進学校として知られていなくても、頑張っている高校生はたくさんいます
さてさて…昨日のブログだと『進学校の生徒は頑張っていて、そうじゃない生徒は頑張っていない』といった感じに言いたいのかと思われたかもしれませんが、むしろ逆です。
進学校の高校生でもサボっている生徒はサボっていますし、そうじゃなくてもめちゃくちゃ勉強を頑張っている高校生もいます。
昨日ちらっと紹介した一色高校の塾生の模試の結果がこちらです。

文系科目の総合偏差値がなんと『66』。
おそらくですが、西尾高校でも上位50番以内、西尾東高校でも上位3番以内くらいの成績です。
一色高校はそんなに進学に力を入れた授業をやられてはいませんので、この成績はほとんど彼の努力、ちょっとだけ言わせていただいていいのであれば、当塾のカリキュラムもほんの少しだけ一助となっているかもしれません。
ただ単純に、学習量がものすごいんです。
昨日もお伝えさせていただきました通り、英語に関して言えば単語やイディオムは彼が一番覚えています。
それもぶっちぎりです。
この模試はちょっと調子が悪かったようですが、英語の偏差値は大体65を超えています。
山口は当塾で、このように『ひたすら愚直なまでに努力を積み上げて英語の成績を上げた塾生』をたくさん見てきたので、入塾面談などでも『必ず英語の成績は上がります』と断言します。
ただもちろん、本人の努力が前提ではありますが。
ネットで誇大広告されているような『たったの数か月で英語の偏差値40から早稲田大学に合格!』みたいなことはできないと思っていますし、最低でも『英語だけで毎日2時間の学習を継続』することが最低条件です。
・・・と今回はそんな話ではありませんでした。
その他にも、例えばこちらは鶴城丘高校の合格実績です。

見てみると、愛知県内の私立大学には結構な数の合格者を出していますし、同志社大学と立命館大学にも3名送り出しています。
ちなみにここには載っていませんが、少し前には名古屋大学や愛知県立大学の合格者も出しています。
鶴城丘高校はどちらかと言えば就職などに力を入れているので、進学クラスそのものは他の進学校に比べたら少ないです。
それでいてこの結果は本当にすごいなと思います。
余談ですが、色々な方から聞かせていただいたのですが、以前はあまり評判が良くなかったそうで・・・。
おそらく学校関係者の方の真摯な努力の結果、こういった合格実績を作られたのだろうと頭が下がる思いです。
そして次は吉良高校。

先日保護者様から教えていただいたのですが、こちらも同志社大学の合格者がいますし、関大も2名送り出しています。
愛知県内の私立高校にもしっかりと実績を作っています。
そういえば去年の卒塾生で吉良高校の生徒がいたのですが、ずっと学年1位でした。
かなりいい推薦ももらえそうだったのですが、『早く社会に出たいんです。』と言い続け、無事に一番行きたい企業の内定をつかみ取りました(本当にしっかりしている塾生でした)。
ということで、進学校は相対的にみて成績がいい生徒が集まっているのは事実ですが、それでもサボる高校生は普通にいますし、偏差値が40を切る受験生だっています。
その反面、もしかしたら高校受験は敗れはしたかもしれませんが、その後一生懸命頑張って偏差値を60以上まで上げて、いわゆる難関校に合格していく高校生もたくさん見てきました。
『西尾高校/西尾東高校に合格しました!』、それでもその後の1年2年をサボってしまったら、何の意味もありません。
それなら悔しい思いをするかもしれませんが、第二志望の高校に行ってがむしゃらに頑張った方が良かったのではないかとさえ思うのです。
毎回毎回ブログで書いている内容が無責任に見えるかもしれませんが、それでもあえて言わせていただきます。
『正しい努力を正しく積み上げれば、成績は必ず上がります。』
内申点13で学年ビリだった自分でも、一応関関同立に合格するくらいまでは成績は上がりましたので間違いありません(正確には関西学院大学は不合格でしたが)。
ただ成績の上がり方には個人差がありますし、受験は運の要素も多分にはらんでいますので、正しい努力を積み上げた全ての受験生が結果を出せるわけではありません。
ありませんが、それでも『正しい努力を積み上げた人間が全員報われる』ことはお約束します。
たかだか受験です。
一発勝負とは言いますが、本当にその大学に行きたいのであれば、ご両親に相談してもう一回挑戦してみてもいいですし、本当に全力を尽くしたのであれば、第二志望第三志望の大学でも、たくさんのことを学びその後の人生に活かすことができます。
そして勉強をしているのに成績が上がらないという中高生のみなさん、厳しいことをいえばそれは『学習量が少ないか、学習の仕方を間違えているかのどちらか』です。
学習量が少ないのは増やせばいいとして、問題は後者。
同じ漢字や英語の文章をひたすら書いたり、参考書に書いてあることをノートにきれいに書いても、それは勉強とはいいません。
『ひたすら目の前にある漫画の絵を描いている』のと同じです。
片っ端から同じ漢字を書き続けても、それは頭を使わず手だけが動いているだけです。
絵を描いているのと変わりません。
また、時制や分詞などが100%じゃないのに、仮定法や分詞構文の授業を受けてもほとんど何も理解できないでしょうし、仮主語と代名詞、thatの4用法(関係代名詞、接続詞、同格、主語や補語になるthat)を知らずに強調構文を理解できることはありえません。
どんなに一生懸命にその時間頑張ったとしても、得られるものは何もないのです。
だからみなさんには、本来ひとり一人に合った学習法が必要となります。
それさえ完璧に用意されるのであれば、みなさんの成績は100%上がるということをお約束させていただきます。
そしてその準備と指導は、私たちが100%の自信を持ってやらせていただきます。
ただ、それは『楽して成績が上がる』ことを約束するものではありません。
英語なら『単語とイディオムを覚える』、現代文なら『毎日文章を読む』、古文漢文なら『助動詞の活用用法、句法を覚える』数学や物理なら『公式を覚える』、そんな当たり前のことは100%やり切ることが前提です。
そんなわけで、当たり前なのですが今日も大切な一日が過ぎていきます。
私たち大人と違い、みなさんに与えられた時間は有限で貴重なのです。
やりたいことももちろんあるでしょうが、『今やりたいことをやる』のか、それとも『第一志望に合格して、本当にやりたいことをやる』のか、それはみなさんが決めてください。
ゲームや動画に時間を費やすのも構いませんが、その返ってくる結果についてはみなさんが責任を負わなければなりません。