中学3年生のみなさんがすべきこと、英語学習でやるべきこととそうじゃないこと。

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教室長ブログ

【中学3年生のみなさんが公立高校入試に向けてやるべきこと】

これは昔も今も変わりません。

①過去問5年分、できれば10年分をひたすら回転させる

②新研究をやりこむ

以上です。

本当にこれが完璧にやりきれるのであれば、公立高校入試で100~110点取れます。



あまりこんなことは言いたくないのですが、目先の公立高校入試対策はこれだけでお釣りがきます。



もちろん、これだけで数学の問題最後の『空間図形』や『相似な図形』が解けるのかというと、正直無理だと思います。


しかしどういうわけだか、愛知県公立高校入試問題はほとんど1点、2点問題が3問しかないんですね。



山口が見る限り、あの最後の難問を解ける受験生は、学年に3人いるかいないか。


仮に解けたとしても、おそらくその1問に10分以上時間を費やす羽目になるため、『はっきり言って取り組む意味が全くありません。』




そんな悪問(※この悪問とは、時間的な条件を含意しております)に時間を費やすくらいなら、大問1を完璧に見直した方がはるかにマシです。


『え!そんなこと許されるの!?』と思う真面目な受験生もいるかもしれませんが、大学入試ではもっととんでもない難問奇問も出題されます。


その難問奇問で大学側がみなさんに要求しているのは、『限られた時間の中で、そういった問題を見極めて(※悪く言えば捨てて)、確実に得点を伸ばせるかどうか?』というところです。



そこでパニくってしまったり、右往左往して本来の力が発揮できない受験生は門前払いなんですね。



だから自分にできない問題は捨てる、その時にできる自分のベストを尽くすのも大切な力です。




そんなわけで、そんな難問奇問が解けなくても、確実に100~105点は取れます。


ただし言うは易く行うは難し。


①過去問を5~10年分やりこむ

②新研究を何周もやる


これ、そんなに簡単じゃないと思います。


今から約2か月強、中学3年生のみなさんは『平日3~4時間、休日は8時間以上(※もちろんやれるのであればそれ以上)の学習』を一日も欠かさず積み上げてください!



もちろん、毎日必ず7時間は寝ること!




【中高生のみなさんはリスニングなんてやらなくていいですよ!】

もちろん、『将来英語で食べていく』『英検1級やTOEFL、IELTSなどで高得点を目指している』『東大や東京外国語大学など、二次試験でリスニング必須の大学を目指している受験生』、は別です。


リスニング、頑張ってください。




山口は毎年毎年多くの中高生から、『どうやったらリスニングできるようになりますか?』という質問をいただきます。



しかし本当に身も蓋も無いのですが、『リスニングは最低でも1,000時間以上の時間を費やさないと実力はつかない』というのが現実です。



はっきり言って、リーディングやライティングの比ではないくらいに時間がかかり、さらにコスパもよくないです。


これでリスニングの配点が高ければまだ頑張る理由にもなるのですが、共通テストのリスニングはほとんどの大学で大幅圧縮、仮にみなさんがリスニングで満点の100点を取ったとしても、『50点に圧縮』されちゃうんです。



さらに言えば、先ほどお伝えしました通り、今国公立大学で二次試験にリスニングを課している大学は、『東京大学と東京外国語大学くらい』しかありません。



京都大学は10年以上前に廃止、一橋大学も2年前に廃止となりました。




つまりほとんどの受験生にとって、リスニングは試験にすら出ない可能性が高く、それでいて1,000時間以上もの時間がかかってしまうんです(※なお、難関大に必要となる学習時間の合計が4,200時間以上と言われています)。




やる意味ありますかね?



自分は普段英語を指導していますし、普段からリスニングやスピーキングの学習に時間を割いておりますが、とてもじゃありませんが受験生のみなさんにはお勧めできません。





【もちろん、英検・TOEFL・IELTSチャレンジャー、将来英語を使っていく予定の中高生はやってください!】

みなさんはとにかく英語に身を捧げること。


みなさんの場合、高校入試や大学受験といった通過点のために英語を勉強するわけではありません。


近い将来、英語というツールを使って、英語を母国語とする専門家たちと対等に渡りあわなければならないのですから、当然リスニングにせよスピーキングにせよ、難解な専門英語だろうがマスターするつもりで英語に向き合ってください。


したがって、通常の受験生が取り組む受験勉強、それとは別にプラスαで英語を学ぶくらいの気概で日々を過ごしてほしいです。




余談ですが、うちの近所には英語とポルトガル語、日本語がペラペラのトリリンガルコンビニ店員さんがいます。


コンビニ店員を軽んじているわけではありません。


そうじゃなくて、『英語を話せる人間なんてそこらじゅうにいる』ということを言いたいのです。





だからみなさんは、高度な知識と教養を備えた英語を身に付けて、世界に羽ばたいてほしいのです。



英会話はもちろん大切ですしとても難しいのですが、それはもはや武器にはなりません。



みなさんが世界で活躍するために、ぜひもう一歩踏み込んで、高度な英語に挑戦してほしいと願っています(※もちろん山口もですが)。






もちろんそのためには、少しでも早く学習をスタートさせることが重要ですし、人から言われずとも、自分の意志で英語に身を捧げる姿勢が求められます。



だけど大丈夫!


山口50歳、みなさんと同じくまだまだ勉強中ですし、これからも一生懸命頑張りますので!(そうじゃないとうちの塾生についていけないんですよね…)




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