総合偏差値73.3、西高学年7位!(357名中)
というわけで、土曜日のブログでも少し書かせていただきましたが、西尾高校2年生の塾生からものすごい報告をいただきました。
お父様からご了承もいただきましたので、ご紹介させていただきます。

国語の偏差値が80.8!
全国45万人のライバル達の中でもなんと『409位』というとんでもない結果が出ています。
お父様はご謙遜で『たまたまです』とおっしゃっていましたが、一応国語の指導をさせていただいている指導者の端くれとしては、『国語の記述では偶然やまぐれはない』と考えておりますので、紛れもなくこちらの塾生の実力だと思います。
元々は数学がニガテということで当塾を選んでいただいたのですが、数学もしっかりと着実に上がってきています。
担当の石川先生曰く、『ご本人の実力を考えたらまだ上がりますよ。』とのことでしたので、非常に頼もしいですね!
実はこちらの塾生、元々一番得意な教科は英語でして、英語を少し見させていたいただきました自分の所感としては、英語の偏差値も80近くまで持っていけるものと確信しています。

そして総合成績が愛知県内で『487位』。
このテストには岡崎、明和、一宮、刈谷、時習館などの愛知県内の超トップ進学校も参加しておりますので、その中でこの数字は本当にすごいと思っています。
GTZが”S”という評価もすごいですね。

そしてこれが一番分かりやすいですね、『西高学年7位!』(文系理系を含めて)。
毎年の合格実績と相対比較しましても、この順位であれば名古屋大学はまず当確、二次試験対策次第ではさらに上も目指せる成績だと思います。
あまり無責任なことを言ってはいけませんが、これまでの卒塾生の例を見ても強ち的外れなことは言っていないはずです。
ただお父様もご本人も自覚しておりますが、こちらの塾生の唯一の泣き所が『欲がない』ということ。
もうこれさえあれば鬼に金棒、本気を出したらそれこそ東大や京大も狙えると思っているのですが、まあこちらについては私たち塾の人間の価値観を押し付けてもいけませんので、つかず離れずの距離感で、今よりももっともっとやる気が出るような指導とお声がけを続けていきます。
さて、高校1年生・2年生のみなさん、並びにお父様お母様。
偏差値というのは得点ではなく、飽くまでも相対評価で数値化されたものですので、簡単に下がることはありこそすれ、『並大抵の努力ではなかなかあがりません』。
特に時間が進めば進むほど、それは顕著に現れます。
高校1年生の頃なんて、そんなにみんな危機感を持っているわけではないので、ちょっと頑張ればそこそこの成績が出るかもしれませんが、高2の秋口からはみなが一斉に追い込みだし、3年生ともなればほぼ全員、『当たり前に1日10時間勉強』するようになりますので、ここで偏差値が上がることはまずありません。
どういうわけか、当塾では『E判定からの一発大逆転』が毎年起こるのですが、塾講師の端くれとして言わせていただくならば、『それは確率的にはほとんど起こらない』ということです。
甲子園を目指して2年間…、いや、中学の頃も含めるなら5年間頑張ってきた球児に、ラスト数か月で追いつこうとしているようなもので、そんなに受験勉強は甘くはありません(特に大学受験は)。
おそらくは『どこの大学でもいいから受かればいいや。』という高校生や保護者様は少なくて、ほとんどのみなさんは『少しでもいい大学に合格したい』と思っているはず。
しかしまさに『それはみんなが考えていること』なのです。
いい大学というのは、問題そのものの難易度も、倍率も、不人気の大学と比べたら桁違いです。
ぜひぜひ赤本を手に取っていただいて、危機感を感じることができたらすぐに行動に移していただけたらと願います。
【絶対評価の落とし穴。中学生のお子さんの保護者様、みなさんのお子さんはきちんと客観的な評価をしていただいていないかもしれません】
先に申し上げておきますが、相対評価にも絶対評価にもそれぞれ長所と短所がありまして、一概に『相対評価が正しくて、絶対評価は間違っている』というものではありません。
ただ個人的には、『絶対評価』では本当に正しい評価はできないものと考えております。
これからさせていただきますのは、今回ご紹介しました塾生のお父様のご協力をいただきお話させていただくものです。
こちらの塾生、実のところ中学の頃の成績は岡高でも刈高でも狙えるものでした。
それは公立高校入試の当日点でも確認済みです。
しかしながら、内申点はなんと『32』、1学期にいたっては『29』だったとのことでした。
少し前のブログでもご紹介させていただきましたが、逆に私は某西尾市内の中学校で、『360人中330番の生徒が内申27をもらっていた』という事実を知っています。
これのどこが平等なのでしょうか?
私は一応公立高校の先生が知人にも多くいますし、いとこは兵庫県の某中学校で教師をしていたりしますので実情をよく存じ上げていますが、まあ正直なところ、ちゃんと客観的に評価をもらえている生徒は良くて7割程度。
残りの3割は、成績以上の評価をもらっているか、もしくは逆に、成績に見合わない不当な評価をもらっているというのが現実です。
唯一、『絶対評価に価値を見出す』とするならば、『大人になったとき、社会生活に順応するために協調性を身につけなければならない』といったところかもしれませんが、実際のところは『教師のポイントを稼いで、気に入られた生徒が高い内申点をもらえる』というのであれば、この目的は達成されていないのではないか?と疑問に思うのです。
まあ百歩譲ってそれを腑に落としたとしても、『90点や満点を取っている生徒が3をもらって、80点だけど先生に気に入られている生徒は5をもらえる』というのはどう考えてもおかしいと思うのです。
『両者とも4でした』、これならまだ分かります。
しかし、はるかに高い点数を取っている生徒が、はるかに低い評価をつけられるというのはやはりあってはならないことだと個人的には思います。
なお、これは山口個人の所感であって、こちらのお父様がそういう意見を持っているというわけではありません。
お父様はただただそういった事実を述べられただけで、勝手に山口が熱くなっているだけです(苦笑)。
しかしながら、現実に山口はこれまで、そういう塾生をたくさん見てきました。
そりゃあね、人間だから好き嫌いはあるでしょう。
でもそれを生徒の評価に反映させて、未来ある中学生の夢を奪ってはいけないと思うのです。
もう何度でも言いますが、『絶対に西尾高校に行きたい!』と言っているうちの塾生に、最後の最後まで『志望校のランクを3つ下げなさい』と言い続けた某中学校の先生、あなたが『夢を諦める指導』をしてどうするんですか?
彼女は立派に西尾高校に合格して、早いもので今は高校3年生、入学時は確かにビリでしたが、今では学年100位内に入っています。
まだまだ第一志望には厳しい判定が出ていますが、彼女は必ず第一志望に合格するものと山口は確信しています。
とはいえ、まあ絶対評価にいくら愚痴をこぼしたところで、この現状は変わらないのでどうしようもありません。
内気な生徒が無理矢理自分を変えて、先生にポイント稼ぎをする必要もないと思います。
それならそれで、努力と実力で夢を勝ち取ればいいんです。
幸いにも、大学受験には『内申点』などという不可解なものは存在しません。
ただただ、『その年に合格点より1点多く取れるかどうか』、ただそれだけです。
ただしそれこそが大変であることを自覚しておく必要はあります。
何せ逆に、『ぼくはぼくなりに(わたしなりに)こんなに頑張ったんです!』は、まったく評価してもらえません。
『合格最低点に1点足りなかったけど、この子は内申点が高いから合格にしよう』などという忖度は一切存在しません。
社会に出てから生きるための術といならば、そちらの方がよほど大切です。
結果や成果が伴わなければ、君の君なりの努力なんて何も評価してもらうことはないのですから(多少の世渡り上手はどこの世界にもいるものですが…。)
そんなわけで、個人的には、内申点なんて気にする必要はありません。
ただし、それは逆に厳しい道のりであることも知ってほしいのです。
もしかしたら『テストの点数は悪いけど、ポイント稼ぎで高い評価をもらう』ことの方が簡単なのかもしれません。
しつこいようですが、『大学受験においては、みなさんは点数でしか評価してもらえない』ということ、そして『後になってから頑張り始めても、サボった分を埋めるのは容易なことではない』ということを心に留め、目標に頑張ってほしいと願います。
というわけで、毎回毎回のことですが、塾生のみなさん、そしてお父様お母様、ご協力ありがとうございます。
当塾はまったく宣伝広告をしておりませんし、塾ナビにすら掲載していないという今どき珍しい塾なのですが(※ちなみに塾ナビは、塾側がお金を払ってネット検索に引っ掛かりやすくするというシステムです。そんな不届きものはいないと思いますが、PCさえ変えればいくらでもステマできます)、みなさんの頑張りや合格実績だけが、当塾の最大の宣伝なのです。
当塾はいつでも実績勝負!
そういったわけで、今後ともよろしくお願いいたします。