歴史に興味を持つ
当塾には歴史が大好きな塾生がいます。
特に日本史が大好きなようで、社会の点数は(山口の記憶が正しければ)97点以下の点数を見たことがありません。
先日の成績優秀者発表で紹介したDくんなのですが、お父様お母様の教育方針で、Dくんが興味を示したものには時間も労力も惜しまず、色々なところに連れていってあげているようです。
そしてこの時間は本当にDくんにとって尊いものになっていると思います。
例えばその旅行に丸三日間費やして、計72時間何の勉強もしなかったとしても、それでDくんのモチベーションが上がるのであれば、数学や英語を30時間勉強することよりも何倍も価値があると思います。
お父様お母様の話では、学年末テストの前に山口が渡した高校生用の日本史の参考書を読みふけっていたようですが、これもまったく無駄な時間ではありません。
もしここで、『その勉強は次の学年末テストには関係がないから、一切やらなくていい。』なんて誰かに言われたら、Dくんのモチベーションは上がるでしょうか?それとも下がるでしょうか??
答えは言うまでもないと思います。
とても大きな夢を持っているDくん。
でもまだ中学生ですから、またいつかそれも変わるかもしれません。
でもそれでいいと思います。
その度に、そのためにどんなことが必要なのかを、その都度その都度お話できればと思います。
こんにちは!
さあここから先は雑談です!
よく『歴史なんて将来使わないのに・・・』という悩みを毎年10回は聞く山口です。
でも考えてみて。
数学も理科も、大人になってから使うことなんてないぜ?(理系の職業は別として)。
もっと言えば、こんなに世間は『英語英語』と騒いでいるのに、社会に出て使うことなんてほとんどないです。
山口の場合、こうして英語の指導をさせていただく以外は、ニュージーランド出身の友人ベンとたまに英会話するくらいのもんです。
そう考えていくと、よっぽど歴史の授業の方が社会に出てから役に立ちます。
昔の人の英知はみなさんが生きていく上できっと役に立ちますから。
しかしかくいう山口も、高校のときに日本史を選択して地獄を見ました。
何せ興味がない(笑)。
日本史を選んだのも、(世界史だと世界中のことを勉強しないといけないけど、日本史なら日本のことだけ勉強していればいいからな~)という本当に愚かな理由からでした。
そんな山口を見かねてか、ある日家に帰ると部屋に『お~い!竜馬』という漫画本が全巻おいてありました。
ほとんど教育には口を出さなかった父親が買ってくれたのでした。
ちなみに今でも持っています。
結論から言うとめちゃくちゃ面白くて、あんなに興味がなかった日本史を、真剣に勉強したいと思えたのでした。
ちなみに昨今、坂本龍馬が成し遂げた偉業の数々は嘘だったという説があり、山川の教科書から消えるかもしれないと言われていましたが、正直そんなの関係ねー!
いや、もちろん薩長同盟にしても船中八策にしても龍馬がやったと言われている数々の偉業を、本当は別の人がやっていたのだとするならば、その事実は明らかにしなければならないと思うのですが、自分にとってはあんなに苦痛だった日本史を頑張る気にさせてくれたというだけで、今も変わらずスーパーヒーローなんです。
おかげさまで何とか、最後の最後は日本史が得意教科になってくれました。
みなさんきっと社会を学習していて、『こんな細かいことを丸暗記して、何の役に立つんだ!?』と思ってると思います。
でも違うんです。
確かに山川の教科書や資料集は読むのも学ぶのも骨が折れますが、一生懸命歴史を学ぼうという姿勢から色々なことが学べると思うのです。
それは先人たちの生きていくための知恵だけではなく、情報を整理する力であったり、その情報をしっかりとまとめていく力であったり、学んで損するなどということは絶対にないはずです。
だからきっかけは何でもいいので、ぜひぜひ社会という教科に興味を持ってほしいなと思います。
ちなみに今年、たまたま偶然ですが龍馬の誕生日に訪れた亀山社中です。
いや・・・なんかね、もちろん史実に忠実であることは大切だと思うんですが、歴史ってロマンだと思うんですよね・・・。
だから個人的には、龍馬の名前や足跡はずっとずっと残ってほしいなと思っています。
本日も最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。