離島の公立高校が九州大会優勝!甲子園出場決定です(※一応勉強の話にもつながります)

いや~これは本当にびっくりですね・・・。

まさか優勝してしまうとは。

昨日のブログでも少し触れましたが、山口の実家近くの公立高校の野球部が九州大会を制覇、甲子園出場を決めました!

ちなみにこの大崎高校、おそらく県民でもほとんど知らないほどのへき地にありまして・・・。

・人口5,000人

・全校生徒113人(野球部員数29名、ちなみにベンチ入りメンバーには野球初心者もいるとのこと)

・2年前の野球部員数は5名で廃部寸前

・コンビニとスーパーは1軒ずつ

どれくらい何もないのかというと、こんな感じです。

あ、食べかけですみません。

ちなみにこの佐世保バーガーは佐世保市でゲットしたもので、大崎には佐世保バーガーのお店はありませんので悪しからず。

こんな感じです(写真は4年前に撮影したものです)。

実家から車で20分ほどのところにありまして、帰省したら必ず佐世保バーガーをテイクアウトして、海を眺めながらのんびり・・・嘘ですすいません。

数年に1回くらいしか立ち寄りません。

本当にそれくらい何もないところでして・・・。

ただご多分に漏れず、海は尋常じゃないくらいきれいです。

でも島の海がきれいなのはごくごく普通のことなので、あえて車で20分かけて立ち寄るようなこともないんですね。

さて、ではなぜこの田舎の県立高校がたったの2,3年で甲子園出場を勝ち取ったのか?

理由は監督にあります。

ここからは多少高校野球のマニアックな話になりますので、興味のない方はお読みいただかなくても大丈夫です。

実はこの大崎高校、3年前に清水監督という方が就任されました。

この清水監督、実は知る人ぞ知る、清峰高校の元コーチだったのです。

清峰高校というのは同じ長崎県にある公立高校でして、この高校の野球部も廃部寸前だったのですが、吉田監督という方とこの清水コーチが就任してから7年で甲子園出場(その時は愛工大名電を倒しています)、その3年後には甲子園で優勝しています。

ちなみにこちらが清峰高校。

そのコーチが今回の大崎高校に招かれて、わずか3年弱で九州大会を制覇したんですね。

高校生の計り知れないエネルギーにも驚かされますが、やはり指導者は本当に大切なのだなと実感しました。

では、この清水監督、就任わずか3年でどのような指導をしたのでしょうか??

【スポーツも勉強も同じで、地味な努力を継続した者だけが本当の力を身に付けることができます】

実は今の清水監督の指導方針は存じ上げないのですが、清峰高校に在籍している頃は、『とにかく早く走ることができて、早い打球を打つことができて、早い球を正確に投げることができるなら、同じ高校生に負けることはない』という信念を掲げていたそうです。

ですので練習のほとんどは基礎練習。

・キャッチボール

・ランニング

・丸太を利用したフィジカルトレーニング

これがメインだったそうです。

大崎高校がどうなのかは知りませんが、清峰高校はグラウンドもサッカー部などの他の部と兼用でしたので、内野しか使えなかったそうです。

ですので、いわゆる私立高校のようなグラウンドをフルに使った練習というのはできなかったらしいんですね。

勉強もまったく同じです。

上記の練習、おそらく誰でもできます。

キャッチボールやランニング、フィジカルトレーニングはおそらくどこの高校でも当たり前にやっていることだと思います。

でもそれを極限まで追い込まなければならない。

誰でもできることかもしれませんが、信じて継続し続けることは誰にでもできることではありません。

もう何度も何度も申し上げていることですので耳にタコ状態かもしれませんが、英語の成績向上に欠かせないのは、8割方暗記です。

精読や文法の理解は2割程度、その2割は指導者が担うものですが、8割の暗記はただの単純作業です。

自分を信じてひたすら反復するしかありません。

でも、単語やイディオムの暗記をひたすら繰り返しても、なかなか覚えられないこともあるでしょうし、何なら覚えたのに英語の力がついていないような錯覚にも襲われるでしょう。

その時に、いかに心を折られずに踏ん張れるかです。

単純に『走る』という行為は、野球というスポーツの中でそれほど重要に感じられないかもしれません。

でも、走れない野球部員に、1試合1試合戦い抜く力は備わりません。

キャッチボールだって、もしかしたらもっともっと有効な練習があるんじゃないのかと感じるかもしれません。

しかし、常に正確な送球ができなければ、アウトを確実に積み上げることはできないでしょう。

英語については言わずもがなとして、理数系科目も同じだと思うんですよね。

解答の発想云々の前に、正確に公式を覚えて、基礎的な問題を反復したその先に応用があるのであって、しっかりと時間をかけて作り上げた土台なくして、入試レベルの問題は解けないと思うんです(山口は理系に疎いので、ボロが出る前にこの辺でやめておきますが…)。

というわけで、悩むことがあったなら、一人ではどうしようもない難問にぶつかったなら、誰でもできる暗記を頑張ってください。

英単語やイディオム、古単語や助動詞、漢文の句法や社会全般・・・一人でできることなんて山ほどあるでしょう?

何をやったらいいのか分からないなんてことはないはずです。

一人でもできることを地道に頑張りましょう。

一人ではできないことを、私達と一緒に頑張りましょう。

そのために塾があります。

さあ今日も一日頑張りましょう!