高校時代に大失敗したこと
これだけ長く生きていると、本当にたくさんの大きな失敗をしてきたのですが、その中でもこれは大変だったという大失敗を一つご紹介させていただきます。
それは高校3年生のときの体育祭と文化祭です。
結論から言うと、山口は両方不参加でした。
もう最初から不参加でしたので、いわゆるその二大行事の準備と言われるものも当然全て不参加、それらをそっちのけでひたすら『ターゲット1900の丸暗記』と『富田の英文読解100の原則』『土屋古文』『日本史一問一答』を体育館の裏でひたすらやってました。
結果として・・・高校3年生の6月時点で偏差値40だったのにも関わらず、同志社大学と立命館大学には合格できたので、受験的には悪くはなかったと思いますが、思い出的には0点でした。
ですから卒業アルバムにも山口はほとんど写真が載っていませんし、たまに同窓会のようなものに参加しても、話についていけないときがあります。
しくじり先生。
これはまさにしくじり先生ですね!
ただし自分は、体育祭や文化祭に不参加だったことはまったく後悔しておりません。
それがあったから、第一志望には落ちたけれども、自分にとっては上出来とも言える結果が出せましたし、後悔などあろうはずもありません。
そんなの自分で決めたことですし、自分のせいですから。
今あの瞬間に戻っても、きっと同じ選択をすると思います。
それに・・・。
体育祭や文化祭に120%力を入れていても、京大や九大、早稲田などに合格していった同級生もいましたし、やるやつは何をやっていても結果を出すんです。
ちなみに体育祭でリーダーをやっていた友人に、どうやって両立しているのかを聞いたことがありましたが、『その期間は1日3時間しか寝ていなかった。』と返ってきました。
準備に追われた分は、睡眠時間を削って勉強していたんですね(ちなみにその彼は陸上部のキャプテンで、最後は早稲田大学に合格しました)。
後悔があるとすれば、1,2年生の頃に誤った学習法のために、まったくといっていいほど無駄な時間を過ごしてしまったこと、そして何よりも、高校の2年間という貴重な時間をサボってしまったことですね。
つまり、全て身から出た錆なんです。
・・・で高校3年生の諸君、本当に毎年のことなので心配で心配でしょうがないのですが、これから体育祭や文化祭の準備に追われる日々が続くと思います。
しかし自分の行動には責任を持ってください。
これまでもサボってきた ⇒ だけど最後の体育祭と文化祭は頑張りたい ⇒ 学習時間が減ってしまう・・・。
その結果、8か月後に深刻な結果が出てしまっても、それは君自身のせいです。
誰のせいでもありません。
だからといって、山口のように『参加してはいけない!』と言っているわけではありません。
しっかりとやるべきことはやらなければなりませんし(もちろん勉強ですね)、優先順位はどちらなのかということをしっかりと考えてほしいのです。
もし君が、高校1年生の頃から平日3~4時間 土日は5~6時間勉強してきていて、しっかりと学習貯金ができているのであれば、存分に青春を謳歌する資格があるでしょう。
ただし、今までもサボってきた ⇒ 模試の結果もかなり厳しい(C判定以上がない) ⇒3年生になっても学習の進みがよくないというのであれば、何かを犠牲にしなければなりません。
それでも、『いや、わたしは思い出や友情の方が大切だから。』というのであれば止めはしませんし、それはそれとして実際に大切にするべきだと思います。
でも水を差すようですが、それは一過性のものですよ??
大切なもの(受験生にとってはもちろん勉強です)をおろそかにして、好きなことに興じる仲間というのは、5年もせずに連絡が途絶えます。
せいぜい成人式くらいまです。
本当に大切な友人というのは、苦境を共に乗り越えた仲間だけです。
これから3年生は忙しい時期に入っていきますが、何を優先するべきか、常に考えて行動してください。
君たちには時間が残されていないのですから。
そして1,2年生のみなさんは、3年生で少しでも色んな活動に参加できるように、今の内からしっかりと学習を積み上げていってください。
・・・。
・・・というわけで今14:10なのですが、自習に来ているのが高校1、2年生の3名(西高生、刈高生、岡高生)。
いや、もちろん学校で補習があったり、図書館なんかで勉強しているのかもしれませんが、3年生諸君!
本当に今年の3年生は厳しいんですって!
ここ5年でどんどん難化してきていて、今年が最も厳しいと言われているのに、そんなことでどうするの!
学校行事の準備は参加してもいいので、せめてターゲットの一つでも持って、単語でも覚えながら頑張ってください!