西尾高校生、西尾東高校生に肝に銘じてほしいこと(続き)
さて続きとなります。
早いもので西尾市に籍を移して10年になりますが、この10年ではっきりと分かったことがあります。
それは、『西尾高校と刈谷高校では、数字以上に大きな差がある』ということです。
(なんかいやなこと言っているな~・・・。)と思われるかもしれませんが、これはただのれっきとした事実であって、山口がいやなやつだろうがいいやつだろうが、それこそ殺人者であろうがキリストの生まれ変わりだろうが、何も関係ありません。
とにかく、このことをしっかりと腑に落としておかないと、何となく『西尾高校に合格した!』『西尾東高校に合格した!』という一時の達成感でぼんやりと高校1,2年生を過ごしてしまい、3年生になってからまったくどうしようもなくなってしまうということになってしまうのです。
前塾も含め、そんな受験生をたくさん見てきました。
先日、刈谷高校の塾生から聞いた話なのですが、今年の刈谷高校の現2年生、学年で350番くらいの生徒も総合偏差値が60を超えているということです。
西尾高校であれば学年100位内に入るくらいの成績とだけお伝えしておきます。
つまり、刈谷高校でビリの方の生徒が、西尾高校に来たら学年上位になってしまうということです。
重ねて申し上げますが、これはただの事実です。
しかしながら、偏差値で見たならば、刈谷高校の偏差値は70で、西尾高校の偏差値は64なのですから、高校に合格する時点ではそれほど大きな差があるわけではありません。
問題はの1つは、その合格の仕方にあります。
西尾高校には『刈谷や岡崎と西尾をかけて、残念ながらギリギリ紙一重で西尾高校に合格した生徒』と『一生懸命頑張って、なんとか西尾高校に合格した生徒』がいます。
前者は捲土重来を期して、『大学受験では絶対に負けないんだ!』という気持ちで高校1年生からしっかりと頑張ることができます。
そんな彼らが西尾高校のあの合格実績を作っていきます。
一方、中には『やった!自分は西尾高校に合格したぞ!これでもう大学受験も大丈夫だ!』と心得違いをしてしまう山口タイプの西尾高校生もいます。
厳しい話、そういう西尾高校生は学習習慣もつきませんので、高校1年生も2年生も漫然と過ごしてしまいます。
その差というのは今、まさにこの4月5月からついていくのです。
もちろん、岡崎高校や刈谷高校、東海高校でも偏差値が40という生徒を見たことはありますが、今までの長い経験の中で片手で数えるほどです。
ほとんどいません。
岡崎高校や刈谷高校の生徒というのは、総じて学習意識が非常に高く、脱落していく生徒はほとんどいないのです。
一方、厳しい言い方をすれば、西尾高校や西尾東高校に合格した生徒は、上位陣と下位陣の差が非常に大きく、その差は学校の合格実績にも顕著に現れています。
高校1年生で学ぶはずの
①”I found the interesting book.”
②”I found the book interesting.”
または
③”I had my repaired car.”
④”I had my car repaied.”
の区別がまったくつかないという高校2年生、3年生にもたくさん会ってきました。
この区別がつかないというのは、高校1年生の4月5月を漫然と過ごしてしまった動かぬ証拠ですし、たとえ入塾時の学年が高校3年生であったとしても、高校1年生からすべてやり直さなければなりません。
余談ですが、この区別がつかないのであれば、おそらく偏差値は50を切っているはずですし、難易度がそこまで高くない大学入学共通テストでも、おそらく平均以下、得点率は55%を下回ると思われます。
ちなみに①『私は面白い本を見つけた。』②『私は(実際に読んでみた経験から)その本が面白いと思った。』③『私は修理した車を持っていた。』④『私は車を修理してもらった。』
もう全然違う意味になるのです。
す・・・っごくいやなことばかり言ってしまったかもしれませんが、重ねて申し上げます。
山口がいいやつかいやなやつか、そんなことはまったく関係ありません。
ただの事実です。
そして西尾高校や西尾東高校に合格したみなさん、みなさんは『西尾高校や西尾東高校に合格するため』に勉強してきたわけじゃないはずです。
これらの進学校を目指してきたということは、漠然とでも『大学に合格するため』に今まで頑張ってきたはず。
ならば今こそもうひと踏ん張りしてください。
重ねてお伝えしますが、高校3年生という学年はもう最後の最後、そこでどれだけ頑張っても差なんてつきません。
岡崎や刈谷の生徒、もっと広げるならば全国の難関校を目指している受験生は今すでに、いや、なんなら3年5年、もっと以前から大学受験に向けて勉強を頑張っています。
それを『いやいや、そんな勉強ばかり頑張っても人生詰まらないでしょう?』と思うのは自由です。
ただ、皆さんのライバルはそんな連中ですし、人生が詰まるか詰まらないかは大学を卒業してから決まります。
今目先のやりたいことを優先して、駅前でたむろしたり市内をバイクで走り回るような高校生が、将来詰まる人生を送れると思いますか??
今頑張れるならこの先5年10年も頑張れますし、やりたい仕事もいくらでもできますし、きっと最高の仲間や人生の伴侶が見つかるでしょう。
今遊びを優先するようなら、5年後も10年後も同じように、遊び惚ける友達ができて、同じような意識のパートナーしか見つかりません。
だから騙されたと思って今、今この瞬間を頑張ってみてください!
そんなわけで中学生と高校1、2年生の体験授業はまだまだ募集中です。
高校3年生のみなさんは、本当に申し訳ございません…。
他塾でのご健闘をお祈りしております。