“Nothing would make me happier.”は良い意味?悪い意味??
【とりあえずまずは結論から!(※1分)】
“Nothing would make me happier!”
“It couldn’t be better!”
はいずれも『最高だぜ!』みたいな感じでポジティブな表現です。
このセリフは中高生にはお勧めできないアメリカドラマ『プリズンブレイク』で連発されるセリフです。
一応直訳は、
“Nothing(何もない)would make(させるだろうものは)me(私を)happier(より幸せに).”
今以上により自分を幸せにしてくれるものが何もないので、『最高だ!』みたいな感じになるんですね。
ちなみに普通に大学入試の会話文で出てきますので、受験生のみなさんは絶対に覚えておいてください。
【would could might は何となく、現実味のない話をしている感じ。】
連日”would”や”could”のお話をしておりますが、まあ究極のところ、分かりにくければ無視してもいいと思うんです。
“would”や”could”はそれこそネイティブがネイティブの感覚で使っている助動詞なので、例えば我々生粋の日本人が、これを使って英文を書いたり、自然にスピーキングで出てくるのかというと、まず使いこなせないと思います。
ただただ、『実際に過去形で使われることはほとんどなく、何だか遠回しな感じ』くらいでもよいかと思います。
例えば中学校でも習う定型文、
“Can you tell me how to get to Nishio station?” も普通に
“Could you tell me how to get to Nishio station?”に書き換え可能ですが(”Can”が”Could”に変わっただけ)、意味はほとんど変わらず『西尾駅までの行き方を教えてください。』です。
ただただ、”Could”の方が直接的でないというか、少し遠回しな印象を受けます。
【shouldですら時には遠回しな表現になる】
例えばの話、『こんなク〇ゲー買わなければよかった!』を英語にするとどうなるでしょうか?
形式主語を使って
“It was better not to get such a junk game!”
といっても良さそうですが、もっと残念な感じを”should”で出すことができます。
“I should not have bought it.”
ご存じの通り、shouldは『~すべき』という助動詞ですが(中学2年生)、have +過去分詞が続くと200%仮定法過去になります(高校1年生)。
Ifがなくても。
つまり”I should not have bought it.”は、『これを買うべきではなかった(でも実際には買ってしまった)。』ということから、『こんなもの買わなければよかった。』となります。
『助動詞+have+過去分詞』は入試では必須ですね。
例えば今手元に、中央大学の会話文の問題があるのですが、
“It could have been a really dangerous situation.”というフレーズがあります(※ちなみに4択問題で、答えでこの文章を選ばなければなりません)。
直訳は、『それは本当に危険な状況になりえたかもしれない(実際にはならなかったけれども)。』
赤本の模範解答には『でも本当に危険な状況になっていたかもしれません。』
ちなみに仮定法は南山大学が本当に大好きでして、必ずといっていいほど大門1の文法語法問題で登場しますね。
仮定法は助動詞と時制、一部定型文を覚えるだけですので、正しく学習すれば1時間ほどで理解できます。
去年からは公立高校入試でも仮定法の基礎が登場していますし、中学生のみなさんもぜひぜひ完全にマスターしてほしいですね。
とりあえずしつこいようですが、『would couldなどはwill canとは別物』だと思っていてくださいね!