西尾高校生、西尾東高校生に肝に銘じてほしいこと

一昨日、3月に体験授業を受けてくれた西尾高校3年生の保護者様から入塾希望のお電話をいただきましたが、断腸の思いでお断りさせていただきました。

『本当にお断りされるんですね・・・。』と少し驚かれていましたが、そうなんです、当塾は高校3年生に関しては、ある時期が来たらシビアに入塾をお断りさせていただいております。

というのも単純に、高校3年生の指導には、中学生や高校1,2年生の3倍の準備とマンパワーが必要になるからです。

既出の画像ですが、国立受験者ともなると、二次対策にこれくらいの分量の授業準備が必要になります。

もちろん、言うまでもありませんが、こちらの広島大学に合格した卒塾生、高校1,2年生の頃サボっていたわけではなく、コツコツと常に学習を積み上げて、英検は準1級まで取ってしまった卒塾生です。

そんな彼女でもこれくらいの追い込みが必要でした。

高校3年生が過ごす1年とは、そういう時期なのです。

そういったわけで、高校3年生が増えれば増えるほど、当塾の講師陣の負担は大きくなり、ひいては今いてくれる現塾生の指導に影響が出てしまうため、早め早めに対策を取らせていただいております。

自分自身が大手学習塾や予備校に籍を置いていたから分かるのですが、他塾ならいつでもWELCOMEだと思います。

すべての塾がそうだとは言いませんが、大手学習塾は企業維持のために利益が最優先されるため、乱暴なことを言ってしまえば、中高生の第一志望合格などよりも、いかに多くの中高生に入塾してもらうかに重きが置かれています。

極端な話、『明日が入試なんです!何とかしてください!』という受験生でも入会可能だと思います(実際にそういう例が何件もありました)。

もちろんきれいごとを言うつもりはなく、当塾ももちろん利益は重視しております。

慈善事業ではありませんので。

ただバランスとして、当塾のような町の私塾は、利益よりも評判の方を優先しなければなりません。

『あの塾に通わせたけど、やっぱり駄目だった。』『やっぱり個人塾じゃなくて、大手じゃないとだめなんだ。』

いい噂よりも悪い噂のほうが拡散力が強いのです。

というわけで当塾は実績ありき。

卒塾生や塾生が作ってくれる高い合格実績だけが当塾の宣伝広告であり、当塾の財産なのです。

つまりは、厳しい言い方をすれば、今から新しく来てくれる高校3年生のお子様を指導する余裕もありませんし、歯に衣を着せずに言わせていただくならば、『これまで勉強をサボってきた高校3年生が、第一志望に合格するほど大学受験は甘くはない。』と考えております。

もちろん、昨年度もこれまでも、E判定からミラクル大逆転を起こした卒塾生は何名もいます。

いますが、あれほどの凄まじい努力をみんながみんなできるとは思えないのです。

スマホを断ち切り、友人の誘いも断ち切り、毎日毎日平日4時間、休日10時間以上の勉強を続け、それでも結果が出なくて時には涙を流し、実際の入試本番でも結果が出ず、それでも諦めずに卒業式の日も塾に通い続ける…(ちなみに弊ブログでも紹介しましたが、偏差値40から愛知大学の経営学部に合格した塾生です)。

重ねて申し上げますが、高校3年生とはそういう時期です。

(いやいや何もそこまで勉強しなくても・・・。)と思われるのであれば、別にやる必要はないと思います。

『そこまで頑張らなくても、第一志望に合格できますよ!』と言ってくれる塾を選べばいいだけですので。

ただ、もちろん当塾を選んでくれた塾生には、そんな甘言蜜語を投げかけるつもりはありません。

どこの誰よりも頑張って、必ず一番行きたい高校や大学の合格を勝ち取りましょう!

【西尾高校、西尾東高校に合格した1年生のみなさん、今が一番大切な時です。】

先日も似たようなブログを書かせていただきましたが、高校生活において一番大切なのは高校3年生ではありません。

いや、もちろん高校3年生が大切なのは言うまでもないのですが、高校3年生ともなればどんなに勉強をサボってきた受験生でも死に物狂いで勉強を頑張ります。

全員が勉強するわけですから、そんな時期に差なんてつくはずがありません。

圧倒的に差がつくのは高校1,2年生の時期です。

本当にいやなことをズバリ言ってしまいますが、西尾高校や西尾東高校に合格して、一時の達成感で著しく成績を落とすくらいなら、強い推薦枠を持っている私立高校に行った方がいいです。

以前にも申し上げたことですが、実のところ、岡崎高校や刈谷高校、明和高校や一宮高校、旭丘などのいわゆる最難関公立高校も、偏差値が40くらいの高校でも、解く問題は『同じ公立高校入試問題』なので、実は高校入学時点では、そこまでめちゃくちゃな学力の差がついているわけではありません。

何せ、新高校1年生のみなさんのほとんどが、ここ10年以上まったく傾向が変わっていない、『公立高校入試対策』しかやっていませんので(御三家や東海、滝、南山、名古屋、名城などの私立受験を体験した受験生は除きます)。

数学ならば基礎小問対策、一次関数、二次関数の利用問題、確率、穴埋め証明、ごく一部のトップクラスの中学生なら、最後の相似や空間図形までやっているのかもしれません。

が、いずれにしても2点問題を除けば易問も難問も有難いことに『すべて1点』ですので、自分が愛知県の公立高校を受験するのであれば、ハナから最後の空間図形は捨てます。

他で18点くらい稼いだ方がはるかにコスパがいいですし、当塾では数学が14点15点でも岡崎刈谷に合格した例があります。

英語でも同じです。

『正しい文章を全て選びなさい。』問題に変化した以外はここ10年まったく変化がありません。

リスニングがあって英作文と穴埋め英作文、長文読解(語形変化、選択問題など)、最後に会話文と続くスタイルはまったく同じで、私たちとしても本当に対策が取りやすいです。

厳しいことを言いますが、そんな出ると分かっている問題の対策を取ってきただけで、そんなに劇的な学力の差がつくわけがないのです。

強いて言えば『学習に対する姿勢』では大きな差がつきます。

それが高校に入学してから大きな差となっていきます。

長くなりましたので続きはまた後ほど・・・。