社会などの暗記がニガテだという中高生諸君へ

さて、西尾市内の中学校が一斉にテストが終わっていますが、結果はどうだったでしょうか?

結果そのものもとても大切ですが、一喜一憂することなく、取れなかった箇所は何度も反復して、100点になるまでテスト直しをしてほしいです。

そしてみなさんテストの結果を持ってきてくれるのですが、山口が真っ先に確認するのは総合点。

塾生の志望校や学年にもよりますが、おおむね合計350点~400点を取っていれば大丈夫かなと思っています。

それよりも下回っていたら、社会と理科の点数を見ます。

英語や数学はもちろん大切なのですが、それ以前に、単純暗記の社会や理科の第二分野が得点できていなかったら、きちんと勉強していなかったんだろうなと思います。

『単純暗記を怠る』ということは、英語や数学で得点を伸ばすことは難しいのです。

【暗記にもコツがある】

・・・なんて偉そうなことを言ってはいますが、山口は中学2年生の頃学年ビリを2度取っているのですから、当然社会の点数も悪かったです。

20点くらいだったでしょうか?

よくは覚えていませんが、5教科の合計が80点もなかったので、多分それくらいだったかなと。

ただ手前味噌ではありますが、中学3年生の2学期には満点を取りましたし、大学受験時の旧センターの日本史Bは88点でした。

万人に当てはまるかどうかは保証できませんが、自分は一瞬で、飛躍的に暗記効率が上がった学習法がありました。

…などともったいつけてしまいましたが、実は以下の事を繰り返していただけです。

①『語呂合わせ』

②『ひたすら紙に書く』

③『英単語と同じく音読』

この三つです。

まず①の語呂合わせですが、これは本当に破壊力がありました。

今でも記憶に残っているくらいなので。

例えば北方領土の4島は『歯舞諸島』『色丹島』『国後島』『択捉島』、南から北に向かって、頭文字を取って『ハシクエ』。

ちなみに、『歯舞』だけは諸島です。

歯だからたくさんあるんだと覚えました(この辺は中学生ですね)。

北アメリカの5大湖は『スペリオル湖』『ミシガン湖』『ヒューロン湖』『エリー湖』『オンタリオ湖』、これも頭文字を取って『スミヒエオ』と覚えただけ。

江戸の三大改革も『享保の改革』『寛政の改革』『天保の改革』、実施した人物は『徳川吉宗(八代将軍)』『松平定信(老中・吉宗の孫)』『水野忠邦(老中)』、もちろん頭文字を取って覚えただけです。

ちなみにこの江戸の三大改革、何をやったのかというと、今西尾市でも市長選・市議会選の選挙活動が盛んですが、一言で言えば『経済改革』。

ただ、徐々にその得られる経済効果は低くなっていったというところまで抑えておきたいところです。

日本史でも受験生が全員苦戦する『歴代総理大臣』。

これもひたすら『イクヤマイマイ オヤイカサカサカ ヤオテハタカヤキ・・・』みたいな感じで、現菅内閣まで99代全部暗記です(これはもう日本史Bでは定番ですが)。

伊藤博文 黒田清隆 山県有朋 松方正義 伊藤博文・・・みたいな感じで。

ついでにこの縦のラインを時系列順に一度覚えてしまって、誰の代で何が起こったのかを抑えていきます。

次に②。

少し前のブログで『自分は英単語をひたすら書いても覚えられなかった』とは言いましたが、社会や理科は別です。

日本語ですので。

また、学校の先生は、『社会は最悪分からなければひらがなで書いてもいい。』などと言いますが、個人的には絶対にダメ。

もちろん本番では許されるのかもしれませんが、それにしても公立高校入試まで。

大学入試の小論文や記述で、漢字で書くべきものをひらがなで書いたら確実に減点です(慶應などはよんですらくれないの。

だから絶対に『正しく漢字で書く練習』をしてください。

最後の③は昨日のブログでも書きましたので割愛いたします。

もう一度念を押しますが、この3つを徹底しただけで、社会の点数はほぼ9割から満点で安定するようになりました。

ちなみに山口は、牛乳を買いにマックスバリューに行って卵を買って帰ってしまったり、今リアルタイムで『石原さとみ』さんの名前が出てきませんでした(笑)。

(あれ…?確か中澤あけみみたいな名前だった気がするけど出てこないぞ??)と。

慌てて『金麦 プリマヴィスタ CM』で検索して『石原さとみ』さんの名前にたどり着きましたが、もう脳のシナプスが崩壊している山口の記憶力なんてこんなものです。

【それでもなぜかやろうとしない中学生がいます】

さて、中学生や高校生のみなさんから『暗記ができないんです・・・。』ご相談を受けるたびに、一応毎回上記のようなお話をします。

そして、それをすぐに実践してくれる塾生もいれば、なぜだかまた同じように悪い点数を取ってきて、『暗記がどうしてもニガテで・・・。』と泣き言を漏らしてくるのです。

後者の子に『そういえば語呂合わせや書く練習はやってみたの?』と聞くと、『それはやってないです。』と返ってくるのですが、もう厳しい話、それでどうやって社会の点数を上げるつもりなのかと言いたいのです。

いや、やってみて効果は出ないかもしれませんよ?

もうそれはひたすら自分に合う学習法を探していくしかありませんので。

ちなみに山口は、日本史や世界史で優れた学習法であると言われている『メモリーツリー』、これがまったくはまりませんでした。

こういうのですね。

まったく何にもなりませんでした(笑)。

あらためて念を押させていただきますが、こちらの学習法はおそらくかなり優れています。

山口に合わなかっただけですね。

でもこれも、実際にやってみないことには分かりませんよね??

例えば新研究の穴埋めだけ適当にやってて覚えられるのならそれでもいいと思うんです。

東進ハイスクールの『一問一答』の星三つだけ周回して、模試のアベレージが8割超えるのであれば、それもそれでいいと思います。

ただ、結果が出ないのであれば、それはもう自分で模索していくしかありません。

そして試験が終わるたびごとに、『暗記がニガテなんです・・・。』『①~③はやってみたの?』『いや、それはやってないです。』となると、本音で言えばもうどうしようもありません。

それはもうニガテなのではなく、『学習する意志がない』と山口は判断します。

教室に来て勉強すること、家で勉強時間を確保すること、これは最低限必要なことですが、次は『自分に合った学習法を、主体的に探して取り組むこと』ここまで進まなければなりません。

脳死の状態で『徳川家康』という字を眺めて100回書いても、それが社会の得点につながることはありません。

でも(徳川家康は何をやった人なんだろう?)と考えたならば、そこからどんどん記憶が有機的につながっていくこともあるかもしれません。

というわけで、山口は模試や期末テストの結果を見せていただくとき、割と社会をやる気のバロメーターとして活用しております。

数学の『相似な図形』『空間図形』の応用問題を解くことは難しいかもしれませんが、社会や理科の第二分野は別です。

もうすでに目の前に答えがあるのですから。

これが東大や京大の記述だったり、早慶の重箱問題とかなら話は別ですが、学校のテストや模試の社会を落とすのは明らかに怠慢です。

公立高校入試でしか使えない技ですが、英語や数学が難しければ、社会や理科の第二分野で稼げばいいじゃないですか!

もちろん楽とは言いません。

でもサナ〇さんが毎年やっている『夏の合宿』みたいなのは実はものすごい意味があって、演習量を一気に増やして、取れる問題を確実に取れるように練習しているのです(ちなみに山口はサナ〇さんとはまったく縁もゆかりもありません)。

ひえっ…。

これはすごいですね。

うちの塾ではやらない、というよりやれないと言った方が正しいのですが、こういうライバル達が一生懸命頑張っているというのも事実です。

社会や理科の単純暗記くらいは頑張ってほしいです。

ちょっと話がそれてしまいましたが、とにかく暗記は『自分に合ったやり方で』『どれだけ取り組んだか?』この2点です。

やってもいないことをできるようにはなりません。

だからまずはやってみましょう!