決めましたし、鶴中で300番台から最後には東京理科大学に合格した中学生の男の子は、何とか先生とかいう漫画で化学に興味を持ったのがきっかけでした。

 

 

ちなみに・・・。

 

当時宇宙で一番大きな惑星は『おおいぬ座VY星』と言いまして、何と地球の42万倍の大きさ!

ピンとこないかもしれませんが、この惑星を1周しようとすると、ジェット飛行機で900年かかるのだそうです。

この途方もないスケールの動画を観て、彼の心は揺さぶられたのでした。

 

 

ちなみに先日のブログで登場した、今年卒塾した『偏差値30台から一年で50超え』した女の子2人(無事2人とも合格しました)ですが、1人の女の子はカリスマショップ店員になりたい!という理由でしたし、もう1人の子は服が大好きで、大学でデザインや経営の勉強をしたいというのが原動力になっていました。

 

 

 

話を元に戻しましょう。

 

 

某CMでも言っているように、誰にでもやる気スイッチはあります。

 

ただ、そんな簡単に見つかるものではないです。

 

だから根気よく探していかなければなりませんし、お父さんお母さんの『勉強しなさい!』『あなたの将来のために言ってるの。』『こんな成績じゃどこにも行くところないよ。』などは、何一つ中高生諸君の心には刺さらないでしょう。

 

これらは全て、中学時代に山口が母親から言われた言葉でしたが断言します、これでやる気が出たことなんてただの一度もありませんでした。

 

 

もうちょこっとも心が揺さぶられることなんてなかったです。

あるとすれば、(本当にうるさいな・・・)と心理的にはマイナスの方で心が揺さぶられていました。

 

 

 

じゃあどうすればいいのか?

中高生たちは当然社会というものを経験していないので、勉強することや少しでもいい大学に進んでおくことが自分たちにどんなメリットをもたらすのか、分からないからまったくピンとこないのです。

 

 

ですので、勉強のやり方が分からない、またどうして勉強しなければならないのか分からない中高生諸君は、まずできることからでいいので何でも始めてください。

 

山口はブログでよく、『可能な限り前倒しした方がよい』と言いますが、それが全てではありません。

学年ビリを2回取ってしまった中学時代、自分は後に東大に合格することになる友人に学習方法を教えてもらったのですが、最初にやったのは『国語の教科書をひたすら書き取る』『英語の教科書も同じようにひたすら書き取る』『数学は3年生の内容ではなく、1年の四則演算と文字の計算を、ノーミスになるまでやる』、これだけでした。

 

 

これが何の役に立つの?・・・と思って友人に尋ねたところ、『難しいことはいきなりできるようにはならないから、まずは今山口君ができることを、全力でやってみて。それだけでいいから。』

 

と言われました。

 

いくら学年でビリの成績だった山口でも、ただ書くだけならできます(笑)。

 

ただ・・・楽ではなかったですね。

そしてなぜかものすごく自信がついたのを覚えています。

最初はただただ丸写ししていただけなのに、不思議と色んなことを考えながら書くようになっていました。

 

そしてなぜだか分かりませんが、たったの2か月で学年のビリから真ん中くらいまで成績が上がったのでした。

それからどんどん自信がついて、少しずつ少しずつ難しいことができるようになっていきました。

 

 

今にして思えば、教科書をひたすら書き取るという行為が、学力の向上に役立っていたとは思えないのですが、そこで実感した『自分にもできることがあるんだ!』という自信であったり、達成感というものが学習意欲の向上につながり、結果的に学力の向上につながっていったのかと思います。

 

最終的には学年300人くらいの学校で、10番前後をキープできるようになりました(内申点はあまり上がりませんでしたが・・・)。

 

 

さあいつも通り長くなってしまったのでまとめます!

 

中高生諸君、できないことを頑張る必要はないです。

いつか必ずできるようになりますから。

 

ただ、他の誰でもない、自分でやると決めたことは必ずやりきること!

それが例えば『単語を1日1個だけ覚える』でもいいじゃないですか。

『中学1年生の四則演算の計算を、ノーミスにする!』でもいいと思います。

『1日15分は必ず読書をする!』だけでも構わないと思います。

例えば『頑張って1週間に3日は塾の自習室に通う』とかでもいいんじゃないでしょうか?

そこから君の可能性が少しずつ広がっていきますから。

 

 

そしてそれが毎日できるようになったら、自分で自分を褒めて、どんどん自信をつけてほしいです。

 

ただし、厳しいことを言いますが、どんなに小さな目標でもよいので、自分で決めたことはやり抜くこと。

それすらやらずに、『○○大学にいきたい』とか『○○高校にだけは行きたくない』などと口にしてはいけません。

 

とにかく、まずはみなさんができることを1つ決めて頑張ってください。

そして自分に自信を持ってくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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