人生で一番きついことは受験じゃないですよ!
昨日、とある西高男子に抜き打ちで、山口定番の単語チェックをやってみました。
①ubiquitous 形容詞『神出鬼没の、どこにでもある』
②take turns ~ing 『交代で~する』
すると・・・なんと即答!
え、すごいじゃん!
理由を聞いてみたところ、『ブログを読んでたので・・・』、・・・なんか恥ずかしい!
しかし中高生のみなさん、結構山口のブログ読んでくれてるんですね。
こんな長ったらしい、しかも西高や東高に風当たりの強いブログを一生懸命読んでくれて、本当にありがとうございます。
でも彼が素晴らしいのは、ただ読むだけではなく、『しっかりと覚えてくれている』ということ。
毎回毎回単語チェックもしっかりとクリアしてくれていますし、模試の結果も少しずつではありますが、毎回毎回自己最高を更新してくれています。
まだ本命の大学には厳しい判定が出ているのですが、先日の模試では金沢大学でC判定!
これはすごいですよ!
ニガテだった英語も・・・正直厳しいことを言うと、入塾当初はハチャメチャな和訳を書いていたのですが、最近では模範解答に迫るような素晴らしい文章を書いてくれます。
これも彼の日ごろの努力の賜物ですね!
残り1年ほどとなりましたが、これまで通り、地道な努力を重ねてほしいです。
【みなさんの人生で一番大変なのは受験ではないです】
もちろん、まだ20年も生きていないみなさんにとっては、受験が一番大変なイベントだと思います。
でもですね、受験なんてちゃんと一生懸命頑張って、目標の大学の合格点を取れば『100%合格できる』んですから、実はこんなに公平でやりがいのあるイベントもないんですよね。
社会に出たら、みなさんが一生懸命頑張った仕事がにべもなくあしらわれたり、その逆で、全然頑張っていない同僚が高い評価を受けたりします。
『あの人と結婚したい!』と思っても、それが叶うかどうかは相手次第ですからね。
その点受験は、『君がちゃんと頑張れば、100%結果が出る!』んです。
こりゃ頑張らなきゃ損ですよ。
そんなわけで、ここから先は『山口が人生で一番きつかったイベント、ベスト3』を発表します。
まあ場末の塾講師の、取るに足らない人生のお話ですので、興味が無ければこの先は読む必要ないです。
【自分が人生で一番大変だったイベント、ベスト3】
1位・・・『奥様との結婚』
もう本当に大変だった!
出会いは遡ること18年前、たまたまステージ上で今の奥様と出会いまして、いわゆる一目惚れだったのですが、何もかもが違い過ぎる。
まあ詳細は割愛しますが、結婚に至るまで10年もの月日を要しました。
『就職と結婚は人生の2大イベント』、なんて言いますが、言わせてもらえば全然比較になりません。
仕事は替えがききますけど、人生のパートナーはみなさんの一度限りの人生でただひとりですから。
で、男子諸君に釘をさしておきますけど、
『陽キャ』
『おしゃれイケメン』
『足が速い』
『歌やギターがうまい』
『西尾駅でスケボーを滑る』
などの理由でモテるのはせいぜい高校生まで。
甘く見積もっても大学生まで。
女性陣は非常~・・・にシビアなので、社会人になった瞬間、メンズのそんなところはまったく評価してくれません。
『ちゃんとした人生設計ができている人なのか?』
『(世知辛いですが)収入は充分なのか?』
みなさんが幸せに生きて、家族を養い、老後の人生まで何の不安もなく暮らしていくためには、これはもうズバリ『経済力』。
家や車を買うにも、お子様を養い何不自由のない教育を与えるのも、海外旅行に行くのも、将来のために貯蓄するのも・・・すべてお金です。
女性は男性よりも、その辺がしっかりしていると心得てください。
しつこいようですが、君の見た目や運動能力、素敵な趣味などは一切考慮に入りません。
そんなわけで、私山口も例に漏れず、今の奥様と結婚していただくにあたり一生懸命頑張りました。
もう大学受験の比ではありません。
※この場を借りて奥様、いつもありがとうございます。
おかげさまで毎日楽しいです。
【人生で大変だったイベント・・・第2位!】
2位・・・この塾を開業したばかりの頃
これはもう本当に・・・今思い出しても鳥肌が立ちますね。
2016年の8月16日に開業してから7か月間(つまり翌年の3月まで)、電話がただの一本も鳴らなかったのです。
一本もですよ!?
つまり問い合わせ0!
今でこそ一切の宣伝広告をやっていない当塾ですが、当時は毎月1万件ポスティングしてました。
さらには、西尾市文化会館みたいなところのイベントで、恥もプライドも捨てて訪れる人全員にお声がけ。
・・・それでも電話は一本も鳴りませんでした。
もう毎日恐ろしくて恐ろしくて・・・。
つまり、家賃を含めたランニングコストはどんどん出ていくのに、収入がほとんど無いのです。
(この先どうなるんだろう・・・)、そう思いながら深夜のアルバイトを始めました。
まあシンプルに『生きていけない』ですからね。
今だから言えますが、そのバイト先に昔の生徒がいたこと、別の生徒のご家族がお客様としてやってきたときは情けなくて穴があったら入りたい気持ちでした。
とはいえ、ありがたいことにその生活はすぐに終わります。
もう一生忘れることはできないでしょうが、初年度の3月2日、当塾の塾生が早稲田大学に合格したのです。
西尾高校の卒業式の日でしたね。
お父様からお電話をいただいた時は、つい絶叫してしまいました。
そのことをブログに書いたところ、少しずつ、少しずつ電話が鳴るようになり、今に至ります。
考えてみれば当たり前の話ですが、ご家庭が塾を選ぶ基準なんて『合格実績』が全てですからね。
そりゃあ山口があの手この手で甘言蜜語を並べたてても、ご家庭からすれば『でも実績も何もない、新規の塾なんでしょう?』と思ってしまうのは当然です。
自分でもそう思います。
そんなわけで、卒塾生の皆様がものすごい合格実績を作ってくれたので、今も素晴らしい中高生のみなさまに集まっていただける塾になりました。
というわけで、この第2位はシンプルに、『生命の危機』を感じたと言っても過言ではありません。
また、40歳の中年男性が大学生に交じってアルバイトをするのは、精神的にも相当来るものがありました(とはいえ、今となってはそれもいい経験だったと思います)。
それでは第3位!・・・といいたいところなのですが、時間も時間ですのでまたの機会に。
中高生のみなさん、特に受験を控えた3年生に何が言いたかったのかというと、『受験なんて、みなさんの人生において大したものではない』ということ。
受験に失敗してもね、みなさんの命が取られるわけじゃないです。
だから試験本番も、いつも通り平常心で立ち向かってください。
そうはいっても、15歳、18歳のみなさんにとっては、これまでの人生で最大のイベントであることも事実。
全てを出し切ってください。
山口は『たかが受験』とは言いますが、『されど受験』とも思っています。
自分が掲げた目標に向かって一生懸命頑張ったという経験は、その先の長い人生で必ずみなさんを助けてくれます。
何が必要で、いつまでに終わらせなければならないのか?それをしっかりと考えて計画的に進めていくことも、その先の人生において重要なスキルになります。
結果はどうあれ、みなさんの努力は決して無駄にはなりません。
だからこれまでの自分の努力を信じて、臆することなく平常心で試験本番に臨んでくださいね!