『リスニング対策はどうすればいいでしょうか?』という質問を定期的にいただくのですが・・・

そう、多くの受験生を悩ませている『リスニング対策はどうすればいいのか』問題ですね。

まあ~確かにきつい・・・。

そもそも山口の時代には、センター試験でもほとんどの大学でも、リスニングはありませんでしたからね。

みなさんは不幸としか言いようがない。

結論から言えば、『先にターゲットやシス単・LEAPなどの初心者用の単語帳を隅から隅まで覚えてから』としか言えません。

いや、そりゃあそうでしょう?

だって『音声で流れてくる文章を瞬時に理解し、選択肢を見て解答する』わけですから。

目で見て確認して、ゆっくり考える時間なんてありません。

そういったわけで、しつこいようですが『リスニングは一番難易度が高い』んです。

そんなわけで、いわゆる難関大は、文部科学省が設定している『リーディング100点、リスニング100点』なんてはなっから守っていません。

某京都大学の二次試験の注意書きです。

ここに『英語はリーディング150点満点に、リスニングは50点満点になるように換算(3:1ということですね)』と書いています。

さらに言えば、京都大学は二次試験のリスニングも廃止しましたね。

というわけで、リスニングって本当にめちゃくちゃ難しいんです。

あの京都大学が、『リスニング、やらなくていいよ』と言っているんです。

目で理解できない、頭で覚えていない、聞いたことがない情報を、試験本番でいきなり聞いて理解なんてできるわけがない。

それでもどうしてもリスニング対策をしたいというのであれば、まずは英単語を覚えてしまってください。

その上で、リスニング用の音源課題に取り組むべきです。

それも『何度も何度も耳で聞く』『ディクテーションに挑戦する(耳で聞いたものを何とか紙に書きだす)』『聞き取れなかったものはスクリプトを見ながら、自分で声に何度も出す』『また耳で聞く・・・』

がリスニングを攻略する一番の近道です。

大変じゃないですか??

もしこれを読んでいる中高生のみなさんが、『将来は英語を使って仕事がしたい』というのであれば、ぜひ挑戦してください。

一緒に頑張りましょう!

でも、ただ大学受験を突破するためだけに英語が必要なのであれば、リスニングは捨てて、まずは超基本の『英単語の暗記』『英作文』『英文法学習』『精読』といった基礎学習を完璧にしてください。

例えば、『アィ ヘイダッ ブレイキッ トゥ ユゥ』なんて音声がいきなり流れてきて、瞬時に理解できるでしょうか?

ちなみに英文に直すとこうなります。

“I hate to break it to you.”

たったこれだけの英文です。

どうでしょう?

文字で見て、どんな意味だか頭で理解できるでしょうか?

文字を目で読んで理解できないのであれば、当然音声だけで理解できるわけがありません。

ちなみに直訳は、『これについて、あなたにかみ砕きたくはないのですが。』

言い換えれば、『すっごく言いづらいんですが・・・。』みたいな感じです。

山口は今でも日々、『英単語の暗記』『英作文』『各大学の過去問』『リスニング』に取り組んでおりますが、圧倒的にリスニングが一番きついです。

ですのでまずみなさんが真っ先にやるべきことは、みなさんが受験する国公立大学の英語のリーディングとリスニングの配点比率を調べること。

その結果、『2:1』や『3:1』ならば、手を付けるべきではありません。

安直な『ディクテーション』や『シャドーイング』は、みなさんの首を絞めることはあっても、手助けになることはありません。

もしも東京外国語大学などのように、二次試験でもガチンコのリスニングがあるならば、その対策は必須となるでしょうが・・・そもそもそういうところを受験する受験生は、英検準1級か1級を持っているでしょうし、ネイティブと変わらないくらいの耳を持っている受験生もたくさんいたりします。

そんな彼らに、非ネイティブの受験生が勝負を挑むならば、リスニング以外のところに注力した方が、受験的コスパははるかに高いです。

最後になりますが、一昨年の当塾の卒塾生、広島大学と南山の英米に合格した刈高生(英検準1級合格)が、『南山のリスニングはほとんど分かりませんでした。』と言っていたことを付記しておきます。

英検準1級に合格する耳と英語力を持っていても聞き取れなかったということです。

しかしながら、それでも彼女は受験した大学すべてに合格したという事実も合わせてお伝えさせていただきます。