正直H高校はさらに厳しいです(※進学実績と実際の偏差値に基づいてお話いたします)

昨日はN高校についてお話させていただきましたが、H高校はさらに厳しい状況です。


これほど凋落著しい高校校も珍しいと思います。


以下はH高校生に向けて発信する内容ですので、多少言葉遣いは高校生に向けた感じになりますが、不快でなければ、ぜひ保護者様にも共有していただきたいです。


【まず、進学実績が相当厳しい】

これがすべてですね。

これはもう見ていただいた方が早いです。

こちらがH高校の昨年度の進学実績。


まず、名古屋大学を含めた旧七帝大合格者は0名。

この時点で、H高校から名古屋大学に合格する可能性は、極めて0に近いことが分かります。

(※なお、後述しますが10年前は普通に名古屋大学合格者が出ておりました。この10年ほどで、ものすごく下がってしまったのです)。


①名古屋工業大学、名古屋市立大学・・・1名

つまり、学年1位ならば、名工大や名市大が狙えるということですね。

甘めに見ても学年3位は必達条件です。

④の広島大学4名という実績を考慮して、さらに甘めに見ても7位以内でないと厳しいでしょう。




②三重、岐阜、静岡、愛知教育大学、愛知県立大学…10名

甘めに見積もって、学年15以内といったところでしょうか?



③富山、信州、山梨大学・・・9名

こちらも甘く見積もって、学年20位以内なら合格圏内だと思います。


④(これは大健闘)広島大学・・・4名

①~④のグループの中では最上位の難関大です。

というわけで、学年5位以内が条件となります。


申し訳ございません、その他はちょっとキリがないのでこの辺で。

ただ、H高校お得意の、『地方の公立高校を進めて、国公立合格者の水増しを図る』が毎年炸裂しており、『国公立66名(現役合格)』とは謳っていますが、実際には相当厳しいです。



三条市立大学とかよく見つけてきましたよ、本当に・・・(※皮肉です)。


もちろんですね、受験生のみなさんが『この大学でこの教授に学びたいんだ!』というポジティブな理由があるのであれば、何大学でもいいんですよ。

でもね、高校の先生に無理やり進められて、行きたくもない地方の公立大学に進学して後悔しないんですか?


君の人生は一度きりで、もちろんキャンパスライフも一回しか体験できない。


三条市立大学を下げるつもりはありませんが、設立が2021年、つまり大学としての歴史がまったくないんです。

学生数も1学年80、ということはまだ卒業生もOBもいなくて、キャンパスに通っている学生数も全学年で240名程度。


H高校の1学年にも満たない人数なんです。


もちろん、楽しいとか楽しくないで大学を選ぶわけではありませんので、本当にこの大学に行きたいと思っているのであれば行くべきです。



自信を持って行ってください。

ただし、H高校の先生に勧められるがままに、何も考えずに君の大学を決めたら確実に後悔することになります。


話は反れましたが、とにもかくにもH高校から国公立(※地方公立大学も含む)に進学しようとするならば、H高校で66位には入っていないといけない。

それなりに力を持っている大学となると、20位以内をキープしていないとまず不可能です。


H高校1年生、2年生の諸君、次の7月の模試の結果で偏差値60以上、もしくは学年20位以内に入っていなければ、上記の大学に合格することは相当難しいと考えてください。





【H高校の学校偏差値は50を切っている】

間違いないです。

もちろん、高校受験時には『54』ほどの偏差値がありますが、それは入学時の話。

3学年で均せば偏差値50は確実に切っており、正直鶴城や吉良とそんなに違いはありません。

それは模試の偏差値が全て物語っています。

例えばこちらは当塾に通っていた、一色高校の生徒の模試の結果です。

全国偏差で見ると、彼の偏差値は『66』、文句なしに素晴らしい数字です。

ところが校内偏差、つまりグループを一色高校内に絞り込むと、なんと『79』というとんでもない数字が出ています。


つまりこれは、一色高校というグループのレベルが全国に比べて低いため、全国偏差に比べてとんでもなく高い数字が出てしまっているのです。


このことから、『高校のレベルが全国に比べて低い時、その高校内の偏差値は大幅に高い数字が出てしまう』ということが言えます。


一方、こちらは刈谷高校に通う生徒の偏差値です。


英語が分かりやすいですね。

英語の全国偏差は74であるにも関わらず、一色高校の例とは逆に、刈谷高校内での偏差値はなんと65.3と、一気に10近く下がってしまいます。

これは刈谷高校全体のレベルが全国の水準よりはるかに高いからです。


そういったわけで、厳しい言い方をさせていただくならば、高校全体の学力が全国よりも低ければ、その高校の偏差値は全国偏差よりも高い数字が出てしまうのです。



もうこの時点で、その高校の偏差値はまったくあてになりません。


これが今のH高校の実態です。

はっきりと申し上げて、全国の平均をはるかに下回っているのです。


にもかかわらず、『H高校に受かったからとりあえずしばらくは羽を伸ばそう!』というのは間違っていませんか?


自分はですね、何度も申し上げますが、岡崎高校であろうがそうでなかろうが、高校に合格した時点では、全員そんなに大差ないと考えています。


しかし残念ながら、今のN高生やH高生たちは、岡高生や刈高生がどんな授業を受けていて、どんな課題が出されていて、どれだけ勉強しているかも知らずに、のんびりと1年2年、英単語すら覚えずに過ごしているのです。


それならそれでいいのですが、一丁前に『○○大学に絶対に行きたいんです!』なんて言っちゃいけないでしょう?

勉強してないんだから。



ちなみにですがその刈谷高校、昨年度の合格実績はざっくりとこんな感じです。


①東大、京大・・・14名

②名古屋大学・・・70名

③名古屋市立大学・・・22名

④名古屋工業大学・・・22名



最近ますます人気が高まっている名古屋工業大学や名古屋市立大学ですが、刈谷高校の学年120位以内くらいがボーダーラインなのではないでしょうか?(※刈谷高校はその他の難関大にも多数の合格実績を持っているので、一概には言えないとは思いますが)。


もしもH高校に通いながら、名古屋工業大学や名古屋市立大学を目指すのであれば、少なくとも諸君は刈谷高校に通う高校生と同じ水準、いや、受けている授業や出されている課題の難易度を考えるならば、彼らや彼女たち以上に勉強しなければならない。


同じじゃダメなんです。


でもね、現実に君たちの周りに、高校1年生や2年生で、放課の時間に一心不乱に単語帳を見ているお友達なんていないでしょう?


だけどやってるんですよ、岡高生や刈高生はそれを。


もちろんスマホなんて触らない。


電車の中でスマホ触ってる刈高生なんていないでしょう?


君たちが受験で敗れるとすれば、それは能力の問題じゃない。


ただ単に、『危機感も持たずに、やるべきことをやらなかったから。』


ただそれだけです。


もう一度念を押しますが、今のH高校は10年前とは違います。

残念ながら今は、実偏差値は47くらいの力しかないんです。


でも自分は決して、『だから難関大に合格するのは無理だよ』と言っているわけではありません。

君たち自身が、刈高生と同じような勉強をやればいいだけの話です。

しかしながら、それを高校生になってから実践するのは相当難しいので、できれば中学生・・・、可能であれば小学生から、きちんとした学習習慣をつけてほしいのです。


とはいえ、ほとんどのみなさんはH高校に入学してからその厳しい現実に気付くことになります。


だからね、奮い立たせてくださいよ。


誰が何と言おうと、きれいごとは抜きにして、合格実績がすべてなんです。




H高校に通う高校生諸君、早く目を覚ましてください。

みなさんの第一志望がこの中にあれば、客観的にH高校内での順位を見定める必要がありますし、ここにないような難関大を目指すのであれば、今の努力では合格は不可能です。