退塾勧告をさせていただく場合がございますので、予めご了承くださいませ
今回はこのようなブログを書かせていただくことを、本当に申し訳なく感じております。
当塾にご入塾されております塾生の保護者様はすでにご周知の通りですが、契約書には割と厳しめのことが書かれております。
①教室内での携帯電話の使用は一切禁止
②自習中の離席時間は40分まで
③教室内での私語は一切禁止(学習に関わる内容でも不可)
④教室内での居眠り禁止
これらは発見した時点で保護者様にご連絡、目に余るようでしたらご退塾いただいております(実際このルールを守ることができず、2名退塾となっております)。
また、欠席があまりにも多い塾生、宿題課題をまったくやってこない中高生についてもご退塾いただいております。
幸いにも前者で退塾になった塾生はいないのですが、後者は今年の6月に1名出ました。
英単語をまったく覚える意志がなく(とはいっても1日10単語程度です。そんな無茶な課題ではありません)、学習意欲もまったく感じられませんでしたので、ご退塾いただきました。
当塾ですが、当然お月謝をいただいている以上、やる気のない中高生にやる気が出るような言葉がけはさせていただきます。
しかし私個人は、某塾が謳うや〇気スイッチみたいなものは、他人には押すことができないものと考えています。
中高生諸君、興味のないアラビア語やモンゴル語を人に言われてやる気なんてでないでしょう?
山口だって同じです。
いくら熱っぽく語られても、やる気も興味もないカバディをやろうなんて思いません。
でもみなさんは、受験のために、自分が思い描いている第一志望のために勉強するんでしょう?
それですらやる気が出ないというのであれば、こちらからの働きかけにも限度があります。
それはもう当塾ではなく、本当にやる気をゼロから出してくれる塾に通ってください。
決して安くはないお月謝をいただいていて、やる気がないというのであれば、当塾の第一使命である『塾生の成績を上げる』という機会を逸することになりますので、ご本人のためにも保護者様のためにも、退塾された方がよいと判断した場合には退塾勧告させていただきます。
そしてこちらはシンプルですが、当塾のルールをお守りいただけない場合も対象となります。
例えば当塾では、ご入塾の際もご説明させていただいておりますが、当日の欠席はキャンセル扱い、よほどの理由がない限り振替はいたしておりません。
ただし前日までにご連絡いただいた場合は、いかなる理由であっても必ず振替させていただきます。
なお、例えばインフルエンザなどに感染した、当日台風や大雪などで通塾が困難である場合、通塾途中に交通事故にあったなどの場合も無条件で振替させていただいております。
ちょっと体調が悪い、ちょっと授業を受けるテンションじゃない、体育祭で疲れたから休みにしてほしい、などの理由では一切振替いたしません。
理由はいくつかありますが、いわゆる集団塾や学校の授業は振替などはありません。
また、些細な理由で振替を良しとしていたら、振替が常態化してしまい、私達講師陣のスケジューリングが難しくなってしまいます。
そのためにしっかりと線引きをさせていただき、また、前日までにご連絡いただけたら必ず振替いたしますとお伝えさせていただいております。
そして、もしこのルールを曖昧にしてしまい、講師によっては振替指導をする先生としない先生がいたとして、きちんとルールを守っている後者の講師が悪い印象を持たれてしまうというのは避けたいところなのです。
いやな言い方に聞こえるかもしれませんが、このルールにご不満があるのであれば、おやめいただいて結構です。
と言いますのも、ほとんどの塾生と保護者様にはこのルールをご理解いただき、守っていただいているからです。
そして1人を良しとしていたら、全体のルールを守ることが困難になってしまいます。
『あの子は振り替えてもらってたのに、自分は振り替えてもらえなかった・・・。』などという不公平が起こることも避けたいのです。
そして何よりも、受験は一発勝負です。
3年間頑張ってきたことが、たったの1日の受験で帳消しになってしまう可能性もあるのです。
受験本番当日、ちょっと乗り気じゃない、ちょっと体調がよくない、体育祭で疲れている、そんな理由で受験を振り替えてもらうのでしょうか?
もちろんそんなことは不可能ですし、大学側からしても、「じゃあまた来年受験してください。うちに来たい生徒はいくらでもいますので。」としか思わないはずです。
少し塾のお話とはそれましたが、みなさんは一日一日を大切にしてください。
たった一日の授業かもしれませんが、その一日を大切にできない人間が、365日通して頑張れるはずがない。
今日はつかれたから、今日は友達に誘われたから、今日は試合があったから、今日は祭りの日だから、今日は体育祭があったから・・・・みなさんを安きに流れさせる理由なんていくらでもあるんです。
きつい日こそ頑張ってください、休みたい日こそ奮い立たせて塾に来てください。
体調管理も受験生がやるべきことです。
受験本番で体調を崩しても、厳しいようですがそれはみなさんの責任ですし、大学や社会に出てからは体調不良など理由にもなりません(くどいようですが、インフルエンザやコロナなどの感染性の病気は別です)。
以上が退塾勧告の対象となる例です。
でもこれもただ単に、塾選びの基準の一つです。
実は当塾も開校して間もないころ、塾内の秩序が乱れかけた瞬間があり、それがきっかけで厳しいルールを設けさせていただきました(厳しいというより、学習塾なので普通のルールだとは思いますが)。
山口自身は直接見たことはありませんが、塾によっては落ち着きがない男子が大声で騒いでいたり、スマホやゲームを触っていたり、いたるところでおしゃべりをしているような塾もあるのだそうです。
一歩間違えれば、当塾もそういう塾になる可能性があったということです。
もちろん私達は、その当時の選択で、今のような秩序があり、良識ある保護者様と塾生諸君に選んでいただけていることに満足しております。
ですので、携帯OK、私語もOK、勉強する気がなくてもOK、振替指導も好き放題自由にやってくれる、そんな塾が良ければそちらを選んでいただいても構いませんというだけのお話です。
今ある緊張感と学習環境は、保護者様のご理解とご協力、そして塾生諸君のひたむきな努力の姿勢によって維持できていると考えております。
どうぞこれからもみなさまと一緒に頑張っていきたいと考えていますし、ご不明な点やご要望、いたらぬ点などございましたらご遠慮なくお申し付けいただけたらと存じます。
言葉はしっかりと選んで書かせていただきましたが、多少不快に思わせてしまう点もあったかと思います。
誠に申し訳ございませんでした。