西高3年生男子、日本史学年2位おめでとうございます!

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教室長ブログ

いや、これは本当にたまげましたね。



2024年7月の進研模試の結果ですね。


日本史の偏差値が『81.1』というのももちろん素晴らしいのですが、英語の記述もしっかりと偏差値『64.5』。


こちらも西尾高校文理合計『341人中26位』ということで文句なしの結果だと思います。


自分は中高生のみなさんがどれくらい頑張っているのか、そのバロメーターのひとつが暗記だと思っています。


英単語やイディオムの暗記もそうですが、こうした社会などの暗記教科は特にそれがはっきりと数字に表れます。


というよりも、大学受験なんて『数学も含めて暗記』ですからね。



かの数学の偏差値が90あったと言われる篠原先生がこう言っておりました。


『数学も暗記ですよ。僕たちが何か数式を生み出しているわけではありませんので。私たちはただただ、偉大な先輩が生み出してくれた英知の結晶を、ひたすら暗記して使いまわしているだけですので。』



う~んなんか深いぞ!


山口が言うよりも何だか説得力1万倍増しですね!



ともあれ、それが事実なら大学受験なんてほとんどが暗記ということになります。




・・・なんてことを言うと身も蓋もないようですし、『じゃあ塾や予備校の存在意義って何なんだよ?』と思われる高校生もいるかもしれませんが、暗記にも要領があります。



私たち指導者は中高生のみなさんに伝えるべき内容を、できるだけコンパクトに分かりやすく、本来ならば10の時間と労力がかかるはずのものを、1~3くらいまで減らしているに過ぎません。


そしてそれにどれだけの努力が必要なのかを忖度なく伝えていく、それが私たちの仕事です。



そう、そんなわけで不肖山口、今回ご紹介しました彼には『めちゃくちゃ厳しく』指導させていただきました。




もうね、言ってる本人の自分が(よく今までやめずに続けられたな~…)と思ってしまうくらいです。



『今の学習姿勢が変わらないなら塾をやめてもらうよ?』と伝えたことも一度や二度ではありません。




でもですね、それは自分にとっては期待の裏返しですし、事実彼は腐ることなく、不貞腐れることもなく続けてくれたんです。



厳しい声こそかけはしましたが、とにかく彼の努力はすごいんです。



何せ入塾したばかりの2年生の春の時点では、西尾高校で学年300番台でしたからね。



もちろん偏差値も40台前半。


それが今となっては偏差値60をはるかに超えるほどの力をつけてくれました。



もちろん、偏に彼の不断の努力の賜物なのですが。



お母様からも、『厳しい言葉をかけてもらって助かっています』というありがたいお言葉をいただいております。





もちろん、大切なご子息ご息女が、一塾講師に厳しく指導されるのは、親御様の立場からすると心穏やかではいられないところもあると思います。



しかし常日頃申し上げておりますが、社会経験のない高校生のみなさんが、自分ひとりの力で大学受験の厳しさを知り、主体的に行動に移すというのは相当な無理があります。



その厳しさは誰かが伝えなければならない。



本来であれば岡高や刈高のように、先生方が厳しい課題を与え、授業の質と量も高い負荷をかける必要があるのですが、それが難しいのであれば、これは他の誰かがやらなければなりません。



しかしこれも世の常と言いますか、日本中すべてのお母様がご存知の通り、


『年頃の息子は母親のお小言は馬耳東風』


なのです。



どれだけお母様が正論を述べられても、残念ながら高校生の男の子にそれが響くことはまずありません。



でも心配しないでください。



男の子がご両親の大切さを知り、感謝の気持ちを持ってくれる日はいつか必ずやってきます。



ただ残念ながら今ではありません(苦笑



かつて私もそうでしたが、実際に社会に出て、生きていくことの大変さを知ったときに、お母様の言葉の重みを振り返り、胸に刻むようになります。




だから今のところは、その憎まれ役は山口にお任せください!



・・・とそんなわけで、今回も素晴らしい結果を出してくれた彼ですが、もちろん課題がないわけではありません。


これからはメインとなる英語の学力はしっかりと維持しつつ、数ⅠAや数ⅡB、現代文などを追い込んでいく必要があります。



しかし彼なら大丈夫です。


なぜなら、文系の受験で最も重たい英語が、マーク・記述ともにしっかりと仕上がったからです。



もちろん、まだまだやるべきことはあるのですが、大学入学共通テストまで残りあと4か月、二次試験本番まで5か月ほど、これだけあれば十分に第一志望には間に合います。


・・・なんてことを言うと本人の気が緩んじゃうかもしれないので、最後の最後までビシバシいきますけどね!




ともあれ、日本史で西高2位おめでとうございます!



『・・・日本史ならFIXは何の関係もないやん!』という声が上がりそうですが、まあ正直実際のところそうですね。



ですが、そういう高校生に選んでいただけている、それこそが当塾の付加価値だと思っております。


また今回も、当塾の宣伝広告にご協力いただきまして、本当にありがとうございました!



次回は『国語、西高学年1位の女の子』を紹介させていただきます。



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