限界なんてないんです(少なくとも勉強では)
先日永田先生と黒野先生から依頼された数学の問題集を買ってくるついでに、こんなものもゲットしてきました。
開成、灘、ラ・サール、麻布、筑駒、早慶などなど・・・、いわゆる『最難関私立』と言われる高校用のテキストです。
ま~これが難しい!
どれくらい難しいかというと、『学年1位』くらいの学力を持った中学生でもおそらく半分も取れない、下手したら0点の可能性すらあるくらいの難易度です。
『いくらなんでもそれは大げさだろう!』と思われるかもしれませんが、前塾で慶應の問題を当時の先生方に解いてもらったところ、腕組みしたままセンター数学を解いた麒麟児S原先生が5分で解答、難関私立中高のスペシャリストの先生が20分、8名の現役名大講師は1名も解けませんでした。
それくらい難しいんですね。
5分で解いてしまったS原先生ですら、『これを中学生が解くというのは信じられませんね・・・。』と言っていました。
でも限界なんてないんです。
それこそ昨年度に慶應に合格していった塾生は、3年という時間をかけて解ける状態まで仕上げていったのです。
スタートは普通に地元の公立中学校の1年生からでした。
まずは保護者様に『公立と私立では、取り組みも思想も、もちろん問題もまったく異なる』ということをご理解いただき(そもそもお父様がよく調べられていたので、これといった説明はしませんでしたが)、肝心の塾生本人にも腑に落としてもらい指導計画を立てました。
ざっくばらんに言えば、『中学生の内容は1年間で終わらせる』『2年生では高校生の内容まで(数学は数Ⅰ・Aまで)終わらせる』『ラストの3年生ではいよいよ難関私立対策』という計画でした。
結果はもちろん合格だったのですが、ここで重要なファクターはこの一見無茶にも思われる計画を本人が信じ、保護者様にもご理解をいただき、最後まで走りぬいたということにあります。
少しでも『いやでも学校の授業が・・・』『さすがに中学生が高校の単元を理解するのは・・・』などという疑問を誰か一人でも持っていたら(私たち講師陣も含め)、その達成は厳しかったであろうということです。
ここでは公立校を批判したいわけではありません。
そもそも学ぶ内容も、学校側が生徒に求めるものも何から何まで違うので、公立高校のカリキュラムとは全く違う内容を指導せざるを得ないのはこの際仕方のないことなのです。
でもここで力説したいのはそんなことではなく、本当はすべてのお子様に大きな目標を達成する可能性があるということです。
先日ニュースで数検1級を取ったという小学校4年生が紹介されていました。
ちなみに数検1級というのは・・・『高校数学全てよりもはるかに難しく量も多く』『東大の二次試験よりも難しい』くらいの難易度なのだそうです。
それを高校生でも中学生でもなく、小学校4年生が合格しているのです。
英検になるともっと可能性は広がり(言語なので当たり前なのですが)、今では非ネイティブで英検1級を取っている小学生もそれほど珍しくはありません。
もちろん、彼らはもしかしたら天才的な頭脳を持った麒麟児だったのかもしれません。
でも間違いないのは、おそらくどの保護者様もお子さんの可能性を信じていたのだということ。
会って話したわけではありませんが、きっとどのお父様お母様も『大丈夫!きっとできるよ!』『すごいじゃん!』みたいな前向きな言葉をかけ続けていたと思うんですね。
もちろん、我が子の大きな可能性を信じて。
間違っても『小学生にはそんなの無理だからやめときなよ・・・。』みたいなネガティブな言葉はかけなかったはずです。
そして長いことたくさんの中高生と接する機会をいただいてきましたが、その大きな可能性は学年が進むごとに摘み取られていきます。
あるものは高校受験で、『君の成績じゃ○○高校は厳しいからランクを下げなさい』と言われ、あるものは第一志望の高校に合格はしたものの、高校レベルの授業にまったくついていけなくなってしまったり・・・そうして高校2年生、3年生になった頃には取返しがつかなくなったりした受験生をたくさん見てきました。
別に難関大とかじゃなくてもいいんです。
なんなら受験じゃなくてもいいんです。
でも限界なんて本当は存在しないのに、本人や周りの大人が勝手に決めてしまって、何でもほどほどに目指しほどほどに諦める人間に成長してしまったら、大人の保護が外れて社会に出ていくときに主体的に生きていくことができるのでしょうか??
学歴がすべてではない、それはそうだと思います。
ただやっぱりある程度の学歴を得ようとして頑張ったものは、やっぱり社会に出てからも通用しますし、何よりも社会そのものがそういった人材を求めているのです。
本当に同じ学力と熱量、推進力を持った二人が並んでいたとして、片や高学歴で片や学歴を持っていなければ、それは前者が採用されてしまうでしょう。
もちろん、大人になってからでも捲土重来のチャンスはいくらでも訪れます。
でも本当の大きな大きな可能性やチャンスは、中学生高校生の頃に等しく全員に用意されているのです。
(いや・・・でも中学生に高校生の内容なんて理解できないよ・・・。)
可能です。
それをたったの1回の体験授業で確信してもらえる自信があります。
正直体験授業は文字通り『体験』なので、入る気ゼロで受けてもらっても全然構いません。
私たちから勧誘することは一切ございませんのでご安心ください。
誤解を恐れずに言わせていただけるならば、体験授業と当塾の理念をご理解と共有していただいて、本気で頑張りたい!と思っているお子様や保護者様に選んでいただきたいですし、今は幸いにもそういった塾生が集まって来てくれています。
ぜひぜひお気軽にお問合せくださいませ(※ただし今月は多数のお問合せをいただいておりまして、体験授業は来週以降しか組めませんし、その日時についてもご協力いただいているような状況ですのでご了承くださいませ)