自動詞と他動詞ついて、中学校1年生から3年生くらいまで掘り下げる

昨日の内容の補足となります。

京大の例文なんかも混じってしまい、かなり散漫な印象になってしまった感は否めません。

簡潔に説明するならば

×I went school.(もちろん前置詞がないから×)

〇I went to school.

いついかなるときも、この原則が守られているならば大丈夫ということです。

もう少し掘り下げると、

△I went / to school. (もちろんこれ自体は間違いではありません。)

〇 I went to / school.

と言った具合に、『go to』『live in』『arrive at』『graduate from』のように、自動詞、つまり『前置詞がひっついてくる動詞は、前置詞までをワンセットにして考える』習慣を徹底してほしいのです。

なんですと?

そんなことは分かっている??

とは言え、本当に100%で理解しきっていないと、次の文章の間違いに気づくことはできません(※以下の文章は『関係代名詞』という単元なので、対象は中学3年生です)。

×The school which I went was broken down.

『私が通っていた学校が取り壊された。』

“which I went”というカタマリの中の動詞、”went”に本来ついていなければならないはずの”to”が抜け落ちています。

もちろん、そんなものが無くても、相手にはきちんとした意味で伝わるでしょう。

しかし、みなさんが受験するのは、伝わればそれでいい英会話ではなく、どんなに理不尽に感じようとも、100%の理解が求められる高校受験、大学受験です。

もし上記の文の誤りに気付くことができなかったのであれば、正しく次のように認識を改めてください。

①〇The school which I went to was broken down.

しっかりと”went to”と正しく書いてくださいね!

【しかしながら、関係副詞(高校1年生の単元)だと、この自動詞の前置詞が外れることがあります】

上の文をそのまま使うのであれば、

②〇The school to which I went was broken down.

③〇The school where I went was broken down.

②の文章では、”went”にひっついていたはずの”to”が”which”の前にせり出してきました。

これについては、『自動詞についている前置詞を、関係代名詞の前にせり出すことができる』、これだけでOKです。

なんかカッコいいですよね!

さらに③の文では、”to which”が”where”に姿を変えています。

この、”前置詞+ 関係代名詞”や”where”のことを、『関係副詞』と呼んでおります。

ポイントは、『関係副詞の後は100%完全文しか来ない』ということですね。

(え?でも”I went”の目的語がないけど完全文なの??)という疑問が出るかもしれません。

しかしながら、自動詞の説明に3番目のルールを付け足させていただくと。

①目的語を取る際に、必ず前置詞が必要な動詞

②ほとんどの場合、『~を』とは言えない

”③”前置詞を付けないのであれば、目的語が無くても文として成立する

しかしながら③のルールは、ほとんどの場合は文法的に限定される解釈です。

なんぼ『目的語が無くても文が成立する』なんて言っても、ほとんどの場合は文章には目的語が必要なはずです。

“I went.”だけでも文が成立する、と言われても、ほとんどの場合は(え?どこに??)となりますからね。

というわけで、まずは

中学1年生・・・とにかく、いくつかの自動詞は前置詞とワンセットで覚える!勝手に前置詞を取らない!

中学3年生・・・関係代名詞や受け身の文章で、勝手に前置詞を取らない!

高校生・・・関係代名詞と関係副詞の違いを100%理解した上で、関係副詞の節内の前置詞を取る(正確には移動できる)ということを理解する

これを徹底してください!

【こういったことは、実は中学校の段階で、全員が理解していることが望ましい(※ここからはお父様、お母様に向けたメッセージです)】

望ましいのですが、山口が公立中学校の先生だったならば・・・おそらくできませんね。

なぜならば、公立の中学校は次のようなメンバーで構成されているからです。

①『学習意欲も高く、どんどん理解できる20%』

②『普通くらいの学習意欲の60%』

③『学習意欲はない、疑問点があっても質問できない、もしくは素行が悪い20%』

こうなってくると、年間を通しての指導は平均値、中央値を取って②と③に合わせた指導をしなければなりません。

本当ならば貴重な中学校の3年間に、もっともっと、吸収できたであろう中学生が(※それこそ高校の内容も理解できたはずの中学生)、②と③の生徒に合わせた授業を受け続けてしまう可能性が大いにある、もしくはあったということです。

これは本当にもったいない。

そしてそのことに気付くことができるのは、お父様やお母様だけです。

中学生のみなさんは、言うまでもなく初めての人生、初めての中学生活をぶっつけ本番で体験しているため、その他にどんな可能性があるのか気づくことは不可能です。

彼らが自分で気づくことができるのは、10年ほど経ってからです。

もしくは恐ろしいことに、気づかずに人生を終えてしまう可能性もあるかもしれません。

過保護や過干渉はもちろん良くないのですが、まだ経験値の足りないお子様のために、選択肢を用意してあげることはお父様お母様の大きな責任です。

私たちは中学生のみなさんが、学校でどのような授業を受けて、どんなお友達に影響を受けているのか、おそらくは10%も理解できません。

だからこそ、大切なお子様のアキレス腱に備えてあげてください。

自動詞と他動詞の理解がままならない状態では、公立高校受験は乗り切れても、大学受験の英語には太刀打ちできない・・・どころか、入学した4月につまづいてしまう可能性があることをお伝えしておきます。