速報、偏差値47⇒72! (続き)
さて続きです。
単語さえ覚えてしまえば、『センター試験で7割は取れる』という話をしましたが、それでも単語学習に本気で取り組めない中高生を多く目にします。
理由は簡単で、『地味で大変でしんどい』からです。
『昨日必死になって覚えたものが、次の日にはすっかり抜け落ちてしまっている』
これが起こると(じゃあ昨日一生懸命やったのは何だったんだ!?)が積み重なって、次第にやる気がなくなるのです。
でもこれは、いったん『脳ってそういうものだから』と理解するしかありません。
学習塾御用達の『エビングハウスの忘却曲線』ですね。
これを見れば分かる通り、私たちはどれだけ必死になっても、1時間もすれば半分以上忘れてしまっています。
どんな天才でも。
よっぽど興味があったものは覚えているでしょうけどね。
でもまあ、単語や元素記号、数学や物理の公式が好きで好きでたまらない、なんて人はあんまりいないんじゃないかと思います(笑)。
一説によると、人間は見たもの聞いたものを全部覚えていると、脳がパンクしてしまうのだそうです
だから都合の悪いもの、興味のないものはどんどん忘れるようにできていて、正常な状態を保つことができるのだそうです。
だったら克服する方法は簡単で、何度も何度も反復したり、読むだけではなく『声に出す』『書く』など五感を総動員して覚えるなどの工夫が必要になります。
断言します。
そこまで努力すれば、どんな脳みそだって覚えます。
アラフォーの山口が100%覚えられるんですから。
ちなみに山口、30秒前にやろうとしたことを忘れてしまうくらい、脳の能力は低いです。
厳しいことを言えば、『英単語が覚えられません・・・。』なんていうのは『自分は努力してません』と言っているのと同じです。
不思議なことにですが、中高生問わず、『英単語や古文の単語、社会が覚えられないのならなりふり構わず書いてみたら??』
伝えてみても、なかなか行動には移せないようです。
しかしながら、受験生になると、こちらが何も言わなくてもみな一心不乱にノートに書きなぐり始めるのです。
『書いても覚えられない』という中高生はたくさんいますし、実際のところ山口自身も『ただ闇雲に書くだけ』ではまったく意味がないと思っています。
だから『まずは単語帳を見て覚える』⇒『それで覚えられたものはOK、覚えられていなかったものは赤ペンでチェックを入れておく』⇒『赤ペンのチェックが入っていなかったものは100回音読』⇒『それでも覚えていなかった単語は、発音しながら5回書く』
こんだけやれば誰でも覚えます。
で、この話をすると、やってもいないのに『そんな時間ないです』と返ってくるのですが、実際にやってごらんなさい。
これを全力でやってもせいぜい1時間くらいです。
昨日までの分の復習を入れても2時間くらいのもんです。
・・・というとこれまた、『いや、他の教科も勉強しないといけないし・・・』と返ってくるのですが、そんなことは分かっています。
でもですね。
結局のところそう言っていた生徒たちが、3年生になると一心不乱にブツブツ単語をつぶやきながらノートに書き取り出すのです。
もうそのころには『1日1~2時間』なんかでは収まらないので、『3時間』くらい時間を割かざるを得なくなります。
受験を控えて『数学も』『国語も』『社会2教科も』『理科も』やりたいと思っているときに、英単語の暗記なんてやりたいと思いますか??
その時期こそ、『そんな暇はない』ないのです。
だから早めに面倒くさい『英単語の暗記』をやりつくしてほしいのです。
そして昨日のブログでも紹介しましたが、Rくんの例で分かるように、英単語はやりさえすれば必ず成績は上がるのです。
必ずですよ??
必ず上がることが分かっているのに、やらない理由がまったく分かりません。
で、ついでにですが、ターゲットやシス単というのは、入口の単語帳です。
G・MARCHや関関同立以上の大学を志望している生徒は、さらにこういった単語帳をやっていく必要があるのです。
難関大御用達の『リンガメタリカ』
こちらはイディオムの問題集
やることは腐るほどあって、欲を言えば難関大を目指している高校生には、少なくとも『ターゲット』レベルの単語帳は、2年生の夏までに一通り終わらせておきたいのです。
他教科もあるからこそ。
ネットで調べればいくらでも出てきますが、英語は最も時間がかかる教科なのです。
文系は言わずもがな、理系の生徒諸君も・・・、いや、理系だからこそ、面倒で時間がかかる英語は早期に終わらせてしまってください。
3年生になったら物理や化学、数ⅡBでがっつり時間取られちゃいますから・・・。
そんなわけで今日も一日頑張りましょう!