今年の合格体験談も、ぜひ穴が空くほど読んでいただきたいです(ぜひ保護者様にも)。そしてこの後も合格体験談はどんどん続いていきますよ!
さて、というわけで高校3年の11月に退塾された受験生も含めますと、今年は10名が卒業していったわけですが、例年通り最高の合格実績を作ってくれて、最高の合格体験談を残してくれました。
ちなみに今年の卒塾生が通っていた高校をご紹介しますと、
・西尾高校4名
・西尾東高校3名
・一色高校1名
・刈谷高校1名
・一宮高校1名
でした。
ご覧の通り、ほとんどが西尾高校、もしくは西尾東高校ということになります。
次の合格体験談をご紹介させていただくまえに、また耳の痛いお話を挟ませていただきますが、本当に西尾市内の高校に通う高校生は、もっともっと危機感を持ってほしいのです。
毎年毎年のことですが、高校2年生、3年生にもなって、『学習習慣がついていないんです』『英単語もほとんど覚えていないんです』『偏差値も55に届いていないんです』、ここまではまだいいです、自分のいしでそうしたのでしょうから、『だけど、名市大・名工大・三重大・岐阜大・静岡大学(その他国公立大学)に行きたいんです』なんて受験生がやってくるのです。
甘いですって。
しかしですね、その甘さはおそらく高校側にも原因があります。
西尾市内の某進学校は、『生徒の自主性を重んじる』という校風なのですが、その校風も助長しているのでしょう、一部の生徒を除いて、ほとんどの高校生が英単語を覚えていません。
まあ自分から言わせれば、『英単語の暗記なんて、自分の意志でやらんかい!(英語の偏差値を上げたいと本気で思っているのであれば)』と言った感じなのですが、自主性を重んじる、言い方を変えれば『放置されてしまった状態』で、ゆるい公立高校入試を突破してきた高校生が勉強するわけがありません。
しつこいようですが、『一部の高校生』はちゃんとやっています。
余談ですが、あの旭丘高校(岡崎高校以上の進学校)は入学式で、『全員東大か京大を目指しなさい』と伝えるのだそうです。
もちろん賛否は分かれるのですが、学校の方針としましては、『具体的な目標を持てていない高校生が、自主的に学習に取り組むことは難しいので、最初に明確な目標をこちらから提示する』というものだそうです。
これが正しいかどうかはさておき、旭丘高校がこれだけの合格実績を持っているというのは紛れもない事実です。

例えば灘や開成、筑駒などに進学する高校生は、最初から『東大へ行くんだ!』と思って進学するでしょう。
東海高校を目指す中学生は、最初から『絶対に医学部へ行くんだ!』という強い思いを持って、中学生の頃から・・・いや、小学生の頃から必死に勉強しているでしょう。
いいか悪いかはさておき、難関大に合格していく受験生というのは、相当早い段階から高い意識を持って、危機感を持って勉強しています。
ライバルが全員そんな連中ばかりですからね。
それを、『主体性を重んじる』という名目で、ひたすら高校生を放置するような公立高校に通って、学習習慣もきちんとついていないままに高校2年生、3年生になって、『さあ!じゃあ進学校に通う受験生と同じように、難関大を目指しましょう!』なんて言われても、もう間に合うわけがない。
毎年毎年、名市大・名工大・三重大・岐阜大・静岡大・地方の国公立などの名前を受験生の口から聞かせていただくわけですが・・・、すべて難関大ですよ?
少なくとも、高校1年生や2年生の頃に勉強をサボった受験生が目指せる大学ではないです。
それでも目指したいというのであれば、そりゃあもう進学校に通う連中が3年間で積み上げる努力を、たったの1年(正確には10か月程度)で何とかする気概を見せてください。
『平日4時間、休日12時間以上勉強』なんてのは、難関大を目指す連中はもう全員当たり前にやってます。
そして、彼らと同じだけの勉強をやって初めてステイ。
それ以上に頑張った分だけ少しずつ差が詰まっています。
当塾はその意識付けを、中学生の頃から、高校1年生の頃から実践しています。
しかしながら、もちろん学年が進めば進むほど、意識を変えることは難しくなります。
本当に厳しい物言いになりますが、高校2年生の冬、3年生に至るまで意識を変えることができなかったとなると、その後のたったの数か月で、劇的に学習意欲を変えるというのは本当に難しいのです。
だからもしも、当塾を選択肢に加えていただけるのであれば、相当なお覚悟をお持ちいただいてきてほしいです。
でも、もしも本気で頑張ってくれるのであれば、私たちもそれ以上の本気でみなさんの指導にあたらせていただきます。
西尾高校、西尾東高校に合格した高校1年生のみなさん、本当におめでとうございます。
しかしもしもみなさんが、『難関大に行きたい!』と思っているのであれば、今すぐに気を引き締めてください。
5人に4人が第一志望に合格する公立高校受験と、5人に1人しか第一志望に合格できない大学受験はまるで違います。
【追記:余談です】
今とある新高校3年生の男子塾生の授業の合間に、雑談の中で教えていただいたお話を紹介させていただきます。
駿台予備校の竹岡広信先生(※『東大の英語』という参考書を書かれています)の授業、模試の英語の偏差値がかなり良くないと、授業そのものを受けられないのだそうです。
受講している高校生も、たまたま今回話に挙がった旭丘に通う高校生ばかりとのこと。
常々感じますが、『誰でも受け入れますよ!』は誠意ではないですね。
厳しい現実も伝えずに、『やる気が無くても、スマホ触りまくってても大丈夫ですよ!さあ一緒に頑張りましょう!』と言いながら、誰かれ構わず受け入れる塾に、私は誠意を感じません。
それは私の中では詐欺にも等しい行為です。
もちろん、当塾は駿台予備校のような敷居の高い予備校ではありませんし、私も竹岡先生ではありません。
ですが、せめて『絶対に頑張るんだ!』というやる気だけは持ってきてほしいです。
それくらいのふるいはかけます。
やる気がないのであれば、当塾を選んでも不快な思いをするだけですので、他塾をお勧めいたします。