なぜ山口が小姑のように『自習自習』というのかと言いますと・・・

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教室長ブログ

さて本日も張り切って開校いたしましたが・・・今日の自習第一号は西尾東高の高校2年生の女の子です。

彼女はそんなに自習に来るタイプではない・・・というか実際のところまったく来ていなかったのですが、最近志望校が固まったとのことで、ほぼ毎日自習に来て頑張っています。

さて、タイトルの通りですが、なぜ山口が『自習自習』とうるさいのかについてお話します。

まず最初に、すでに結果が出ている塾生にはそんなに・・・というかまったく声をかけることはありません。

事実当塾の塾生で、偏差値が常に65を超えているような高校生は、逆に自習に来ません。

おそらくは自宅で学習できているのでしょうし、医学部を目指している高校3年生の男の子に至っては『しっかりと休むように』と伝えています。

今がどうなのかは確認していませんが、ピーク時は朝の5時に起きて学校で勉強、夜も0時ギリギリまで勉強するような塾生ですので・・・。

この成績、東大でもA判定に相当しています(本人は東大に行きたいわけではないので、もちろん志望校の欄にも東大とは書いていませんが・・・)。

結果が出ている塾生達には彼らのルーティンがありますので、それを崩すのも良くないのであれこれとは言いません。

また、高校が西尾市外で、なおかつ遠方から通ってくれている塾生にも、自習の話はしません。

そもそも物理的に無理ですので・・・。

山口が心配しているのは『現状成績も自分が思った結果が出ておらず』『自宅でも勉強ができていない』『隙間時間に動画などを観てしまう』そんな中高生たちです。

これは毎年のことなのですが、そんなみなさんに『自習に来てね』と声をかけると、必ず『学校が忙しくて・・・』と返ってきます。

そしてこれも毎年のことなのですが、そういっていた受験生のみなさんが、秋口からは毎日自習に来て、教室が閉まる22時ギリギリまで勉強をするようになります。

矛盾していませんか?

秋口の学校なんて、今よりもはるかに忙しいはずなのに、『学校が忙しくて…』と言っていた受験生が自習に来出すのです。

そうなると、今現在自習に来ないのは、『学校が理由ではない』ということになります。

受験はいかに早く危機感を持つかで全てが決まります。

夏休みくらいからしゃかりきに勉強したところで・・・仮にそこから一日10時間勉強するようになったとしても、その頃にはみんな同じくらい勉強しているのでもう差なんてつきようがありません。

前塾も含めてこれまでもたくさんの受験生と接する機会をいただいてきましたが、高3の夏休み以降に勉強しない受験生なんてほとんどいません。

ということは、みなが勉強をしない時期に頑張って、初めて『差』が生まれます。

みんなが全力で走っているときに君が全力で走っても、差は埋まらないどころか、もっとはるかに早くから走り出していたライバル達には追いつけないでしょう。

これは塾生か否かは関係なく、第一志望を目指すみなさん全員にお伝えしたいのですが、正直もう今がギリギリなのです。

受験まで8か月を切っているのですから。

コロナ禍がどうのこうの関係なく、この時期でもやる子はやっています。

今から半年後の自分・・・つまり12月の自分を想像して、しゃかりきになって勉強している自分がいるのであれば、それは今からやってください。

毎年同じことを言っていますが、『夏は受験の天王山』ではありません。

夏はおおよそ大勢は決しています。

夏休みが本格化するのが8月だとして、その時には受験本番まで残り5か月しか残されておらず、その時にはもう1教科あたりにかけられる時間はほとんど残されていません。

もうその時期には二次対策や私立対策も一通り終わっていて、11月くらいから『大学入学共通テスト』の再確認をやるくらいの学習計画を立てていなければなりません。

その時に新しいことを学ぶ余裕はもうないのです。

5か月ということは、当たり前の話ですが残された時間は150日。

私立専願の受験生でも、1教科をたったの50日で仕上げなければなりませんし、国公立組なら文系でも1教科あたり1ヵ月程度しか残されていない、ということになります。

1ヵ月2か月程度ですよ!?

ついこの前4月だったな~と考えると、1ヵ月や2ヵ月なんて、大げさじゃなく一瞬だと思いませんか?

だから今やるしかありません。

それも受験は絶対評価ではなく相対評価なので、合格点より1点でも多く取ることだけが求められています。

『君なりの頑張った』は大学や高校は聞いちゃくれません(世知辛いですが・・・)

でもここでそれに文句を言っても仕方ないですよね。

それはみんな同じ条件で、早くから準備していた受験生が第一志望を勝ち取っていくのは当然のことだと思いませんか?

でももしも・・・自分のスタートが遅かったと自覚していて、それでも第一志望に合格したいなどというムシのいいことを考えているのであれば、これはもう何かを犠牲にするしかない。

自習に来るなんてことは当たり前で、もう自分から『スマホ解約する』くらいの気概が必要なんじゃないかと個人的には思います。

最後にもう一度繰り返しになりますが、結果が出ている受験生というのは当たり前のことを当たり前にやっていただけです。

大阪桐蔭高校のメンバーが、年間休日3日だけで、学校の授業は昼に終わりそこから毎日夜中まで練習・・・なんてことを365日続けて甲子園に出場しているように(そんな彼らでも甲子園に出られないことはあります)、結果を出し続けている受験生は、シンプルに勉強を続けているのです。

冒頭紹介した『医学部志望』の塾生は、中学時代は学年の真ん中くらいだったのですから、彼の今の結果というのは、高校入学時から地道に続けた努力の賜物なのです。

だから第一志望に行きたいのなら、(この言葉は好きじゃないのですが)Fランクの大学には行きたくなんて思っているのであれば、シンプルに勉強してください。

・・・とまあ、うちのおかんのごとく愚痴をこぼしましたが、正直やる気を出すのはみなさん次第です。

どんなに『今、時代はカバディですよ!』なんて言われても、山口がカバディをやることはおそらくないかなと思いますしね(カバディファンの方、すみません)。

もちろん塾なんで、『勉強!』だの『宿題』だの『自習』だのは、他の塾と同様・・・いや、それ以上にうるさいとは思いますが、それでも最後のやる気を出すのは自分次第です。

でもまあそれでも月並みですが言っておきます。

今勉強しておけば間違いなく将来幸せになれます。

別にFランクの大学でもいいと思うんです。

一生懸命頑張ったやつの周りには、一生懸命頑張ってきた仲間が自然と集まるんです。

それが将来の仕事であったり、将来の結婚や幸せな家庭につながっていきます。

だから本当に月並みですが・・・こんなことはお家でもご両親に散々言われていることだと思いますが、今勉強しておけば間違いなく10年後20年後幸せになれます。

みなさんの世代は残念ながら、経済状況も国の補償も今よりも全然厳しいです。

だとしたら豊かな生活も将来の備えも、今勉強して勝ち取る他ありません。

勉強をせずに現場の叩き上げで、あのトヨタの副社長にまで登りつめた人もいますが、そんなのは何十万人に1人です。

東大に合格するよりもはるかに難しいことです。

さて、もう少し書きたいことがあったのですが、いつも通り授業の時間が来ましたので本日はこの辺で・・・。

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