頑張っても頑張っても成績が上がらないときこそ、もうひと踏ん張り頑張ってください!
さて、すでに教室にはたくさんの塾生が自習に来てくれていますが・・・、いや、本当に素晴らしいですね。
とにかく、中高生のみなさんには『一日たりとも休まずに継続』してほしいです。
一日休んでも、次の日に2倍頑張れる強靭な精神の持ち主ならそこまでする必要はありませんが、山口のような三日坊主なタイプこそ、一日も休んではいけないのだと思ってほしいです。
もしかしたら、疲れ果てていて学習効率が上がらない日もあるかもしれませんが、それでいいんです。
『そんな日でも自分は頑張った』という自信が、いつか必ず活きる日が来ます。
そして中学校3年生、高校3年生のみなさん(特に高校生)、もうここからは、並の努力ではみなさんの成績は上がりません。
なぜなら、『みんな当たり前に勉強するから』です。
君が多少努力しても、周りのお友達やライバルも全員同じように努力しているので、君の点数が上がると同時に、みなも同じように成績や偏差値が上がっているのです。
ですので正確には、みなさんの成績が上がっていないわけではなく、『受験生全員の成績が上がっている』のです。
そのために日ごろから、『1年生、2年生の頃にどれだけ積み上げるかが大切なのだ』ということを耳にタコができるほど言い続けているのですが、終わったものはもう仕方ありません。
時間はもう戻らないのですから。
だから並の努力では成績が上がらないのです。
もうスマホだの漫画だのゲームだの、体育祭だの文化祭だの、西尾祭りだのなんだのの余裕はないはず。
中間テストや期末テストにしても、テスト前なんて誰でも頑張るんです。
そんなときだけシャカリキに頑張っても、みんなと差なんてつくはずがない。
テストが終わってみんなの気が緩んだときに頑張ってこそ、差が付けられるのだと自覚してください。
【そして保護者様へのお願い】
そういったわけで、中学校3年生、高校3年生のお父様お母様、ここからはもう本当にしんどい日々が続きます。
あからさまに勉強をしない中高生は論外として、そういった事情からそうとう頑張っても、中学3年生・高校3年生の成績はここから頭打ちになっていきます。
ただし、ここで諦める受験生が出てくるのも事実です。
『一生懸命頑張っているのになかなか成績が上がらない・・・』ことほどつらいことはありませんので。
『ほかのライバルが諦めるの待ち』なのはいささかずるい印象もありますが、受験イヤーというのはそういものです。
もう全員が第一志望のために死に物狂いで勉強してくるので、誰かが脱落しない限り成績や偏差値は上がりません。
もちろん、『1年生、2年生の頃はサボってたけど、3年生で頑張りだしていきなり覚醒した!』なんて受験生もいるかもしれませんが、もう本当にごく稀です。
普通に考えれば、2年間地道に頑張ってきた受験生の方が強いです。
そしてそんなとき、お子さんの成績が芳しくない時こそ、全力でフォローしてあげてください。
この時期はもう本当になかなか成績は上がらないのです。
その代わりに、この『頑張っているのに全然結果が出ない時期』を頑張りぬいた者だけが、最後に飛躍します。
何度もご登場いただいておりますが、ラストの1年間、一度も偏差値が45を超えることなく、愛知大学経営学部に合格した卒塾生の例です。


これはラストの模試ですが、こちらの結果に至ってはほとんどがE判定、偏差値も40前後だったので、普通に考えれば絶望的だったと思います。
・・・と思って諦めた受験生から脱落していくのです。
彼女は最後の最後、卒業式も終わった最後の『3月9日』まで、一日たりとも諦めなかったからこそ、この結果が出せたのです。
ついでに体験談も。


詳しくは3月のブログで掲載しております。
一番辛いのは『受験生本人』です。
私たちでもなく、学校の先生でもなく、お父様お母様でもありません。
目標や努力はひとそれぞれかもしれませんが、例外なくすべての受験生が苦しんでいます。
あまりよくない結果を目にして、残念な態度を出してしまったり、怒りをぶつけるのは簡単です。
でも、『英単語を眺めるだけ』と同じで、簡単なことほど効果は出ません。
がっかりしているお父様お母様を見て、または怒りの感情をぶつけられて、学習者の意欲向上につながることは絶対にありません。
それは厳しいことを言わせていただくならば、お子様の気持ちはそっちのけで、ご自身の感情をぶつけているだけです。
そうではなくて、いったん一呼吸おいて、『この辛い時期に頑張った者こそ結果が出せるんだ』ということを、根気よく伝えてほしいのです。
もちろん、お父様お母様の目から見て、明らかにサボっているようなら、多少の厳しい叱咤激励のお言葉はかけてほしいです。
ただ、ちょっとひいき目も入ってはいますが・・・、ただでさえ厳しいうちの塾を頑張ると決めてくれたお子さんたちです。
うちの塾生はみんな本当にすごいです。
毎年のことながら、うちの塾生がどこの中高生よりも頑張っているんだと胸を張って言えます。
だから安心してお子さんをフォローしてあげてほしいと心から願います。