テストそのものよりも終わった直後のテスト直しの方が10,000倍大切です!

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教室長ブログ

まあ中高生あるあるなのですが、つい三日、四日前は教室がパンパンだったのに・・・今日教室に来ているのは西中中学2年生1名、岡崎北高生1年生1名、西高生2年生1名(ちなみに昨日のブログで紹介した女の子です)。

3名って・・・。

いやいやもちろんテストが終わって部活が再開して忙しい中高生もいるでしょうよ。

そしてほとんどの高校3年生は全統マーク模試ですので、受験生諸君は今頃必死になっていることでしょう。

でも中にはきっと、テストが終わって気が抜けてしまったという山口タイプの塾生もいるはず。

はっきり言ってしまいますが、テスト前の一週間にしゃかりきになってよい成績をとっても、その後の復習がまったくやれていないようだとまったく意味はありません。

もちろん中学生は内申点があるので、そりゃあその意味では意味がないなんてことはないでしょうが、なまじテストでいい点を取って、そこで油断して全部忘れてしまうくらいなら、悪い点をとって反省してもらった方がまだいいです。

改めて念を押しますが、短期記憶というものはほとんど頭に残りません。

一日前に覚えたはずの単語を翌日あっさり忘れてしまうのは、みなさんの記憶力が悪いからではなく、脳がそうできているからです。

本当かウソかは分かりませんが、脳は元々なんでも暗記してしまう力があるらしいのですが、毎日24時間、目にしたもの耳にしたものを覚えてしまうと、本当にパンクしてしまうのだそうです。

そのため、直前にちょっとばかり見たり聞いたりしたものは、片っ端から忘れてしまうようにできているとのことです。

みなさんの勉強でも毎日同じことが起こっています。

授業で100%理解できたことが、テスト本番でできなくなってしまっているのは、これが原因です。

だからどんなにしんどかろうが、どれだけ開放的な気分になろうが、テストが終わった直後の1週間こそ全力で勉強しないといけないのです。

学習の記憶は愚直なまでの地道な反復でしか定着しません。

テスト直後なんてそりゃあ誰も勉強したくないです。

でも、その誰もがサボるときに頑張ってこそ、はじめてライバルに差がつけられるのです。

もしかしたら集中できないかもしれません。

部活もはじまって、疲れて眠くなってしまうかもしれません。

しかしどんなに学習効果が得られなかったとしても、そんな時に自分を奮い立たせて机に向ったことは、きっと数か月後、数年後の受験本番に活かされます。

テスト前なんて誰でも勉強するんです。

そんな時だけ頑張っても、他人と同じ努力しかしていないのだから、差なんてつくはずがない。

どうか1時間でも…30分でもいいから、今日テスト直しを頑張ってくださいね!

【・・・などと偉そうなことを言いましたが、山口の7月のジョギング、目標未達でした】

覚えておられる方がいらっしゃるか分かりませんが、山口は『7月に平均13,500(約1010km)走る!』という目標を立てました。

結果は・・・。

大失敗でした。

これ、受験なら完全に失敗していますね。

足りなかった歩数は『たったの58歩』だったのかもしれませんが、それは一日で見た場合の話。

一か月間、31日で毎日58歩足りていないのですから、月で見たら1,798歩も足りていないのです。

まあ自分なりに、『7月は大雨の日が多かったから』なんてそれなりの言い訳もあったりするのですが・・・まあ言い訳です。

それなら晴れた日に、少しでも多く走っておけばよかっただけの話ですから。

実は昨日も、塾が終わった後に走ろうとしたのですが、体力的にしんどくてバタンキューでした。

たかだか中年のジョギングですので、目標未達でも大した被害は被らないのですが、受験生は別です。

受験勉強はまず量がありきです。

質も同じくらい大切ですが、量が確保されていない質の高い勉強なんて、持続性がないので定着しません。

頑張りどころは受験の直前の1年間ではなく(もちろんそこも頑張るのですが、そこは誰でも頑張るところです。そこでどれだけ頑張っても、現状維持できれば良い方です)、高校2年生、欲を言えば高校1年生です。

別にそこで劇的な結果が得られなくても構いません。

しかし早い段階で築き上げた土台が、その後の1年2年で活きてきます。

また、最初の方にサボった分を、後半で補おうとするのは相当きついです。

仮にジョギングに例えてみましょう。

今回の山口のように毎日10km走るという目標を立てたとして、一日たったの500mほど足りなかったとします。

それが364日続いたとすると、182km(名古屋ー大阪間くらい)足りないことになり、これを1日で取り返すことは物理的に不可能になります。

たったの一日二日くらい、どこかで取り戻せるはず・・・そう思っていると今回の山口のように、最終的に足りなくなってしまうことも珍しくありません。

毎日きっちり3、4時間勉強する、というのは不可能です。

今回の山口のように、大雨の日に10km走ることは難しいでしょうし、みなさんの勉強も日によってはまったく手をつけられない日もあるでしょう(部活の試合や修学旅行など)。

その足りなかった分は、休みの日に補うなどして調整していかなければなりません。

偏差値50の高校3年生が東大に合格できない理由は、本人の能力の問題ではなく、ただただシンプルに、高校3年生になるまでサボったからです。

断じて優劣の問題ではありません。

中学生や高校1、2年生のみなさん、みなさんにはいくらでもチャンスがありますが、それはみなさんの時間の過ごし方次第です。

しっかりと正しい計画を立てて、必要な分だけ学習してくださいね!

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