なぜだか勉強に関しては何とかなると思っている受験生が多いようですが・・・

カテゴリー :

雑談

こんにちは!

 

定期的に似たような話ばかりしていますが、みなさんは周りの友人が突然、『おれ、甲子園行きたいから、今から野球頑張る!』なんて言い出したらどう思いますか??

 

あ、ちなみに学年は高校2年生とか3年生です。

学校だってとりわけ野球が強いわけではない高校です。

彼の目標はかなうでしょうか??

 

もちろん、可能性はゼロではないですよね。

しかしその彼がこう付け足します。

 

『でもさ、おれきついの嫌いなんだよ。だから何とかして練習せずに甲子園行きたいんだ。』

 

その瞬間にあなたはこう思うでしょう。

(あ、なんだ・・・ジョークだったんだね)と。

 

もう冗談ですよねこんなの。

甲子園に行く連中ってのは、もちろんその道筋は人それぞれですけど、ほとんどは過酷な道を選んで頑張ってきた高校生ばかりです。

小さなころからリトル、シニアでみっちり頑張ってきて、スカウトの目に留まって大阪桐蔭にいくような子だっているでしょう。

残念ながらそこまでにはなれなかったけれども、自分の意志で甲子園に出るための条件を模索し、東北や中国・九州地方の強豪野球私立を選択する球児だっているでしょう。

 

そこに行ったってさらに競争が始まります。

もう全員野球漬けで頑張ってきたライバルたちばかりで、全員中学の頃は『エースで4番』だった子しかいません。

もちろん全寮制、学校の授業は昼までで、そこからは夜の22時まで、ナイター設備が整った施設でみっちり練習なんて高校もあるんです。

 

その中で競争を勝ち抜き、さらに県予選も同じようなライバル校を相手に勝ち抜いたチームだけが、甲子園のグラウンドに立てるのです。

(もちろん、今年の三重県の公立高校のように、限られた環境で甲子園出場を勝ち取るチームもあります)。

 

ただいずれにしても、『きつい練習が嫌いな高校生が、高校2年生から練習をスタート』させて出れるほど、甲子園は甘くはありません。

そんなこと、いちいち山口が説明しなくても、わかると思いますが・・・。

 

野球じゃなくても、春高バレーでも、サッカーの冬の選手権でも、バスケの国体でもテニスでも何でもいいんです。

目標の高さは違えど、結果を残そうとしたらそれ相応の努力をしなければならないことは、簡単に想像がつくはずです。

 

 

当たり前ですが受験だって一緒。

というより、受験はもっとシビアなんです。

 

今の教室ではほとんど聞きませんが、前職では『めちゃくちゃ頑張ってるのに、成績が上がりません』という生徒の声をたくさん聞きました。

しかし厳しい話、それは頑張りが足りないだけです。

 

一日に10時間勉強しようが20時間勉強しようが関係ありません。

偏差値であったり、受験の結果というのは、みなさん個人の頑張りも当然のことながら、『周りがどれだけ頑張ったか』が重要なファクターとなるからです。

 

君が死に物狂いで勉強して、総合点で89%取ったとしても、その他全員が90%以上得点したら『不合格』なんです。

もちろん、偏差値だって50を切ってしまいます。

 

偏差値や志望校合格なんてのは、周りも含めての相対評価、『ぼくは(わたしは)こんなに頑張ったなのに・・・。』なんてのは、選ぶ側からすれば何の関係もないのです。

 

 

『だから高校2年生、3年生だと間に合わない』なんてことが言いたいわけではないのです。

事実山口ですが、高校3年生の夏休みまでは偏差値40前後をうろうろしていましたが、最終的には関関同立は合格できました(正確にはなぜか関学には落ちましたが・・・)。

 

ただ、偏差値40とは言っても、その時点でターゲット1900は丸暗記していましたし、自分で言うのももなんですが結果がでていなかっただけで、一日10時間以上は余裕で勉強していました。

 

当塾で定期的にご紹介させていただいている成績優秀者だってそう。

頑張ったのは塾じゃありません(もちろん、私たちは塾生たちの成績を上げるために、毎日努力していますが)。

 

飽くまでも、『彼らが頑張ったから』なのです。

 

よく当ブログで登場する、某私立高校に通う1年生の男の子。

総合偏差値は65を超えていて、間もなく70に到達するかなというところですが、彼は毎日毎日自主的に始発の電車に乗って、誰よりも早く学校に到着し勉強しているのだそうです。

事実、朝教室を出るときに、何度か駅に走っていく彼を目撃しています。

 

某難関私立高校を目指している中学3年生だってそう。

あまり詳しくは書けませんが、当塾の社会人講師の授業を週2~3ペースで受験しており、ついに先日は『岡崎高校A判定、刈谷高校AA判定』という最高の結果を出しました。

 

その他にも、先日ブログで紹介した『学年1位の中学生』『西尾高校で総合3位の高校1年生』『刈谷高校で上位をキープしている高校1年生』『現在中学2年生で英検準2級に挑戦している男の子』など、結果を出している塾生はたくさんいるのですが、当たり前の話『彼らが頑張ったから』結果が出ているのです。

 

 

至極単純な話ですね。

 

もちろん、頑張っても頑張ってもなかなか結果が出ない『山口タイプ』もいるでしょう。

でも、そんな『山口タイプ』こそ、諦めてはいけません。

 

周りがみんなバカにしてもいいです。

笑われてもいいんです。

 

君自身が諦めなければ(正しい学習方法で)、100%結果は出ます。

 

ただし、君自身が諦めた瞬間に、君の第一志望は消えてしまいます。

あと、本当は足りていないのに、自分の努力のラインを勝手に決めてしまった場合。

 

山口は普段ブログで『1日10時間!』なんて言ってますが、はっきり言って適当です。

そんなもの、人によってそれぞれでしょう?

ネットで不特定多数に発信しているから、『1日10時間』と言っているだけです。

 

 

小学生の頃から毎日毎日きっちり3時間、欠かさず勉強してきて、模試の結果も『A判定のみ』なんて受験生には、『これからも継続してそれを続けてね』と伝えます。

ただそんな連中は、周りに言われなくても勝手に『1日10時間以上勉強』しているんですけどね・・・。

 

逆に偏差値が40くらいで、第一志望との目標が5以上離れている、もしくは模試の結果がC判定未満の受験生には、『1日10時間じゃとても足りないから、睡眠の7時間以外は全て勉強して』と伝えると思います。

 

何度も言いますが、『毎日コツコツ勉強してきた連中』が甲子園に出ている子達です。

彼らと同じ土俵で戦おうと思うのならば、君の価値観で決めた『これくらいかな?』という勉強は、全く持って無意味です。

 

2年間、3年間、あるいはそれ以上の時間でつけられてしまった差を、相対的に客観的に学習で埋めなければならないのですから、『質にも量にもこだわって』残りの時間を過ごさなければなりません。

 

 

君の第一志望だよ??

僕ら塾講師の第一志望じゃない。

 

受けるのは君。

学校の先生も友達も・・・親ですら君の代わりを務めることはできない。

だったら君が頑張らなくてどうすんの??

 

偏差値を上げるだの志望校合格だのは大変だけれども、仕組そのものは至極単純。

 

『頑張った分だけ結果が出る』

 

逆にどんな事情があろうとも、結果が出ないのは全て『自分自身のせい』。

 

そう思って日々勉強に取り組んでほしい。

 

そもそもこの期に及んで、『何か別のもののせい』にしてしまうようなマインドの持ち主が、効果的な学習をできるはずもないでしょう??

 

勉強じゃなくてもスポーツの世界でも、一流のアスリートほど結果が出なかったときに、『自分の練習不足のせいです』と答えるでしょう。

『コーチのせいです』『環境のせいでした』なんて言葉を聞いたことがあるかい??

 

絶対にないはず。

 

だからもしも、今自分に何かが足りない、今までサボっていたけどこれから変えていきたいと思うのであれば、ぜひとも『マインド』から変えてほしい。

 

そしてそれは今この瞬間から。

明日からじゃないよ??

今日のこの瞬間から取り組んでほしい。

 

 

あ・・・散々長くしゃべってしまいましたが、講師のキャパシティの都合上間もなく『高校3年生』は締め切らせていただきます。

体験授業は随時受け付けております。

 

君にやる気があるのであれば、たとえ高校3年生で残りの時間が短くても、英語に関して言えば偏差値を10以上上げてみせます。

 

ただし、やる気だけは持ってくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Monthly Archives

月別記事