学歴と経済力と幸せのお話
先日、とある高校1年生からインタビュー形式の質問を頂戴いたしました。
主な内容は、
・今の仕事にいつ就いたのか?
・そのために何が必要なのか?
・高校生のみなさんにメッセージを
・・・とまあ概ねこういう内容だったのですが・・・。
なんだか学歴や収入といった下世話な内容に寄ってしまった感がありますので、少し訂正させていただきます!
【清貧を尊ぶ、という言葉の意味】
結構誤解があるようですが、これは『貧しいことが素晴らしい』、という意味ではありません。
『たとえ貧しくても、品方向性・清廉潔白であれ』という意味です。
もちろん、あえて貧しい環境に身を置き、自己研鑽にまい進するという選択肢もあると思います。
『シノペのディオゲネス』のように、自らの徳を高めるためにあらゆる欲望を捨て、樽の中で一生を過ごした人もいます。
もしそういう人生がお望みであれば、それでいいと思うんです。
しかしそういう偉大な哲学者がいる一方で、
・出世を望んだ孔子
・裕福な環境で学問を追求したアリストテレス
・「独立自尊」を説き、大いに稼ぐことを肯定した福沢諭吉
・「論語とそろばん」が口癖で、道徳と利益の両立を目指した渋沢栄一
のような賢人たちもいるわけです。
みなさんどっちがいいですか?
自分は圧倒的に後者です。
だって今、人生が最高潮に楽しいですもん。
それに清貧であるがゆえに、『自分は偉いんだ!』と考えるようになっては本末転倒です。
清貧もまた、他人を裁く物差しになり得る、と自分は思っています。
まあそんなわけで私山口、『世の中の仕組みを大いに疑い、どんどん稼げる社会人になってください!』と言わせていただきました。
だっておかしいじゃないですか?
みなさんのご両親が一生懸命稼いだお金、税金でめっちゃ持ってかれてるんですよ?
自分はね、何も税金を否定しているわけではないんです。
・高齢者の施設
・勉強をしたくても貧しくてできない中高生
・障がい者施設
こういうところにジャンジャンお金使ってくれるのであれば、半分以上税金で持ってかれても文句言いません。
でも実際には薄汚い政治家がほとんど持ってくんですよ?
〇階幹事長の50億横領とか尋常じゃないですって。
でもね、残念ながら伊藤博文の初代内閣発足から、この仕組みはまったく変わっておりません。
ゆえに、みなさんがちょっとやそっと頑張ったところで、国も変わらなければ政治家も変わりません。
だったらみなさんは、自分の力で生きていく力を身につけなければならないんです。
みなさんが行く機会はないでしょうが、市役所に行ってみなさい。
3人にひとりは外国人で、その彼らが、私たちは受けられないような恩恵を受けているのですから。
誤解のないように言っておきますが、私は外国人を差別しているわけではありません(とはいえ、少なくとも好きではありませんが)。
そりゃね、『日本に行ったら何もせずガンガンお金もらえて、税金も払わなくていいんだってよ!』って言われたら、もちろん山口が外国人でも日本に飛んでいきますって。
悪いのは外国人ではありません。
そういう仕組みを作った、政治家が悪いのです(これ以上書くと始末されてしまいますので、この話はこの辺で…)
【学歴が全てではない・・・のは確かなのですが】
自分は五島列島という、日本最西端の島出身なのですが、実はその小さな島出身で
・シックスパッド(年商988億円)
・スシロー(年商4,296億円)
の創業者がいます。
詳細は割愛しますが、彼らは高卒ですし、シックスパッドの創業者は元はひよこ売り(ちなみに今は大府市にいます)、スシローの創業者は小さな屋台の寿司屋さんでした。
そこからまさに自分の力で、学歴など関係なく這い上がったのがこのお二人なのです。
ですが、仮にの話ですが、『年収100億円を超える人』が日本に一体どれくらいいるのでしょうか?
なんと『0.001%未満』なのだそうです。
・・・いや、実際のところそんなにもいないだろ?とも思いますが、まあ仮にそうだとしても、『10万人にひとり』という確率です。
なお、旧七帝大や早慶の合格者が年間4万人ほどはいますので、実は『受験生の10人にひとりは超絶難関大に合格している』、ということになります(だからってもちろん楽なわけではありませんが…)。
しかしながら、『10万人にひとり』と『10人にひとり』の確率は比べるまでもありません。
だからみなさんは、学歴という一生使える名刺と資格を取るべくして、今頑張っておいて全く損はないのです。
もしも学歴がみなさんの人生の邪魔をする例があれば教えてください。
せいぜい高校時代に、『バカ騒ぎができなかったな』くらいのデメリットしかないのではないでしょうか?
【かくいう自分も学歴に助けてもらえました】
ちなみに自分の小学生のころの夢は、『中日ドラゴンズに入って活躍したい!』でした。
もちろんなれませんでしたが。
高校生になってからの夢は、『B’zみたいになって、ドームツアーやりながら一生印税暮らししたい!』でした。
もちろんなれませんでしたが。
そして今の自分ですが、奥様と前職に出会えたおかげで、人生で3番目くらいの夢は叶えられたなと思っています。
自分がこれまでに歩んできた(ひどい)道のりについてはまたいつかお話しするとして、いや、今はもう本当に最高ですよ。
もちろん、自分も勉強を頑張りながら、みなさんと一緒に成長できる、というのも大きいのですが、シンプルに趣味や家族、友人関係が充実しているというのが大きいです。
自分は35歳くらいまでは、本当に地獄のような生活をしていましたので。
今はありがたいことに、大好きな奥様や娘と日々を過ごせていて、毎年海外旅行に行って、自分が欲しいと思ったギターも買えるくらいの生活はできているのです。
もちろん、中高生諸君もそういう生活ができていると思いますが、それはみなさんのご両親が、日々一生懸命お仕事を頑張って、無償の愛で守ってくれているからです。
ここは勘違いしちゃいけない。
今はみなさんのご両親がお金を払ってくださっているから、家があって、学校にも通えて、スマホでさえも買い与えられて、私たちのような塾講師ですらちやほやしているのです。
そんなの当たり前じゃない。
だけどみなさんが大学を卒業して、いざ社会に出て今度はお金をもらおうというときに、西尾駅でスケボーを滑ったり、商業施設でスマホ触り続けてた人物を誰が相手にしてくれるのでしょうか?
正直うちみたいな場末の学習塾ですら門前払いです。
それにね、これからはAIや外国人がみなさんの仕事を奪っていくし、私たちのような高齢者がどんどん増えて、みなさんのような稼ぎ手が減るのですから、『収入は少ないのに、税金はバカみたいに天引きされる』というとんでもないことが起こるのです。
だからね、みなさんのご両親がお金を払って守ってくれている内に、『社会に出て稼ぐ力』を身につけなければならないのです。
今はね、与えられた宿題ですら『忙しくてできませんでした』で通るかもしれない。
でも社会に出て、大きな仕事を任されたときに、『時間がなかったし、やったことがないのでできませんでした』などと返答したら・・・。
もう君のことを誰も相手にしてくれないよ?
自分はかつて、とある先生に『努力しようと思ってもできない子だっていると思うんです』と指摘されたことがある。
いや、もちろんそりゃそうよ?
だけどね、社会や世の中は・・・いや、目の前の大学受験ですらそうよ、そんな『やろうと思ってもできない君』のことなんか、誰も便宜をはかってくれないし、慮ってもくれないよ?
努力ができないのであれば、その程度の努力でできることに甘んじるしかないじゃない?
100円しか持っていないのに、『最新のiPhoneがほしいんです』なんて言っても誰も売ってくれないよね?
みなさんが今、そのスマホを持っているのは、みなさんのご両親がお金を払ってくれているからだということをお忘れなきよう。
それでは次回!【お金は命より重い!…かもしれない】へ続きます!
★なお、偉そうに学歴のお話をしましたが、私山口の学歴は、ここにいる先生方の誰よりも低いですし、塾生諸君の滑り止めくらいの大学です。
まあそれくらいの学歴でも、個人的には大いに役に立ってくれたと思っています。