英単語の覚え方(この記事は5分ほどで読めます)

先日、指導を担当させていただいております高校1年生に、ちょっと雷を落とさせていただきました。

ただ、彼の英語の成績は決して悪いわけではありません。

偏差値で行けば60を超えていますし、学年でも30位くらいの成績でしたので、悪いどころかむしろいいのですが、『とにかく英単語の暗記が甘い』のです。

(え!英単語覚えてなくても偏差値60超えてるならいいじゃん!)と思われるかもしれませんが、『このままだとその偏差値はどんどん下がります。』

それは間違いない。

正確には、これから英語学習に本気で取り組みだしたらライバル達の偏差値が上がり、結果的に彼の偏差値が下がるということですが。

【受験英語学習の9割は暗記】

もちろん、スピーキングやリスニングはその限りではありませんが、リーディングやライティングがメインである受験英語において、9割ウェイトを占めるのは『単純暗記』、特に英単語の暗記は必須です。

難関大合格のために必要な英語の学習時間が約1,500~2,000時間、そのほとんどは英単語やイディオムの暗記に捧げなければなりません。

山口も一英語講師の端くれとして、塾生のみなさんに英語の指導をさせていただいておりますが、未だに『語彙力の維持』はマスト、今までも、そしてこれからも避けては通れません。

そして、英単語の暗記がニガテだという中高生のほとんどが、『ただの量不足』。

能力の問題ではありません。

例えば、①『卵が孵化する。』、孵化は難しい単語ですが、日本人であれば、おそらく小学生でも理解できるでしょう。

同じように。

英語圏の小学生も②”The egg will hatch soon.”は何の苦もなく理解しています。

この二つの文は、日本人なら①は簡単に、英語圏の人なら②を簡単に理解し使いこなすでしょうが、逆になると言語ギャップから一気に話は難しくなります。

まず、英語圏の人が『孵化する』を理解し覚えようとするならば、『ふかする』という読み方を覚え、『ふかする=卵がかえる=卵からヒナの状態になる』を理解し、『孵化』という漢字を何度も何度も書かなければならないでしょう。

まったく同じような努力を、英単語の暗記に費やさなければなりません。

【単語帳を眺めるだけで、英単語を覚えられるわけがない】

僭越ながら、これが山口の単語帳です。

付箋を貼っている単語は、2~3回目を通してもなかなか覚えられず、さらに厳しく言えば『見た瞬間に思い出されなかった単語』。

よく単語チェックをしていると、10秒20秒うんうんうなっている中高生がいますが、『受験本番で君にそんな時間の余裕はない』ということを知っておかなければなりません。

英単語は見た瞬間に出てこないものは全てアウト。

そして、山口は付箋を貼っていない単語はもう見ていません。

付箋を貼るという行為は、『自分にとってニガテな単語を把握するため』であって、パフォーマンスでやっているわけではありません。

逆にもし付箋が貼られていなければ、英単語帳を漠然と何度も何度も、『もう復習する必要のない単語も含めてダラダラ読み返さなければならない』ので時間のムダですし、効率が非常に悪いです。

そして次。

今度は長文の中で覚えていきます。

先の『孵化する』も、『孵化』単体で覚えるよりも、文章で『卵が孵化する。』と覚えた方が、はるかにイメージしやすいと思います。

あとは、気になることはひたすらメモしまくること!

そしてさらに、英検の試験形式に合わせて、実践演習もやっておきます。

これは英検1級の問題集ですね。

ここまでやっても、既に人生の折り返しを迎えた山口の脳では覚え漏らしが出てくるので、どうしても覚えにくかった英単語やイディオムは、ノートに書きだします。

そして、どうしても覚えられない単語はたいていの場合発音しづらいものであることが多いので、ネットで発音も確認して、自分なりの発音で書き込んでしまいます。

さらにそれを、『一日1~2時間みっちり単語学習⇒寝る前に単語ノートで覚えられなかった単語をチェック、枕元に置いてねる⇒朝起きた瞬間、5分程度ですべて再確認』。

ここまでやったなら絶対に覚えられます!

え?

なんですって??

受験生にそんな時間はない???

いや、あるでしょうよ。

高校1年生の頃からコツコツ積み上げていれば、おそらく1年もあれば、初級単語帳『ターゲットやLEAP』くらいは終わりますし、次の1年で『鉄壁』『英検準1級』の単語も余裕で終わります。

高校1年生、2年生の頃に危機感を持てず、漫然とただ何となく単語帳を眺めているだけだから、覚えられずに、さらに厳しいことを言えば、『必要な努力を怠っているのに、勝手に自分でニガテだと決めつけている』だけなんです。

日本語を覚えるのが得意な外国人がいないのと同じで、英単語を覚えるのが得意な日本人もいないのです。

たま~にとんでもない言語感覚を持っていて、『見た瞬間に何となく分かる!』みたいな麒麟児もいますが、数千人にひとりレベルの話です。

だから英単語の暗記がニガテだと”思い込んでいる”みなさん。

そんなことはありません!

みなさんの若い脳力ならば、ちゃんと必要なことをやれば、スポンジが水を吸収するように覚えられるはず。

もうね、山口の脳みたいに老化が始まってしまうと、もうあれこれ手を変え品を変えしないと、どんどん忘れてしまいます。

まあただ、それでも未だに英検1級の単語くらいは覚えておりますのでご安心を。

まだまだ若いもんには負けへんでー!

というわけで、英単語の暗記には一刻も早く取り掛かってください。

こんなに手間暇かかるものを、絶対に高校3年生まで放置しないように!