大学受験の英作文について(※しつこいようですが、山口の母校の偏差値は45です)

カテゴリー :

教室長ブログ

最近面談をさせていただくと、不肖山口めごときが大変過大な評価をいただいているような気がしますので、改めて念を押させていただきますと、山口の母校(五島高校)の偏差値は”45”です。



・・・偏差値45って、この辺だと吉〇高校や〇色高校に該当します。



ですので、普段偉そうに西〇高校や西〇東高校に言いたい放題言っている山口ですが、その実この2校、当時の山口の実力では逆立ちをしても合格できません。


西尾高校なんて夢のまた夢カードですね。


今でこそ少子高齢化の影響で、五島高校の全校生徒数が『361人』。



ですがなぜか旧七帝大だの医学部合格者を出しており、山口が通っていた30年前は東大や京大の合格者も出しておりました。



何が言いたいのかというと、『結局のところ、やることさえちゃんとやれば高校はどこでもいい』ということですね。


そんなわけで当時の山口も、高校2年生の9月くらいから超絶本気を出して、何とか英語と国語の偏差値だけは80以上まで上げることができました(※ちなみに高校1年生の時の偏差値は”28”。これはひどいですね)。



逆に言えば、『英語と国語については、正しいやり方で勉強すれば誰でもできるようになる』ということです。



ただもちろん、楽してというわけではありませんが。







【国公立大学の英作文は英語力を求めているわけではありません】


昨日のブログでもちょこっと紹介しましたが、今年度の某国立大学の英作文です。


≪Ⅲ 次の文章を英訳しなさい。≫

 進むべき道を決めるには、事前に入念に検討し、最も満足のいく選択をしたいものだ。ただ、その道が本当に当人に実りをもたらしてくれるかどうかを知るには、ある程度の時間をかけて実際に経験するほかない。ここに避けがたい試練がある。岐路に立った時、その選択の先には想像もつかない世界が末に違いないと腹をくくることも時には必要だろう。


(”元偏差値28の”山口の試訳解答)

If we are to decide the way to take, it’s desirable to choice things that satisfy us the most, with careful, previous consideration. Yet we should take some time to gain actual experience without which we could not realize whether the way we choice leads to the best result for us. That is the ordeal we can’t clear of. When we are faced with the moment we have to make a decision, it might be sometimes necessary to be ready to accept that our choice will give rise to the world we can’t imagine.


★『ただ、その道が本当に当人に実りをもたらしてくれるかどうかを知るには、ある程度時間をかけて実際に経験するほかない。』

(パラフレーズ)

⇒『しかし、私たちはある程度時間をかけることで実際の経験を獲得すべきであり、それなくしては(without which)私たちが選んだ道が自分たちにとって最良の結果に至るかどうかを知ることはできないだろう。』

※『実りをもたらす』”be fruitful” “be rewarding” “come to fruition” “bring forth fruit” などを知らなくても、『最良の結果につながる』くらいに訳し下ろす。


※試練(ordeal)を知らなくても、”hardship(困難)” “challenges (挑戦)” “difficulty (困難)” “something difficult(大変なこと)”などにパラフレーズする。

clear of A : 『Aとの関わり合いを避ける』 ⇒もちろん”avoid A”でも全然OK!



★『岐路に立った時、その選択の先には想像もつかない世界が末に違いないと腹をくくることも時には必要だろう』

(パラフレーズ)

⇒『決断を下さなければならない瞬間に直面した時、自分の選択が想像もできないような世界に間違いなくつながっていくということを受け入れる覚悟をすることも時には必要である。』

be ready to do A : 『Aする準備ができている⇒Aする覚悟ができている』






【・・・というわけで、国公立大学の英語は半分国語です】

そういえば私山口、自分が書いた英文をネイティブスピーカーに見てもらったところ、”Are you a professor??(苦笑い)”と言われたことがありました。


自分が書く文章は仰々しくて、とても日常では使わないような堅苦しい文章なのだそうです。



そうなんです。


この英作文ですが、もっと簡単に書こうと思えばいくらでも簡単にできるでしょうし、その逆も然りでしょう。



ですがそもそも、最初の日本語がもう非日常なんです。

Ⅲ 次の文章を英訳しなさい。

 『進むべき道を決めるには、事前に入念に検討し、最も満足のいく選択をしたいものだ。ただ、その道が本当に当人に実りをもたらしてくれるかどうかを知るには、ある程度の時間をかけて実際に経験するほかない。ここに避けがたい試練がある。岐路に立った時、その選択の先には想像もつかない世界が末に違いないと腹をくくることも時には必要だろう。』



こんな日本語、私たち日本人も普段の生活では使わないですからね。


そんなわけで、各大学が受験生のみなさんに要求しているのは、断じて英語力ではありません。


本当に英語力だけを要求するのであれば、『英検〇級以上』とか『TOEFLスコア〇点以上』などの基準を設ければいいだけです。


そうすれば、何千人もの受験生の記述解答を採点する、なんていう面倒くさいこともやらずにすみますからね。



さらに言えば、英検やTOEFL、IELTSなどの4技能テストなら、『スピーキングやリスニング能力』も測れるわけです。



でもそれをしないということは、国公立大学は『話す、聞く力はどうでもいいから、読んで書く練習をしっかりとしてきなさい』と言っているのです。


それ以外に説明がつきません。



だから『英語”だけ”ができる帰国子女』などは門前払いなんです(※もちろん、記述を要する国公立大学に限った話ですが)



でもこんなに公平な話はありません。


何せ難関大の英語は、『ちゃんと英単語を覚えて』『”正しい”英文法をきちんと学んで』『英文を正確に読んで、ちゃんとした日本語の文章を書く』ことさえできればしっかりと高得点が取れるんです。



そして断言しますが、『ちゃんとやれば誰でもできます』。



結果が出ないのだとすれば、やり方が間違っているのか、もしくはただの努力不足です(※特に英単語の暗記ですね)。


あとはしつこいようですが、国公立大学の英語の問題は半分国語なので、とにかく読書量を積み上げてください。


スマホの時間を1時間削るだけです。


私はしつこいほどに、『英語は誰でも必ず成績が上がる!』を連呼しておりますが、英単語の暗記や一日1時間ほどの読書も惜しむ受験生にその約束はできません。


それどころか、『英単語を覚えない、日本語の読み書きが不十分な受験生は、こと英語に関しては絶対に結果が出ない』と断言します。



ただ、不肖山口でもそれなりの結果が出たのですから、誰がやっても結果が出る教科です。


あともう一つ念を押しておきますが、やり方を間違えてしまうと、不毛な努力だけが積みあがってしまいますので、必ず『正しいやり方』で学習する必要があります。


とにかく、こと大学受験の英語でみなさんが求められているのは、4技能などではありません。



これは間違いないです。



【つまり、高校なんてどこでもいいんです】


自分が刈谷高校や岡崎高校を絶賛しているのは、環境面です。


先生方が大学受験に必要な課題をしっかりと出して、難関大に対応した授業をやっているからです。


というわけで、ちゃんとした学び方で、きちんと量を確保できるのであれば、高校はどこでも構いません。


しかしながら、なかなか高校生が、主体的に量を確保することは難しいので、学習量に対する対策と危機感は最優先だと感じております。




Monthly Archives

月別記事