英単語が覚えられない・・・

今月の『プレジデント』が取り上げている内容がなかなか興味深かったです。

 

『大異変!高校・大学の実力全国ランキング2019』

 

 

ちょっと内容的には眉唾なところもあったりするのですが、きちんと数値化されていて、概ね正しい内容ではないのかなと思いました。

 

ちなみに、『大企業社長』『大企業女性役員』『起業成功』『人気企業就職』・・・など様々なカテゴリーに分けてランキング化しており、中には『私が結婚相手に求める大学レベル』なんて下世話なものもありました(笑)

 

 

なお、全てのカテゴリーにおいて他を圧倒していたのは『早稲田』『慶應』でした。

もうほぼ一人勝ち状態です。

 

(あれ??東大はじめとする旧帝大は・・・??)と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、東大生は国家公務員の割合が高いため、このカテゴリーではあまり順位が伸びなかったようでした。

 

ちなみに地元の雄、トヨタ自動車やデンソーなどは名古屋大学が1位となっていました。

 

 

さて、よく『今は学歴社会ではない』と言いますが、残念ながらそうではありません。

もちろん、きちんと中学生のころから綿密に計画を立てて、地元の工業高校に進学しトップの成績を取り、中部電力やデンソー、TOENECなどに就職していくしっかり者もいますが、それこそごく稀です。

 

 

漠然と考えている生徒も中にはいるかもしれませんが、ほとんどの中高生ははっきりと自分がどんな仕事に就くのか、イメージができていないと思います。

でもそれは問題ではありません。

社会に出ておらず、社会経験を積んでいない中高生が、自分がどんな仕事をしたいのかイメージができていなくても、それは仕方のないことです。

 

だからこそ学歴です。

 

学歴は資格です。

一生ついて回りますし、人生の節目節目で必ずみなさんを助けてくれます。

 

今やりたいことがないというのであれば、あまりポジティブには考えられないかもしれませんが、とりあえず少しでもいい大学に進んでください。

 

大学に進んで、いろいろな社会経験を積みながら自分の職業を考えるのもいいですし、その後もし、自分の就いた仕事が思ったようなものではなく、転職したいと思ったとしても、学歴さえあれば何とかなるのです。

 

よく、学歴をあまりよいイメージで捉えていない方々もいらっしゃいますが、はっきりとそれは間違いです。

数十分足らずの面接で、何百人もの学生を評価・査定する立場の企業の人事からすれば、学歴ほど便利なツールはないのです。

 

まず学歴に目が留まり、その次に4年間、あるいは6年間みなさんが何を学んだのかを見られるわけです。

ですからみなさん、特に具体的な目標がないのであれば、少しでもいい大学に進んでください。

ミーハー感覚でいいですよ!

 

早稲田大学、なんかかっこいいじゃないですか。

G・MARCH、関関同立、なんかおしゃれそうじゃないですか。

もちろん、国公立大学は言うまでもなくいいですよね。

 

入口はそんなのでいいです。

とにかく今、何となくの目標しかないのであれば、今すぐ具体的な大学を選んでみてくださいね!

 

 

・・・・て違う!

今日はそんな話じゃなかった・・・。

 

 

 

 

それでは長くなってしまいましたが、本題に入ります。

それは『英単語が覚えられません・・・』というもの。

 

ま~長いことこのお仕事をさせていただいておりますが、この悩みは尽きることがありませんね。

でもいきなり厳しいことを言わせていただきますが、ほとんどの場合がただの『努力不足』です。

 

塾生と保護者のみなさまはご存知の通り、山口まったく厳しくありません。

そんな山口ですが、『暗記する』『復習をきちんとやる』、この2点については厳しいです。

 

もしも目の前の生徒が授業の内容を理解できていないとすれば、それは8割強教える側に問題があると考えています。

特にうちはマンツーマンですから。

生徒のやる気がよほどない場合を除き、生徒の理解度の責任はほとんど教える側にあります。

 

 

ただし『暗記する』という単純作業がやり切れていないのは、ただ単に生徒の努力不足です。

 

『単語がどうしても覚えられないんです・・・』という生徒に、『じゃあどれくらい頑張ったのか、痕跡を見せて』と尋ねると、ほとんどの中高生は『えっ・・・!』という反応をします。

 

 

で、どんな勉強をしているのか聞いてみると、市販の単語帳を隙間時間に眺めていると言います。

あと申し訳程度にノートに書いてみたとか。

 

はっきり言いますけど、甘いです。

 

もう全然、コメダ珈琲のシロノワールくらい激甘ですよ。

 

 

もちろん、単語帳を眺めているだけで覚えてしまう中高生もいます。

でも、そのやり方じゃ覚えられなかったんでしょ??

 

だったらやり方を変えなきゃ。

・ノートを埋め尽くすくらい書く

・学校の授業や模試で取り組んだ長文と和訳を見開きでノートに貼り、完全に理解・暗記できるまで音読する

・自分のニガテな単語は覚えるまで100回でも200回でも声に出す

 

 

ここまでやったのかどうか聞くと、100%そこまではやっていないという答えが返ってきます。

 

君たち・・・甘いって!

 

『単語帳を眺めてみました』『とりあえず3回書いてみました』それは本当に”とりあえず”やっただけ。

それで覚えてないんだから、自分を追い込まなきゃ。

 

 

何度も言いますが、単語の暗記なんて人それぞれです。

本当に単語帳眺めただけで覚えてしまう超人も中にはいるんです。

でも自分がそんなタイプじゃないと分かったら、努力をしなきゃ。

 

そして単語の暗記なんてのは、『理解する』という過程がないので、本当に単純に『どれだけ地道に努力したか』だけです。

 

で、やってみれば分かりますが、その気になれば単語を100回暗唱するなんてのは5分もかかりません。

2、3分ですよ??

 

で、『英単語が弱い』と自覚している中高生(特に高校生)は、一日に単語だけで最低でも1時間は割くこと!

さらにどんな単語でも、1秒以内に意味が出てくる状態を目指してください。

 

dogを見たり聞いたりして、『犬』がすぐにイメージできるように、unanimousを見たら『満場一致の~』をイメージできるよう、何度も反復してください。

 

(なんで山口こんな単語単語うるさいんだ??)・・・と思うかもしれませんが、大学受験は英単語暗記で決まるんです。

もちろん、授業でやっているような、『精読』『文法学習』『多読速読』はとても大切なのですが、単語の暗記なんてのはやって当たり前の話。

 

単語を覚えないなんてのは、バットを持たずに打席に立つようなものです。

もしくは、卓球のラケットで大阪ナオミ選手に勝てといっているようなもの。

もしくはラクロスの・・・(キリがないので自粛します)

 

とにかく、単語の暗記ばかりは授業云々ではなく、みなさん自身が頑張るしかありません。

しんどいかもしれませんが、自分を徹底的に追い込んでくださいね!

 

そんなわけで、今日も一日頑張りましょう!

 

 

 

 

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