中学2年生の男の子、学年3位おめでとうございます!そしてもう一人、同じく中学生2年生の男の子、岡崎高校A判定おめでとう!
やっと・・・。
やっと国公立前期がひと段落つきました。
いや~本当に今年は大変な1年でした。
ありがたいことに今聞いている段階では全員が合格しておりますが、1年前の見立て通り、どうやら今年度の第一志望合格率は50%前後に落ち着きそうです。
それは分かっていたことではありますが、厳しい話、昨年度よりも第一志望合格率が落ちてしまった理由は、『締め切りギリギリの高校3年生を多く受け入れたから』です。
これは高校生のみなさんの能力の問題ではありません。
残念ながら、他の受験生が3年間、もしくは6年10年と積み上げたものを、たったの数か月で何とかできるわけがないという物理的な問題です。
さらに言えば、本気で何年間も頑張ったというバックボーンが無ければ、ラストの1ヵ月でどうしても失速してしまうのです。
共通テストが終わった直後、結果が良かろうが悪かろうが、
『僕は(わたしは)今までこんなに頑張ったんだから、絶対に第一志望に挑戦するんだ!』
この覚悟を持てるのは、本当に何年も一生懸命頑張った受験生です。
そんなわけでN高校とH高校の先生方、もっと高校生のみなさんに厳しく接してほしいです。
何ですか?『自主性』って。
そりゃあもちろん自主性と主体性は大切ですけど、厳しい話、公立高校入試しか体験したことがない高校生が、たったの2年やそこらで自主性と主体性が身につくわけがないじゃないですか。
なぜ岡崎高校や刈谷高校などが、あれほど苛烈な課題を出しているのか、一考の余地はあると思います。
【あかんあかん!そんな話じゃなくて、ものすごく頑張っている中学生の話や!!】
そんな当塾、割と大学受験に力を入れている塾ではありますが、もちろん高校受験についても他塾に後れを取るつもりは一切ありません。
まずはひとり目です。
すでにお手紙でお母様の許可は頂戴しておりますが、とある中学校に通う中学2年生の男の子です。
とある中学校と申しましたのは、西尾市内の中学校ではないからです。
いや、もちろん成績そのものはものすごいのですが、彼にはこの数字に見えないすごさがあるのです。
今現在ですが、英語はすでに『分詞構文』『関係詞の非制限用法』『関係副詞』などをやっており、もうすでに刈谷高校の1年生くらいの内容が終わっています。
つまり、得点こそ『97点』と出ていますが、今高校生の模試を受けても偏差値65くらい出てしまうと目論んでいます。
飽くまでも自分の皮算用なのですが、
中学3年生・・・高校3年間の内容全部修了
高校生・・・ひたすら彼の第一志望の過去問対策
もう本当にどんぶり勘定なのですが、そんなことを考えています。
さて、そんな彼なのですが、実は少し前のブログでも紹介させていただいた中学生でして、まだ入塾間もないのです。
ですのでこの素晴らしい結果に当塾は一切関与しておりません。
いや、なかなかそんなこと正直に言う塾はないと思うんです。
でもこれだけは自信を持って言えます。
『テストの結果では見えない力をどんどんつけてもらえる』
私山口、公立中学校の授業も内申点も、西尾市内の公立高校の指導やカリキュラムも『一切信用しておりません』。(※飽くまでも山口個人の所感であり、当塾のそういではありませんので悪しからず)
ただ毎度言わせていただいておりますが、
『出る範囲が決まっている(※しかも狭い)』
『勉強をまったくしない層も受験する』
『日本で唯一オールマーク』
この公立高校入試で一体どんな力を見極めることができるのか?
また、このテスト対策でどれだけ読み、書く力を身につけることができるのでしょうか??
今彼よりも『中学校のテストの成績がいいお友達』はいるかもしれませんが、彼自身はもうすでに2年後3年後、もしかしたらそれ以上の力をつけています。
【もう1名、東海高校を目指している中学2年生の男の子】
岡崎高校がA判定なのに、東海高校はB判定って・・・。
そう、世の中ってめちゃくちゃ広いんです。
もちろん、岡崎高校や刈谷高校をはじめとし、三河地区にはトップクラスの進学校が
普段厳しいことばかり申し上げておりますが、N高校やH高校だってものすごい進学校”だった”んです。
ここで冒頭の話に戻るのですが、現実問題難関大を目指している受験生というのは、ものすごく早い段階から対策をしています。
中学受験などは小学4年生からがデフォルトですし、良いか悪いかはさておき、幼児の頃から頑張っている受験生もいる。
私個人の考えですが、仮に何もせずにダラダラと過ごしたとして、本気で難関大を目指せるタイムリミットは『高校2年生』です。
もちろん、ほとんどすべての学習塾や予備校はそんなことは言いません。
そんなこと言ってしまう塾なんて、誰も行きたくないでしょうから(苦笑
しかしその部分に蓋をして、『難関大対策、いつでも大丈夫ですよ!』と言ってしまうのは、逆に不誠実だと思うのです。
N高校やH高校、またその他の公立高校に通う高校生のみなさん、もちろん、みなさんは頑張っていると思います。
自分なりに。
でもね、そんなの多かれ少なかれ、『みんな自分なりに頑張ってる』んです。
仕事柄、色んな高校の学習進捗状況を確認しておりますが、N高校とH高校は甘い、とにかく甘い
口コミなどで『課題が厳しい』『自称進学校』なんて言葉も見かけますが、高校生諸君、君たちは『どの高校と比較して自分の高校の課題が厳しい』と言っているのでしょうか
実のところ、岡崎高校や刈谷高校の授業を受けたわけでもなければ、課題を見たこともないでしょう?
それが現実です。
みなさんが本気で難関大を目指していて、こういうライバル達と本気で鎬を削るつもりでいるのであれば、みなさんはもちろん彼らと同等の努力、それ以上の努力を積み上げなければ
・・・って、しまった!
T君の紹介がほとんどできなかった
そんなわけで東海高校を目指しているT君のお話はまた明日以降に・・・
ともあれ中学3年生のみなさん、公立高校受験お疲れさまでした。
しかし本当の戦いは4月から始まります。
もしもみなさんが3年後に難関大を受験する可能性があるのであれば、公立高校合格はただの空手形に過ぎません。
確かに山口は嫌なことを言ってはいますが、極めて厳しい現実をお伝えしているだけです。
それはみなさんがこれから通うことになる高校の進学実績にしっかりと目を通していただければ、おのずと分かります。
それではこれから授業に入りますのでまた明日・・・。
※今年度ですが、山口が担当する中高生は12名のみとなります。
よろしくお願いいたします。