中学受験について(当塾では取り扱っていませんが・・・)

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雑談

中学受験は是か非か?

個人的にはですが特に反対する理由がなければ挑戦してみる価値は大いにあると思います。

・・・といいつつ当塾では中学受験はノータッチなのですが、理由についてはまた後ほどお伝えいたします。

さて、中学受験ですが、よく分からないなという方もいらっしゃれば、あまり良いイメージを持っていない方もいるのではないかと思われます。

ちなみに前職では中学受験に携わらせていただいたのですが、もう本当にいわゆる『受験戦争』でしたね。なにせ・・・

・第一志望合格率30%前後(みな持ち偏差以上の中学校を受験するのでこの結果は当然なのですが)

・早い子は4年生くらいから専門の塾に通う

・6年生の秋口くらいからはみな学校を休んで中受用の勉強をする

・お月謝がとんでもなく高額(某都内の有名進学塾だと平均年間150万円強。特進だと200万円強)

・・・。

まだまだ他にもありますが、ざっとこれだけを見ても、(何も小学生のうちからそこまでやらせなくても・・・)という意見もあるでしょうし、事実この世界を知るまでは山口もそう思っていました。

でも今はちょっと考え方が違います。

むしろ子どものうちからこのようなストイックな環境に身を置いてもいいとも思います。

もちろん、愛知県の場合、全国的にも珍しい公立高校が強いエリアなので、正直どの道を選んでもいいとは思うのですが、中受を乗り越えた子はたとえ第一志望に合格できなくても、その後の6年間主体的に勉強に取り組めます。

周りの大人があれこれ言わなくても、自分に必要なものを自分で考えて学習できるんですね。

実際当塾で今偏差値が80を超えている塾生の子がまさにそうです。

正直私たちがあれこれ言わなくても、自分で志望校を決めてしっかりと受験の日まで残された日数を逆算して、計画的に学習しています。

もちろん、中学受験を体験していなくてもそういう中高生はいるでしょうが、相対的に見れば数は少ないはずです。

それに中学受験さえクリアしてしまえば、高校はエスカレートですので受験勉強の必要がありませんし(その分もちろん中にはだらける生徒も出てきます)、有名大学の付属であれば、大学までの特急券を手に入れながら他の大学の受験もできるのです。

正直に言えばはっきりと言えるデメリットの要素はありません。

逆に公立の学校のメリットを即答で3つ挙げてくださいと言われたらなかなか出てこないのではないでしょうか??(もちろんたくさんありますよ!)

山口が言いたいことは、(昔の山口のように)知らずに否定してしまうのは本当にもったいないということなんです。

自分自身、中学校も高校も公立でしたし、中学受験については知らないどころか塾にも通った経験がなかったので、正直なところ否定的な見方をしていました。

でも実際に中学受験に取り組んで、子どもながらに手探りで一生懸命に頑張っている受験生達を見て、(こんな素晴らしい世界があったのか・・・。)と胸を打たれました。

・・・それなのになぜ当塾では中学受験をやっていないのかというと、お月謝がものすごく高額になってしまうからです。

勉強したくない、遊びたい盛りの小学生に机に向ってもらい、それこそ学校を休む勢いで一日中勉強漬けみたいな環境を作ろうとすると、これはもう毎日塾に来てもらって、毎日マンツーマン、もしくは少人数の授業を徹底していくほかなく、どうしてもお月謝は高額になってしまいます。

そうなると、果たしてそこまでしてやる価値があるのか・・・単刀直入に言えば費用を投資する価値があるのかという話になってしまいますが、絶対にあります。

いわゆる中堅未満の大学であっても生涯年収は大きく変わりますし、旧七帝大早慶上智クラスになるとさらに年収は上がります。

よく言われるのがお子様一人を育て上げるのにかかる金額が1,000万円以上、有名私立ともなると塾などのお月謝も合わせて優に倍以上になると試算されていますが、長い目で見た場合お釣りが返ってくるくらいの費用対効果が得られます。

・・・というわけで、今日の話は本当に雑談でした。

そもそも当塾は中学受験に対応していないので、本来なら話す意味も特にありません。

しかし、そういった恵まれた環境でストイックに、かつ伸び伸びと頑張っている中高生もいるということを知ることは決して損ではありません。

途中の進み方は違えど、最終的な勝負の場所は大学受験であることに変わりはなく、偏差値が高くなればなるほど、そういった中受組がライバルになる可能性が高くなるのです。

公立の中学校だってもちろん悪くはありません。

いい先生だってたくさんいるでしょう。

でも良くも悪くも良い生徒もいれば真ん中くらいの成績の子もいて、素行が悪いこも同じ空間で同じような指導を受けるのです。

もちろん良い影響を受ける可能性もあれば、悪い影響を受けてしまう可能性もあります(事実山口は両方受けました)。

そのマイナスの部分を埋めるために塾に通うことも選択肢の一つかと考えます。

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