私立大合格者『大量減』の衝撃

先日よくお話させていただくお母様からこんな言葉をいただきました。

 

『山口先生、サービス精神旺盛なのはうれしいんですけど、ブログでお話し過ぎなのでは・・・。』

 

お母様心配しないでください。

山口確かに毎日毎日大量にブログを書いていますが、ほとんど雑談です。

肝心の本当に大切なことは、通ってくれている塾生達と講師たちにしかお話しておりません。

 

そうじゃなきゃ、お月謝を払って当塾に来てくれている大切な塾生たち、引いてはお母様お父様方に申し訳が立たないってもんです。

昨日の『英単語の暗記の仕方』、なんてのもネットで検索すればゴロゴロ出てきます。

 

よく山口がブログでネタにしている『英語の返り読みが及ぼす悪影響』についても、似たような情報はたくさん溢れかえっています。

それをどう具体的に指導に反映し、塾生たちの成績を伸ばすかについては、一度もネットでご紹介したことはありません。

それはやはり当塾を選んでくれた、みなさんのためだけのスペシャルじゃないといけないですからね!

 

『偏差値40⇒70超え』『中学生で英検2級取得』『早慶上智、GMARCH、関関同立合格』『学年10%以内の生徒多数』、FIX独自の指導メソッドは門外不出ですのでご安心ください!

 

さて、そんなわけで今日も雑談です。

雑談ですがこれは本当に深刻な問題ですね。

 

https://dot.asahi.com/dot/2018081400067.html

 

※もしリンクに飛べなかったら、タイトルの【私立大合格者『大量減』の衝撃】で検索をかけてみてくださいね。

 

 

一昨年前から始まった『首都圏私立大学の定員厳格化』問題ですね。

要は地方の大学が経営難のため、関東圏・関西圏の私立大学の合格者定員数を厳格化が進んだのです。

 

分かりやすく言うと、私立大学の合格者は国公立や上位大学に流れていく傾向にあったため、定員よりも大幅に多く合格者を出していたのです。

その結果、地方の私立大学を受験する生徒が激減、経営難に陥る大学が続出したため、人気のある大学に対して『定員以上に合格者を出したら補助金出さないからな!』と、文部科学省が圧力をかけたのです。

 

・・・まあ~自分たちは我が子を裏○入学させたり、接待を受けたりと悪事に余念がなかったのに、民間にはこんな理不尽な圧力をかけるなんて。

 

いや、理不尽だと思いませんか??

正直なところ、地方に私立大学を建てた理由って、そこで勝負していけると思ったからだと思うんですよね。

それで受験生に選ばれなかったのは、ただ単に大学側の努力不足で、選んでもらえるような魅力を作れなかったからだと思うんです。

 

なぜその煽りを主役である受験生たちが受けなければならないのか・・・。

 

人気のある大学の定員を締めあげて、地方に流れさせるというのは、抜本的な解決にはなっていません。

そんな理由で、不本意な思いで地方に進んで行った学生は、(本当は○○大学に行きたかったんだけどな・・・。)と思いながら貴重な大学4年間を過ごすことになってしまいます。

 

 

ただね、それをブーブー言っても始まらない。

全国民が立ち上がればまた話は別かもしれませんが、よほどのことがない限り、少なくとも今から数年はこの事情は変わらないわけです。

だったら、こちら側がその条件でも志望大学に合格するような対策を立てるしかありません。

 

それに条件はみな同じですからね。

 

そしてこれらを踏まえてですが・・・。

 

今の高校2年生、君たちは一番きつい世代なんだと自覚してください。

今の高校1年生からセンター試験がなくなると言われていますが、それはみな同じ条件だから構わないのです。

みな手探りです。

 

手探りながら、すでにいくつかの高校では4技能対策が始まっているようです。

英検はもちろんですが、G・TECやteap、IELTSやTOEFL対策をしているところもあります(逆に4技能対策をしていない高校は、非常に危険です)。

 

ただ、今の高校2年生のみなさんは当然そんな対策はしていませんし、これからもすることはありません。

つまり、浪人ができないのです。

浪人すると、今の時点でみっちり4技能対策をやりこんできた今の高校1年生達と戦わなければなりません。

 

これは無謀です。

もちろん、文部科学省の計画倒れで、うまく4技能が入試に反映されなかった、なんてことになれば話は別ですが、そのどうなるか分からないような話に自分の人生を賭けるのは、あまり賢い選択とは言えません。

 

『私立大学の定員厳格化』『現高校1年生のセンター試験廃止による、試験制度の大幅変更』、この2点を本当に自覚し、危機感を持てているかどうかで1年半後の合否が決まります。

 

『行きたい大学に行きたいから、親にお願いしてもう1年頑張る』、なんて選択肢はないものと思ってください。

 

そんなわけで、当塾の塾生でも高校2年生にはとりわけ厳しく接しています。

 

もうA判定なんてものはあてになりません。

それは愛知県でも同じですよ?

対岸の火事などとは思わず、ご自身の人生なのですから、何が足りなくて、何が必要なのかは真剣に向き合わなくてはなりません。

必要なことは全てお伝えします。

しかし、それを実際にやるのはみなさんです。

 

お父さんやお母さん、学校の先生や友人、そしてもちろん私たち塾講師も、君たちに代わって頑張ることなんてできないんです。

君たちが頑張らないと!

 

・・・と、もう少し書きたいことがあったのですが、そろそろ授業準備に入りますので本日はこの辺で・・・。

 

 

 

 

 

 

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