理特か、理特以外か(※西尾高校のお話。某ロー〇ンドさんは関係ありません。)

先日、西高2年生のK君と雑談をしておりました(※イニシャルは関係ありません)。


するとK君がこういったのです。



『いや~、理特(※理系特進の略)の連中にはドン引きでしたわ~。あの人たち、球技大会中も単語帳肌身離さず持ち歩いてパラパラめくってたんすよ~。』



おーい!

それ、普通や!


ていうかK君、君がそれをやらなあかんのや!


(さて、K君の名誉のために言っておきますが、こちらの彼、つい先日まではまったく英単語を覚えられなかった(※正確には覚えようとしていなかった)のですが、今はかなり覚えられるようになりました。

ただ、あまりほめ過ぎてしまうとお調子に乗ってしまいますのでこの辺で!)



常々話しておりますが、西尾高校の偏差値は64。

もちろん、高校1年生の4月時点では、みなそれほどの差はありません。


しかしながら、入学して3か月もすれば、とんでもなく大きな差が開いてしまいます。

もしそうじゃないならば、岡高や刈高のように、学年ビリの生徒でも偏差値60はあるはずなのです。


ところが西高や東高の場合は、片や偏差値70以上に、片や偏差値40台まで、ものすごい差が開いてしまうのです。



それは数字にはっきりと表れていて、岡高や刈高の共通テスト平均点は、約660~700点。

一方、西尾高校の場合は理系特進の共通テスト平均点が660点、実に刈谷高校の学年平均くらいなのです。

そして昨年度の西尾高校の学年全体の共通テスト平均点は、527点。


おそらくは中央値だともう少し下がるでしょう。


これが現実です。

いや、(山口め!また嫌なこと言ってる!)と思われても構わない。


誰かがその現実を伝えないと、気づかないでしょう?


西高生、東高生諸君、君たちが参考にしなければならないのは、西高の特進クラス、または岡崎高校や刈谷高校に通っているお友達です。

君の周りで、『自称進学校のくせに、課題ばっかでダルいよな~。』なんて言いながらスマホを触っているお友達ではない。


君の志望校が受ければ誰でも受かるような大学なら、そのお友達と3年間楽しい時間を過ごせばいいですよ。



けどね、君の第一志望は、勉強もせずに、スマホをダラダラ触ってても合格できるような大学なん?

多分違うでしょう?多分ね。



今君の周りに集まっているお友達は鏡のようなもの。

岡高生や刈高生は、自分と同じような仲間をお友達にするでしょうし、君の周りがスマホガンガン触っているような連中なら、多分君もそうだよ。



そしてね、君の偏差値が今40~45ならば、もはや吉良高校や一色高校に通っているのと変わらない。

そして大学も、当然それくらいの大学にしか合格できない。


勘違いしたらあかんけど、君たちが大学を選ぶんじゃない。

大学が君たちを選んどるんや。


そりゃあね、授業料をかき集めたいだけの、そこら辺の居ぬきビルに『東〇福〇大学』なんて看板を掲げてるような大学ならば、勉強をやらないような高校生でも全然WELCOME(※ちなみにこの大学は実在します)。




『勉強なんて全然やらなくていいんで、学費だけしっかりと400万円払ってくださいね~。』というスタンスだ。


だけどもちろん、企業を含め社会はそんな大学であることは当然理解している。


そんな大学の卒業の肩書を持っていたところでプラスにはならない・・・、どころかマイナスだろう。

当然当塾でもそんな人材はお断りだ。

門前払い。



もう何度でも言うけど、西尾高校や西尾東高校に合格したからってなんなんだ?


そこで勉強しなかったら、偏差値40台の高校に通っているのと変わらないだろう??


と、いうわけで、ちょっと名言風に言わせていただきました。

『理特か、理特以外か。』



でもね、理系特進とやらがそんなに勉強してるんなら、そうじゃない高校生は彼ら以上にやらなかんのやないの??

そりゃあ去年のうちの卒塾生、Nさんのように、普通から名古屋大学に合格するようなケースもあるだろうけど、”本当に稀”。


ちなみにこれも念を押しておくけど、山口は高校の偏差値や特進かそうじゃないかで分けたりはしない。

ただ、『岡高生や刈高生と同じような勉強はしていないのに、彼らと同じ大学を目指すのは筋が通らないんじゃないの??』と思っているだけ。


現にもう10回目くらいの紹介になってしまうけど、当塾には一色高校に通いながら偏差値65以上をキープして、国公立と立命館(もちろん一般受験で)の合格を勝ち取った卒塾生がいた。


正直、西尾高校にいたならば上位100位以内には入っていただろうし、そこらの西高生よりもめちゃくちゃ勉強をしていた。

自分は本当に彼のことを誇りに思っている。


うちを選んでくれて、そして最後まで通い続けてくれて、本当にありがとう。