西尾〇高校の受験生は大チャンス!

本日のニュースで緊急事態宣言の延長が決定しそうです(もうしたのでしょうか??)。

これはですね・・・もうこれは本当に独り言というか愚痴になってしまうんですが、国民が一体となってコロナウィルス封じ込めに協力していたら、こんなことにはならなかったと思うんです。

例えばの話、なんとニュージーランドや台湾は完全にコロナウィルス鎮圧を達成したのだそうです。

両国に共通していたのは、とにかくアリの子ももらさないくらいに水際対策を徹底したということ。

本当に誰も一歩も外に出歩かないくらいの対策を国が指導し、国民全体もそれに従ったからなのだそうです。

そこまで徹底すれば、恐らくこういった自粛期間というものも大幅に短縮できたはずです。

もちろん、日本とニュージーランドや台湾では、人口も経済も全然違うだろうという意見もあるでしょうが、どちらにしても今こうして実際にダラダラと自粛期間が延長されているのですから、そんなことなら本当に誰も一歩も外に出ないくらいのことを国民全体で取り組んでいたなら、こんなことにはならなかったのだろうな~と個人的には思います(飽くまでも個人的な意見です)。

例えば最近話題になっているパチンコ屋。

生活がかかっているから開けざるを得ないと経営者が言っておりましたが、それはどの業態でも同じこと。

また、対策はしっかりと取っているとも発言しておりましたが、パチンコ屋の定員やお客さんが罹患するかどうかの問題ではないんですね。

多くの人が出歩くことにより、ウィルスをばらまいてしまうことが問題なのであって、当事者が肺炎を発症するか否かの問題ではないのです。

あなたは無症状かもしれませんが、あなたが持ち歩いたコロナウィルスを、もしかしたら他の誰かが体内に取り込むかもしれない。

だから不要不急の外出はさけ、極力人が集まりそうで、緊急性の低い業態は自粛しましょうと国が言っているのです。

それでも開校している学習塾は、結局のところ受験生のためなどではなく、自社の利益を追従しているからですね。

他塾が休校している中で開校すれば、自ずと困った受験生がその塾に集まることになりますので。

やっていることがパチンコ屋と同じということになります。

受験生はもちろんのこと、日本で生活をしている全ての人が、色々なことに対して不安な時期だとは思いますが、今徹底して我慢することにより、この自粛期間は短くなります。

このままだと、結局1ヵ月経っても2か月経っても変わらない・・・なんてことも起こりかねません(事実一部の私立大学は、9月末までキャンパス封鎖、講義は全てオンラインとなっています)。

・・・というわけで、いきなりですが山口の大きな独り言でした。

まあ…今開けている塾ですが、社員や生徒、保護者様がかわいそうですね。

社員や講師はきっと(教室しめてほしい・・・)と思っているでしょうし、保護者様たちも(本当に大丈夫なの??)と心配されていることと思います。

どうかご自愛いただけたらと存じます。

※大阪府はパチンコ店全店が休業になったそうですね。

パチンコ屋にできたことが(一部の)学習塾にできないというのは本当に残念です。

パチンコ屋と学習塾は同じじゃないだろう!という意見ももちろんあるでしょうが、目的が『不要不急の外出を避け、ウィルスのまき散らしを防ぐ』である以上、業態は関係ありません。

なぜ日本中の学校が今休みになっているのか?その事実をよく考えてほしいと個人的には願います。

【この自粛期間は西尾〇高校生にとっては大チャンスですよ!】

毎年毎年恒例なのですが、某西尾〇高校の高校3年生と保護者様からこういう相談を受けます。

『学校の補習や行学が休めなくて受験勉強が出来なくて困っている。』と。

そう、とにかく『国公立』をやたらと勧めてくる西尾〇高校ですね。

最初に申し上げておきます!

西尾〇高校に対してまったく悪意はありませんので!

むしろ先生方は自分たちの時間を割いてまで指導してくださっているのですから、こんなにありがたい話はありません。

それを前提としたうえで、西尾〇高校の3年生や保護者様は以下の文章を読んでいただけたらと思います。

例えばですが、昨年の当塾の卒塾生の西尾〇高生ですが、見事全員合格を勝ち取りました(残念ながら全員が第一志望とはなりませんでしたが・・・)。

彼らや彼女達ですが、3名は国公立志望で、残りは全員私立専願だったんですね。

もちろん前者にとって、西尾〇高校のカリキュラムや指導方針はとてもありがたいものだと思います。

でも後者の私立専願の受験生にとっては・・・。

受験に必要のない数学や生物、なんなら体育なども受けなければならず、ただ単に『受験科目に必要か否か』だけを考えるならば、受ける必要のない授業も強制的に受けさせられていた、ということになります(※何度も念を押しますが悪意はまったくありません!必要か不必要かは関係なく、高校生が勉強をすることは当たり前ですので!)

しかしながら休校措置が5月末まで延びた今・・・。

これは(私立専願の高校3年生にとっては)大チャンスじゃないですか??

何せ毎年毎年西尾〇高生の悩みの種になる、『不必要(と思われる)な授業や補習』が、合法的に無くなるのですから!(先生方すみません、本当に悪意はないので平にご容赦を・・・)。

『でも、受験に必要な英語や国語、社会の授業も受けられないじゃん!』なんて声が聞こえてきそうですが、連日ブログでご紹介している通り、この時期はひたすら暗記のみでOKです。

そもそも基礎ができ上っていないのに、『強調構文』だの『倒置』だの『無生物主語』だのの授業を受けても分かるはずがない。

別に西尾〇高生に限った話ではありませんが、偏差値が50を切っている受験生に今必要なのは、高度な受験レベルの指導ではありません。

ひたすら基礎の反復と暗記に時間と労力を割いてください。

もうめっちゃ嫌なこと言っちゃいますが、『学校がなくて不安・・・』だとか、『何をやればいいのか分からない』と言っている受験生に限って、単語帳もろくに覚えていなかったり、古文の単語や助動詞も覚えてなかったり、日本史に手を付けてなかったりします。

誓って言いますが、仮に学校が休みとなる5月いっぱいフルに使っても、英単語一冊も終わり切らないですし、日本史などの暗記メインの教科も絶対に終わりません。

いつも英語の話ばかりしていますが、例えば難関大の日本史は、ほとんどが近現代史です。

早稲田や慶應なんて、問題の8割以上が『1850年以降』です。

でもおそらく、ほとんどの高校の日本史が江戸時代にも入っていないのではないかと思われます(私立高校は除きます)。

早稲田や慶應じゃなかったとしても、例えばここ愛知の南山大学や愛知大学なっどは半分くらいが記述なので、対策は早ければ早いほど良いのです。

多少知識や時系列の整理が必要だとしても、日本史などは自分の力で可能な限り進めていくことができるはずです。

もう一度言います!

今学校の授業が完全に止まっていることは、決して受験生にとってはデメリットではありません。

中学生や高校1,2年生にとっては大きなデメリットですが、高校3年生にとってはスーパーボーナスステージです。

何度も言いますが、受験に必要のない教科に時間を取られないのですから。

でも仮にここでただの暗記をサボったとして、5月いっぱいでやるべきことがやれていなかったら・・・もう一気に受験は厳しくなります。

一生懸命に授業を受けて、それでも理解ができないのであれば、それは私たちや学校の先生の授業の質が低いからということになりますが、ただの暗記ができないというのはもうそれはみなさんのせいです。

断言しますが例えば今山口が適当に目にした単語、”violate=侵害する”、もちろん初めて見たという受験生もいるでしょうが、100回も”violate 侵害する”を言い続けたなら絶対に覚えられます。

なんならターゲットに載っている例文、”No one should be allowed to violate the human rights of others.”『何人たりとも、他人の人権を侵害することは許されるべきではない。』まで覚えちゃってもいいと思います。

とにもかくにも。

“violate=侵害する”を100回声に出すのにかかる時間は、たったの111秒(今実際に測りました)。

何と2分弱です。

まあ休み休みやったとして、仮に1単語に3分かかるとしても、1時間もあれば20単語は覚えられるということになります。

でも単語って忘れちゃうんです。

特に見たことのない単語は、1日と言わず10分程度で忘れてしまいます。

だから2時間でも3時間でも、何なら10時間全て単語でもいいのでひたすら暗記してほしいのです。

英単語なんてものは、スタートが早かろうが遅かろうが、絶対にやらなければなりません。

毎年受験生にお伝えするのですが、想像してください。

受験本番まであと3ヵ月となった10月や11月の時期に、英単語の暗記に何時間も時間を割きたいですか??

その時期はもうやるべきことは終わっていて、センター試験の過去問(もちろん、今年は大学入学共通テストの模擬試験です)や赤本などで私立や国立二次対策をやっていないといけないのです。

それにその時の切羽詰まった心理状態で、英単語の暗記なんてできるわけがありません。

だから今は大チャンスなんです。

今は学校の授業に遮られることなく、ひたすら暗記に没頭できるんです。

でもこんな大チャンスですら暗記という単純作業をサボったなら・・・当然その報いはみなさんが受けなければなりません。

それは学校の先生でも、私たち塾講師の責任でもありません。

だからとにかく今はできることをやってください!

ちなみに受験生のみなさんは、デフォルト10時間です。

もちろん、間に合う自信があるのであれば、別に2時間でも3時間でも、何なら0時間でもいいです。

例えば今偏差値が80くらいあって、『偏差値が50くらいの大学を受けます』というのであれば、勉強なんて一切やらなくていいです。

絶対に受かりますから。

今受けても受かります。

でも第一志望との偏差値の差が『5以上ある』、もしくはC判定未満なら・・・1日10時間でも足りません。

要は、『1日〇時間勉強!』の〇の部分は人それぞれであって、一様には決められないということです。

過去の経験や卒塾生の情報を俯瞰して、『C判定未満の高校生の学習時間は10時間は必要』と言っているのです。

もしも目の前にいるのが高校1年生や2年生なら、そんなことは言いません。

でも受験生諸君、みなさんに残された日数はたったの『260日』ですよ?

受験に3教科しか必要のない私立専願の受験生でも、3で割るとなんとたったの『86日』、つまりもう1教科にかけられる時間は『3ヵ月』しかないのです。

もう一度言います。

今はそんなみなさんに必要な、土台を築き上げる絶好のチャンスなんです。

毎年毎年西尾〇高生とその保護者様から切実なお悩みの声を頂戴しますが、今年はもちろんそれがありません。

とにかくがむしゃらに暗記しまくってくださいね!

PS.西尾〇高校の先生方、本当に悪意はまったくありませんので平にご容赦を…。

学生や高校生の本分は学問にあるということは重々承知しております。