昨日テスト直しした問題が、今日の入試本番でまるまる出題されました!(昨日のブログの続き)
今日も今日とて受験本番を終えた東高の女の子が教室に来てくれたのですが・・・。

なんと今日の某私立大学のテスト本番で、まったく同じ問題が出題されていました!
いわゆる『help O C(原形不定詞)』ですね。
うちの塾生には口を酸っぱくして言い続けておりますが、動詞の”help”はまぁまぁ面倒くさい。
文法問題で頻出ですね。
多分この後の私立大学でも普通に出題されちゃうと思います。
上で山口が作った超簡単な例文で説明しますと、
『My brother (S) helped (V) me (O) to finish (C) my homework (これはfinishの目的語). 』
まあ文章そのものを訳すのはめちゃくちゃ簡単で、『兄は手伝ってくれた、私が宿題を終わらせるのを。』で終わりなのですが、この”help”が厄介なのは、使役動詞(SVOC)の中で唯一、人も不定詞も省略できるという点(※なので上に書いた文章では、meとtoを赤いかっこでくくっています)。
ですのでこの”My brother helped me to finish my homework.”という文章が・・・
⇒”My brother helped finish my homework.”
という風に、動詞helpの後にさらに動詞の原形が続くという、何とも奇天烈な現象が起きます。
これに関しては、『いや、my homeworkって言ってるし、目的格の”me”はいらないでしょ?』という何とも英語らしからぬ心理が作用しているのですが、とにもかくにも私立大学が大好きそうな文法ですね。
ちなみにこの”help”、無生物主語の場合は『手伝う』ではなく、『~するのに役に立つ』という訳の方が自然です。
“My English ability helps me to communicate with people from abroad.(11単語、meとtoを省略すればなんと9単語ですね!)”
『私の英語能力が、外国人との意思疎通に役立っている。』
正直これでも日本語としては不自然なのでもっと砕いて、
『英語が話せるので、私は外国人と意思疎通をとることができる。』くらいでもいいですね。
なおこの場合の動詞”help”は、”enable”や”allow””permit”とも置き換え可です。
ただしこれらは目的格と”to”の省略はできませんのでご注意を・・・。
さらには、
“My English ability makes it possible for me to communicate with people from abroad.”
“I can make myself understood in English, which makes it possible for me to communicate with people from abroad.(19単語)”なんて文章を書いたら、(お?やるな??)と思ってもらえるうえに、国公立や英検準1級以上の自由英作文の字数稼g・・・(ちなみにですが山口の文章と同じで、あまり冗長な文章は書かない方がいいです。シンプルイズベストですね!)。
【しつこいようですが、最後の最後の試験が終わるまで勉強です】
こちらの東高の女の子、めちゃくちゃ嬉しそうでした。
正直、昨日のテスト直しが無くても正解できていたとは思いますが、(昨日やったところがそのまま出題された!)というのはものすごく大きな自信になったと思うんですよね。
絶対の自信を持って2点を獲得できた、その心理的メリットは非常に大きいと思います。
特に愛知県は変わっていて、『愛知大学、名城大学、中京大学』の出題傾向ってものすごく似ているんですよね。
出題される箇所も難易度も。
だから試験本番中と言えども、最後の最後まで勉強です。
大学側だってそういう受験生を求めているんです。
高校3年生のみなさん、絶対に最後まで諦めないでくださいね!!!
欲望のままに野生を忘れてしまったぽぽりーた。

窓の外のすずめを狙っているぽぽりーた。(それは無理だよ!)

ふたりとももこもこしとるのぅ・・・。