穴があることは弱点ではありません!(現役高3生は今から伸びます)
昨日山口が担当させていただいている高校3年生の女の子の面談でした。
お父様とお話したのですが、受験の話は開始5分くらいで終わってしまい、たまたま偶然音楽の趣味ががっちりはまってしまいまして、残りの40分は音楽の話したしませんでした(笑)。
でも正直な話、彼女については受験の話はする必要がなかったんですね。
一番肝となる英語は、現段階でセンター試験の過去問を3回連続で9割近く取っていますし、本人の志望校のことを考えると、後は残りの期間でしっかりと日本史を仕上げるだけです。
ご本人の志望校で唯一ネックであった古文も、夏休みの夏期講習で仕上げていたので、今回の冬期講習で何かをやる必要もありません。
強いて言えば、現代文はやったほうがいいかもしれないなとは思いましたが、とても学習意欲が高いお子さんでしたので、『正直冬期講習はどちらでもよいです。』とお伝えしました。
しかしながら彼女の場合、決して学力の伸びが常に堅調というわけではありませんでした。
むしろ遅い方ではありましたが、それは彼女の弱点ではありません。
なかなか結果が出なくても、地道に地道に積み上げるという才能を持っていたので、受験には必ず間に合うと確信していました。
最初の入塾面談はかれこれ2年ほど前になるのですが、当初はお母様とお話させていただき、『学習習慣が全然ないので不安です・・・。』とおっしゃっていたのがウソのようですね。
まだ終わったわけではありませんが、本当によく頑張った塾生の1人です。
よほどの体調不良とかがない限り、本番でも9割近く取ってくれるでしょう。
さて本題に戻ります。
だからと言って『もうセンター試験も本命も大丈夫なんで、あとは勉強しなくてもいいですよ。』などとはもちろん言っていません。
『しんどいけどこれまで通り、平日は5時間土日は10時間勉強するように。』と伝えています。
勉強とは、一生かかっても終わり切ることがないくらいにやることがあるので、当たり前の話ですがやり過ぎるということは絶対にないのです。
現役で東大や京大、早慶上智や医学部に合格したような受験生たちですら、『勉強やり過ぎました。』なんて話は聞いたことがありません。
今の結果が芳しくない受験生は言わずもがな、どんなにA判定が出ていて偏差値が80を超えていたとしても、受験というものがライバルが存在する以上、手を緩めることなどできないのです。
これを読んでいる受験生諸君に、本当に心から行きたい大学があるのであればなおさらですね。
残りの2か月弱、君の本気を全て注ぎ込んでください。
そして言っておきますが、この土壇場ですら頑張れなかったなら、君の長い人生に少なからず悔いを残すことになります。
たったのこれからの2カ月で君の一生が決まるのですから。
そしてこの2か月弱は、本当に伸びる時期です。
ニガテ教科ほど伸びます。
冒頭紹介した塾生の場合、英語はもうやることはありません。
毎回毎回東大や早慶上智の課題に挑戦していて、センター試験がとても簡単に感じるくらいまでに仕上げてきたのです。
最も時間がかかり、最も結果が出にくい英語でやることがないのですから、後は日本史を詰めていくだけです。
英語は毎日ターゲットとネクステを見返す程度、残りの時間はすべて日本史と古文の見直しに充てるだけでいいでしょう。
逆に言えば、もう180点取れるであろう英語には、伸びしろがないということです。
どんなに英語を勉強したところで、5点も上がればいいところでしょう。
これからの彼女の英語学習は現状維持だけです。
ですがニガテとしている日本史は、あと20点は伸びる余地があります。
そしてそれは充分に、余裕を持ってできると確信しています。
そしてそして最後になりますが・・・これは不思議なことに、最後の最後まで頑張った受験生のことは神様が味方してくれるんですね。
これは誰もが体験することなのですが、直前に復習したところが本当に出題されるのです。
ちなみに山口の場合、(今でも昨日のことのように思い出されますが)同志社大学の法学部と経済学部で、受験の5分前に視界に入った”homogeneous””delinquent”という単語がその出題されました。
結果はどちらも合格だったのですが、大真面目な話、直前に見たこの二つの単語が分からなかったら、多分落ちていたと思います。
でもそれは本当に最後の最後まで頑張り続けたから起こったことだと思います。
(これだけ頑張ったからもういいや)などと高を括っていたら、直前単語帳を見返すなんてこともしなかったでしょうし、この二つの単語が分からなければ、長文で壊滅的なダメージを受けていたと思います。
『ニガテ教科はこの2か月でも必ず上がる』『直前まで頑張った者は必ず報われる』、間違いないです。
今のみなさんの努力は絶対に不毛なものではありません。
残りが50日間だとしても、毎日10時間勉強できれば500時間になります。
絶対に最後の最後まで諦めないでくださいね!
最後に、以前も紹介させていただきましたが、天下の東〇ハイスクールさんが出しているデータを再度ご紹介させていだきます。
学校の授業を除いて『毎日平均6時間以上勉強しなさい』と言っております。
何度も念を押しますが、場末の塾講師山口が言ってるわけではないですよ!
〇進さんが持っている膨大なデータが物語っているのです。
ちなみに不合格者の一日の平均学習時間ですら『5時間35分』。
5時間程度では足りないということです。
ここに届いていない高校生諸君は今すぐ自身の態度と考え方を改めてください。
君ができないと思ったなら、それはできません。
でもここにはこうも書いてあります。
『学校の授業以外にそんなに勉強しなくてはいけないの?と驚く人もいるかもしれない。しかし、土日・休日を含めれば平均でこのくらいの学習時間は十分確保できる。』
君が甘言蜜語につられて楽をしたいのなら止めはしません。
あるいは何か、そこまで頑張らなくても結果を出せる方法があるのかもしれませんね。
でももしも来る受験には膨大な努力と時間が必要なのだと腹を括れたのであれば、あとはやるだけです。
何も難しいことはない。
もしも何をやればいいのか分からなければ、ぜひぜひお気軽に体験授業を受けてみてください。
必ず結果が出る道を目の前に用意します。
ただしその道は決して楽な道ではありませんので、ぜひとも大いなる期待と覚悟を持ってきてほしいと切に願います。