高校生諸君、5年後10年後には、社会は君の世話など焼いてはくれなくなります。

【高校生諸君、お金を払っている今のうちに、まともな人間になりなさい】

山口は塾生のみなさんに、あれこれ声掛けをし、先生方とも密に情報交換をしております。

もちろん宿題や課題も出しますし、きちんとできているかどうかまで細かく確認をします。

もはや言うまでもありませんが、居眠りや私語、スマホいじりは即退場、細かな指導や管理を実現させるために、入塾人数にも制限をかけております。

正直そこまでやる塾は、まあなかなかないのではないかと思います。

言うまでもありませんが、それはみなさんが私たちに、安くはないお月謝を払ってくれているからです(※正確にはみなさんのお父様、お母様がはらってくれているのですが)。

もし山口が公立高校の教師だったら、同じことはやりません。

給料も変わらないのに、嫌われてまでやる気のない生徒に声をかけたくないですからね。

さらに言えば、やる気のない生徒には来ていただかなくて結構ですと考えております。

以前に『この塾では居眠りができないから、東〇に行きます』と言った高校生がいましたが、もちろん止めはしませんし、逆に来てもらっては困ります(※うちの塾生の士気に悪影響を及ぼすからです。どうぞお金を払って、他塾で睡眠をとってください)。

山口が入塾体験授業で、みなさんの連絡先を一切聞かないのはそのためです。

わざわざみなさんにお金を払って選んでいただくのであって、私たちがみなさんを選ぶわけではありません。

ところがです。

それもみなさんが高校生の間の話。

みなさんが大学に行くようになれば、もう誰もあれこれ世話は焼いてくれません。

授業ですらみなさんが自分で選ばなければなりませんし、主専攻の授業を落としてしまえば即留年です。

大学にとってはむしろその方が都合がいいかもしれませんね。

留年すれば黙っていても、プラスアルファ1年分の授業料が入ってきますので(国公立なら40~50万円、私立なら80~150万円の間くらいでしょうか)。

退学になろうが知ったことではありません。

粛々と手続きが進み、次の日からは君の席は大学から消えています。

誰も君のことなど気にかけてくれません。

さらにこれが社会に出ると・・・つまり、今度は逆に、みなさんがお金を受け取る立場になると、やる気のない君のことなどもう誰も相手にしてくれません。

会社はやる気があって、自社に利益を積極的に生み出してくれる社会人を求めているのであって、誰かに言われないと仕事もできない、もっと言えば『仕事を探すこともできない人材』など求めていません。

ましてや高いお給料など払ってくれるわけがありません。

仕事も主体的に取り組めない君のことを、社会も会社も求めていませんし、そうなってくると、誰でもできる仕事しか残っていないということになります。

しかしながら今は、その誰でもできる仕事ですら外国人やAIに取って代わられています。

西尾市内を歩いていて本当に驚くのですが、10年前と比べて本当に外国人が増えたと思います。

なお余談ですが、これと似た移民政策でイギリスは崩壊してしまったと個人的には思っています。

いいか悪いかの二元論はさておき、資本主義のここ日本においては、『頑張ったものは裕福な生活が約束され、そうじゃない者は清貧に甘んじる』しかないのです。

あと5年も経てば、『君なりの努力』など誰も評価してくれません。

もちろんうちの塾でもお断りです。

だからみなさんがお金を払う立場であるうちに、お金をいただく立場になるまでのたったの数年間で、それに値する人間にならなければならないのです。

【自分のやりたい仕事ができて、ベストなパートナーと結婚ができて、何不自由ない暮らしができるのは上位の3%未満】

みなさんのお祖父さんやお祖母さんの時代は本当に良かったんです。

1970年代の高度経済成長期でガンガン日本の国力が上がって、経済的に潤うようになったため、まったく忖度せずに言わせていただくならば、『大した努力をしなくても、大金が稼げた時代』だったのです。

信じられないかもしれませんが、大企業がわざわざ大学にまで足を運んで学生に内定の打診をし、中には学生を接待するところまであったとか。

うちの父親は公務員だったのですが、『公務員は負け組』とまで言われていたのだそうです。

信じられませんね。

しかしバブル崩壊に伴い、日本という国の経済力が大幅ダウン、有名大学の学生が100社面接を受けて全敗することもあるという、空前の氷河期時代に突入しました。

今は回復傾向にあるようですが、それでも1980年代とは比べ物になりません。

ちなみに現在の30代の年収中央値は”437万円”。

ここから所得税・住民税・福利厚生を差っ引いたら、おそらく手元に残るお金は年間350万円くらいでしょうか?

まだピンとは来ないかもしれませんが、生活をしながら、なおかつ家も建てて子どもの世話をしながら、それでいて自分の老後に備えて貯蓄をしていくとなると、この金額は相当厳しいです。

いや、『ピンと来ない』では困るんです。

それはもう本当に5年後10年後の話であって、冒頭申し上げました通り、その時には社会も上司も、友人も誰もあなたのことを助けてくれません。

例えば山口、大学生時代に『パチンコの台にひたすら部品をつけていく』という業務をアルバイトでやったことがあるのですが、もう本当に苦痛で仕方ありませんでしたね。

『職業に貴賤はない』とは言いますが、山口は絶対にやりたくないと思いましたし、今でもやりたくありません。

きれいごとは抜きにして、高校生諸君、その仕事をやりたいですか?

給料も変わることなく(ちなみに時給1,200円でした)、その仕事を残りの40年50年毎日できますでしょうか?

90歳を超える年齢に差し掛かり、(有意義な人生だったな・・・。)と思えると思いますか?

そしてもしも仮に、みなさんが給料などに不満を感じたとして、工場長に申し出たとします。

『もう20年もこの仕事を頑張ってるのに・・・どうして給料が上がらないんですか!』と。

その瞬間に君はクビです。

『あぁいいですよ?外国人は同じ条件で、文句も言わずに頑張ってくれますから。今までご苦労さんでした。』てなもんです。

誰でもできる仕事、AIでもできる仕事とはそういうものです。

いや、今や銀行業務ですらAIに取って変わられつつあるのですから、みなさんはもっともっと危機感を覚えなければならないのです。

そして稼げない君を、社会に文句ばかり言っている君と結婚したいと思う人がいるかどうかも怪しいです。

高校生、大学生くらいまではみんなフラットですからね。

相手を選ぶ条件に、『稼げるか稼げないか?』は入っていないでしょう。

しかし残りの人生数十年を伴にする相手となると話は別です。

進んで『清貧に甘んじる』のであれば話は別ですが、よほどのことがない限りそんなことはないでしょう。

【危機感を持たなければ、大学受験も確実に失敗する】

社会の荒波を生き残り、やりがいのある仕事を見つけることに比べれば、大学受験で勝ち残ることはそれほど難しいことではありません。

何せ『入試本番で合格最低点よりも1点多く取れば、誰でも100%勝てる』のですから。

しかし逆に言えば、『1点でも足りなければ無条件で不合格』です。

君の『僕は僕なりに頑張ったんです!』なんて誰も聞いてはくれません。

そして、みなさんの行きたい大学というのが、『受験すれば誰でも合格できるような大学』というのであれば、そんなに頑張る必要はありません。

だけどおそらくは、『○○大学に行きたい!』という場合、その大学ってきっとそれなりに難しい大学のはずなんです。

君が知らないだけで、全国には小学生の頃から、自分のやりたいことを犠牲にして頑張ってきた同級生がゴロゴロいるんです。

いや、やりたいことを犠牲にしてきたライバルならまだ与しやすいかもしれません。

自分の目標のために、学ぶことが幸せであると思いながら頑張ってきたライバルだってたくさんいます。

彼らが積み上げてきた5年10年を、今高校生のみなさんは、たったの1年や2年で追いついて、なおかつ同じ土俵に立って戦わなければなりません。

今ここで、自分の行きたい大学のために努力すらできない君が、どうやって5年後10年後に、厳しい社会の荒波を乗り切ることができるのでしょうか?