精読に興味のある方だけがお読みください!(続き)

さてそれでは続きです!

・・・と言っても残りはそんなに難しくないので、リラックスして読んでくださいね。

 

 

 

前回のブログでこの文章の主語と主節動詞が特定されました。

 

The openness(主語) of the United States to the outside world has given(主節動詞) American education a global reach unmatched by any other country.

 

 

 

 

主語、主節動詞ときたら・・・そう、次は目的語ですね!

 

ここで先ほどのブログで登場した短文を思い出してください。

 

②My mother gave me a new watch.

 

 

 

 

これはすっと訳せると思います。

きちんと英語の語順で、

『私の母は与えた(何を?) 私に 新しい時計を』と訳しましょう。

 

 

ここで押さえておくべきルールは、中学2年生で学んだ『give +人+物』という形です。

必ず目的語を2つ取るよ、ということですね(第3文型や受け身はさておき)。

 

ここで本文を見ると、ちょっと分かりにくいですが、確かにhas given の後に名詞が連続していることが分かります。

 

The openness of the United States to the outside world has given American education a global reach unmatched by any other country.

 

人=American education

物=a global reach

 

ですね。

 

 

さあつまりこういうことです!

この見た目難しそうなこの文章も、実は

②My mother gave me a new watch.

とまったく同じだということ!

 

赤字だけを抜き出してみましょう。

 

The openness  has given American education a global reach.

My mother        gave              me                 a new watch.

 

 

訳すと、『開いていることが与え続けてきた、アメリカの教育に、世界的な勢力を

 

となりますね。

さあ後は赤字の部分に、黒字部分をしっかりとかけてあげるだけです。

 

The openness of the United States to the outside world

=アメリカが外の世界に開かれていることが

 

 

a global reach unmatched by any other country

=他のどの国にも並ばれることのない世界的な勢力を

 

 

となります。

つなげて日本語の語順に直すと、

『アメリカが外の世界に開かれていることがアメリカの教育に、他のどの国にも並ばれることのない世界的な勢力を与え続けてきた。』

 

 

 

 

ふ~・・・授業だとこれ、本当に15分くらいで解説終わってしまうんですけどね・・・。

文字で伝えるのは難しいし、本当に大変です。

 

 

ただ先のブログの冒頭で述べました通り、偏差値が65以上あったり、英検準1級くらいの長文が苦も無く読めているのならば、特にこんな細かいことはやらなくてもよいと思います。

本当に感覚で読めてしまう人もいますしね!

 

 

ただみなさんが、一生懸命単語を覚えているのになかなか長文が読めるようにならない・・・、速読に何度も挑戦しているけどなかなか成果が得られない・・・そんなみなさんはぜひ一度回り道をしてください。

 

そして思ったよりも、その回り道は大変でないことが実感できると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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