6月からは通常通り16時からの開校となります

いよいよ少しずつ緊急事態宣言の規制も緩和され出し、以前と同じとは言わないまでも、日常が戻ってきたかなと実感しています。

そんなわけで、6月以降はほとんどの中学校と高校が授業を再開していくようですので、通常通り16時開校となります。

・・・と、今日はその報告だけの予定だったのですが、もう少し雑談を。

【読解力や暗記力を向上させるために】

前回のブログで、『読解力を上げるためには要旨要約が一番』という話をさせていただきましたが、実際のところ他にはどんな方法があるのかとネットで調べてみたら・・・

・・・一部ちょっと怪しげなものもありますが、やはり読解力向上に要約は効果的なようです。

違いますよ!

これを見て前回のブログを書いたわけではありませんよ!

ちなみに山口の場合ですが、学年ビリから本格的に勉強を始めようとしたとき、最初にやったのが『ひたすら英文の丸暗記』とこの『要約(始めたころは作文レベルでしたが・・・)』でした。

あたかも自分で考えたみたいに言っていますが、実は勉強の師匠である針本君にまずこれをやるように教えてもらったのです。

数学の『相似と空間図形の応用問題』をいきなりやりなさいと言われても、それは自分の力だけでは何年経ってもできないでしょうが、暗記と文章を書くということは、学年ビリの山口でもできる・・・というか学力関係ないですよね??

そしてもう一つ、山口が愛用しているテキストのはしがきを一部紹介させていただきます。

【最も効果的な暗記の仕方】

①各英文を最低80回は音読すること。100~130回できるとさらに望ましい。算数の九九も最低100回読むようにと小学校の先生が言っている。英語は外国語である。この努力をしなければ大きな進歩もないし、自信もつかないことを断言する。英会話は英文法を忘れることから始まるという他書の宣伝文句に踊らされないように注意されたい。

②大声で音読することを勧める。黙読はマイナスではないが効果はあまりない。それは次の理由からである。黙読は目と頭しか使わない。音読は目・頭・声・口・耳の5つを使うことになるので、80回読むと一生忘れないことにつながる。

③1日のノルマを果たした後、日本語の部分を見たとたん英語がでてくるかどうかをチェックすること。30回くらい読み終えてもチェックしてはいけない。筆者がこれまで教えてきた経験では、チェックしたときすぐに口をついて出てこないと焦りだし、自信を失い、暗記する意欲がなくなるからである。

そもそも『現代文がニガテだ!』『自分は暗記ができない!』と言っている中高生に限って、こういった『誰でもできる努力』をやっていません。

そりゃあ山口のように数学がニガテな中高生に、いきなり『京都大学の数学の二次試験を解きなさい』なんて言われたら、それはできないと言っても差し支えないでしょうが、『文章を書く(それも自分のペースでよい)』『英単語や文章を80回ずつ音読する』なんてのは小学生でもできます。

学年ビリで中学3年生であんな作文を書いていた山口ができたのですから、みなさんにできないはずがないです。

【『でもそんな時間ないです』という君へ】

正直毎日要約するだの、同じ文章を80回ずつ暗記するだのは、難しくはありませんが面倒くさいのは間違いありません。

そして必ず『そんな時間はないです。』という中高生が出てくるのですが、そう、みなさんは時間がないんです。

矛盾していませんか?

普段勉強をしていない中高生に限って、『時間がないです』って言うんです。

もし仮に、普段の学習量が2時間とか3時間だとすると、その勉強量って全然少ないんです(みなさんが全県模試で、第一志望合格の可能性95%以上を出しているか、高校生なら毎回A判定以上を出しているのならその限りではありません)。

山口のような暇人は、自分の好きなように、好きな教科だけ勉強していればよいですが、みなさんは長くても6年しかない限られた時間の中で、それも複数教科勉強しなければならない受験生なのです。

これは受験生あるあるなのですが、地道にこなせている中高生は絶対に『時間がない』などとは言いません。

『時間がない』というのは、普段の学習量もそもそも少なく、今回紹介した『要約』や『音読』すら面倒くさがる中高生です。

もちろん、何を信じるかはみなさん次第ですし、もしかしたら地道な努力を伴わない、効率的な学習法などがあるのかもしれません。

でも中高生のみなさん、考えてみてください。

何度も言いますが、野球でもサッカーでもバスケでも卓球でも、陸上や水泳、楽器などでも、地道なトレーニングを必要としないものなんて、果たしてあるのでしょうか?

野球は試合中にそんなに走ることはありませんが、それでも全国ほとんどの高校球児が陸上部顔負けなくらいに走りこみます。

『走り』はすべてのスポーツの基本であり、同時にもっとも地道で辛抱強さが求められます。

楽器にしたってそう。

どんな楽器でも地道なスケール練習やアルペジオなどを、『もう考えなくても指が勝手に動いてしまう』レベルまで弾きこみます。

なぜ勉強だとそういった地道な努力が必要ないと、自分都合で考えられるのでしょうか?

結局のところ別に時間がないわけではないですし、一言で言えば『面倒くさいからやらない』だけなんです。

成績優秀な中高生の時間だけ1日36時間とかではないでしょう?

みんな平等に『1日24時間』という時間の中で、学校に行ったり好きな部活をやったり、時にはやりたいことを我慢して勉強してるわけですから。

・・・もう少し書きたいことがあったのですが、授業の時間が来ましたので今日はこの辺で!