簡単に心の持ち方を変える方法
というわけで・・・。
本当に連日ブログを書けるくらい今は余力が有り余っています!
ほんの二週間前まではひぃひぃ言っていたのですが、新大学生はもちろん巣立っていきましたし、残った塾生たちも春休みということでほとんど自習に来ておりません。
まあもちろん、家でしっかりと計画的に学習してくれているなら何も言うことはないのですが諸君、こういうところでこそ人よりも頑張らないといけないですよ!(これは塾生かどうかは関係なく)。
よく山口は中高生を鼓舞するために、『1日5時間勉強』『1日10時間勉強』とか言うのですが、反応は2つに分かれます。
『10時間勉強するためには1日をどうスケジュール調整すればいいんだろう?』という生徒と、
『10時間なんてできるわけないじゃん・・・。』という生徒です。
もちろん、僕だって学校がある平日に『1日10時間勉強できる』なんて思っていません。
いいとこ5時間が精いっぱいでしょう(先日のブログで紹介した女の子は、早朝も勉強して7時間の学習時間を確保していましたが)。
でもね、『1日10時間も勉強できるわけがない』と思っている中高生諸君、土日や長期休みのときに勉強時間を作る努力をしていますか??
厳しい言い方をすると、『できるわけがない』と思っている生徒ほど、土日や長期休みのときもいつもと変わらないペースで漫然と1日を過ごしています。
もちろん、1日も休まず勉強してくださいなんて言うつもりはありませんが、もしもみなさんが高い目標を掲げているのであれば、それに見合った努力をするべきです。
・・・と偉そうに言ってしまいましたが、そんな山口が中学校の頃にそんなに意識高く日常を過ごしていたのかというと、まったくもってそんなことはありませんでした。
中3の夏までは、多分1日30分くらいしか勉強していなかったと思います。
当然成績は・・・本当にビリでした。
ではここからが本題です。
意識を簡単に変えていく方法です。
とりあえずやることはただ一つ、『ありがとう』と日々口にするだけです。
学習に限ったことではありませんが、思ったような結果が出せない生徒は、相対的に見て周囲に対しての不平不満が多いです。
『あの先生の授業は本当に分かりにくい』⇒(だから自分の成績が悪いのも仕方ない)
『うちのお母さんは本当に毎日勉強勉強とうるさい』⇒(だからやる気が出ない)
まあ事実かもしれませんね。
だけど仮に事実だとして、それは諸君の身の上にだけ起こっていることなのでしょうか??
同じ先生の授業を受けていて、90点や100点を取るお友達がいるはずです。
同じようにお小言がうるさいお母さんと一緒に過ごしていても、勉強を頑張っているお友達がいるはずです。
上の例のように思考がネガティブになってしまうと、勉強をする上でのプラスの動機は全て失われてしまいます。
(自分のせいではないから、結果が出ないのも仕方ないんだ)
これでは自発的に勉強なんてできるわけがないですよね?
だからどんなに辛くても、苦しくても他人のせいじゃなくて、全部自分に原因があると考えなくてはなりません(誤解のないようにお伝えしておきますが、これは卑屈になってくださいといっているわけではありません)。
自分に原因があると思える人は、何が足りなかったのか?何が間違っていたのかを客観的に考えられますから。
これは恥ずかしながら山口の実例を見るとよく分かります。
中3の夏前までまったく勉強していなくて、数学でひと桁の点数を取っていた山口。
後に東大へ現役合格する針本君に弟子入りします(今思えばマンツーマン指導ですね)。
2人で勉強しながら・・・
山口『○○先生の授業はいっちょんわからん・・・。』(○○先生の授業は全然分からない)
針本君(それには答えず)『この数と式と方程式の問題、ノーミスになるまでやってね。』
山口『針本君のお母さんは優しかね~。うちの母ちゃんはいつもいつもせからしか(うるさい、うっとおしいという意味です)。』
針本君『山口君さ・・・。ずっと不平不満ばかり言ってるけど、それで何かプラスになるの?○○先生の授業が分からないのは、山口君が今まで勉強をサボってきたからじゃないの??』
もうめっちゃ恥ずかしかったですね。
今書いてても恥ずかしいです。
これ・・・山口がビリだったのは先生や母親のせいでしょうか??
どう考えても先生や母親のせいじゃない。
間違いなく、やらなかった自分のせいなのです。
でもそう思うことはなかなか難しいこと。
だからせめて毎日、必ず誰かにありがとうと言ってみてください。
思っていなくてもいいです。
たったそれだけで、自分の心の在り方が変わっていくのが実感できます。
そしてもしこれを保護者様が読んでいらっしゃったら、ぜひぜひお父様お母様も、自分のお子さんに『○○してくれてありがとう』と伝えてください。
ご両親がやっていることは、子供は素直に受け入れられますし、それを自然なことと考えられるようになります。
そしていくら勉強をサボってきた本人が悪いとしても、『あんたが今まで勉強してこなかったのがいけないんでしょ!』などと言ってはいけません(笑)。
もうご存知だとは思いますが、それがどれだけ正論であったとしても、お子さんのやる気は下がることはあっても、上がることは絶対にありませんので。
大切なことは、そのやり方ではなく、お子さんが本当に心から、自分の意志で自分の弱点に気付き、考え方を変えていくことにあります。
ちょっと長くなってしまったので、続きはまたのちほど!