英会話は百害あって一利なし②(※4分)

少し雑談になってしまいますが、当塾で英検準1級を取った4名の内、2名が『英語を活かした職業に就きたい』と希望していました。

今は分からないですけどね。

ひとりは高校2年生の冬に英検準1級に合格し、見事第一志望の広島大学に合格した女の子(現在大学2年生)。

もう一名は昨年度に立教大学に合格した卒塾生で、こちらも女の子ですね(現在大学1年生)。

この2名は全然英語を使って仕事ができるだろうなと思います。

英語じゃなくても何でもいいですけどね。

共通しているのは、『第一志望に合格するという目的のために、一心不乱に努力ができる』という点ですね。

もうひとつ、3年間運動部を全力でやり切りました。

ただ大学受験だけのことを考えるならば、英検準1級の単語は足かせになる可能性があります。

大学入試では出てこないような単語やイディオムばかりですので。

でもここで、『大学入試に出ないならやらない』と思うのか、『自分の目標のために、必要なことは全力で頑張りたい』と思うのかは大きな違いです。

そりゃあね、英単語やイディオムを3,000語、4,000語覚えましょうというのはきついですよ。

大学受験では必要のないスピーキングなんて、そりゃあやりたくないでしょうね。

でも、『英語を使って仕事をしたい』というのであれば、それくらいはやらなきゃ。

『受験英語では真のコミュニケーション能力が養われない』なんてのは屁理屈ですよ。

そんなわけで、受験英語を頑張るも頑張らないも本人の自由ですが、もしも本当に行きたい大学があるのであれば、一度過去問を解いてみてください。

どれだけ英会話を頑張っても、目の前にある難関大学が用意した英文には手も足も出ないはずです。

そしてしつこいようですが、『英会話が悪である』と言いたいわけではありません。

もちろん、英会話にも大きなメリットはたくさんありますからね。

飽くまでも、『英会話を隠れ蓑に、受験英語を否定することで自分を正当化して、努力を怠るならば害である。』と言いたいのです。

そしてそういう受験生こそ、高校3年生になって慌てて受験勉強を頑張り出すのですが、その時にはもう遅いんです。

英語だけで受験できるなら話は別ですが、私立でも最低でも3教科、国公立なら5教科7科目の対策が必要になります。

3年生になってから『英単語やイディオムを暗記しよう!』なんて悠長なことは言ってられないんです。

さらに厳しいことを言えば、高校1年生、2年生の頃にサボっているのに、3年生になってから急に頑張れるはずがない。

そして一生懸命コツコツ3年間、または6年間頑張った受験生に、たったの1年程度の努力で肩を並べられるわけがないんです。

というわけで、英語が好きで英語を頑張りたいと思っている中高生のみなさん、もし本当に好きならば、英単語やイディオムなんてのは当たり前に覚えてください。

言葉を自由に操り、相手が使う難しい表現を理解するためには、最低限の文法は絶対に必要です。

よ~く考えてください。

英語で仕事をするんですよ?

目の前の仕事相手(ネイティブスピーカー)に、(あぁ・・・この日本人はちゃんと英語を勉強していないから、簡単な表現しか使えそうにないな。)なんて思わせてもいいんですか?

“Could you say that again please?”

“Could you speak more loudly slowly please?”

を連呼しまくるあなたを、相手はビジネスパートナーとして認めてくれるでしょうか?

あえて言いますが、”たかだか受験英語ごとき”は100%理解した上で、その上でスピーキングやリスニングを頑張ってください。

誤解のないようにお伝えしておきますが、本気でネイティブスピーカーと何不自由なく英語でコミュニケーションをとるとなれば、受験英語よりも英会話の方が”はるかに難しい”です。

ここでいう”何不自由なく”というのは、経済・政治・科学・物理学・医学・哲学など、高度な内容について話し合うことを指しており、日常会話のことを指しているわけではないことは言うまでもありません。

【なんてこったい・・・塾の休みの日が、たまたま愛工大明電と海星高校(長崎)の試合の日とかぶっている!】

いや、違いますよ!

8月のカレンダーは先々月の時点で完成しておりましたので、これはもうまったくの偶然なんです!

これは観に行けという神様のお告げなのでしょうか?

そういえば西尾市内の高校野球部、善戦しましたが惜しかったですね!

山口は思うんです。

勉強にしても野球にしても、何にしたって同じ高校生、持っているものにそれほどの差があるとは思えないんです。

でも違うとすれば、単純に勉強や練習の質と量だと思うんですよね。

スポーツに関しては門外漢ですので勉強についてお話しますが、やっぱり岡崎高校や刈谷高校は、勉強の量もスピードも桁違いなんです。

高校生全員が同じことをやれば、多少のムラはあるかもしれませんが、同じようにできるはずなんです。

でも当然、岡崎高校や刈谷高校に通っていない高校生たちは、ほとんどの場合は彼らがどれだけ勉強しているのか知らないんですよね・・・。

ちなみに単語帳に関して言えば、刈谷高校はLEAPという単語帳を1年生の時点で一周してしまっています。

もちろん学年全員が。

彼らにとってはそれが普通なんですよね。

できますよ、同じこと。

何度もご登場いただいておりますが(おそらく10回以上)、当塾では一色高校に通っていた高校生が、西高生くらいの偏差値を維持していたんです。

あ、これはギターの練習を邪魔するぽぽりーたでした。

『あたちあたちー!あたちを見ろー!』って感じでしょうか??

それはさておきこちらです!

やることをきちんとやってれば、高校なんてどこに行ってても大差ないんです。

逆に言えば、『結果が伴っていなければ、自分自身がきちんと頑張っていないだけ。』

それだけです。

学校や塾のせいにしたがる受験生もいるでしょうが、結局のところ、その学校や塾を選んだのも自分の決断と選択ですよね?

いつか仕事や結婚相手を探さなければならなくなったとき、『いや、できなかったのは○○のせいなんです。自分のせいじゃありません。』と言う君と一緒に働きたい、生涯を供にしたいと思うでしょうか?

できない理由を他人や他の要因のせいにしているうちは、君の成績は決して上がりません。

なぜなら、『自分のせいじゃない!』と思っているうちは、自分の弱点や欠点に目を向けられないからです。

例え岡崎高校や刈谷高校に通っていないのだとしても、彼らと同じ質と量の勉強をしてください。

そうすれば必ず同じ結果が得られるはずです。