高校２年生の女の子から再入塾のご連絡をいただきました。

ご存知の通り、当塾は体験授業では一切の個人情報をお伺いしませんし、体験授業当日も絶対にお引止めせず、何があっても必ずその日はお帰りいただいております。

一つには自分たちの教育理念に自信を持っているからというのがありますが、それとは逆に、もしも当塾ではなく、別の塾の方がよさそうだと感じたのであれば、そちらを選ぶべきだと考えているからです。

当塾が一番重視しているのは、当然『塾生の第一志望合格』であり、何が何でも入塾してもらうことではありません。

うちじゃない塾で第一志望合格という目的が達成されるのであれば、当然そちらの方がよいです。

充分に比較していただいた結果当塾を選んでいただけるのであれば、私たちは全力でサポートいたしますし、他塾の方がよさそうだと思われたのであれば、引き留めることは一切いたしません。

それは途中退塾でも同じことで、途中でおやめになる決断をされたご家庭をお引き留めすることも一切ありません。

（なんだかFIXに通ってはみたけど、他塾のほうがよさそうだな…。）と思われるのであれば、それはぜひ試すべきです。

試してみた結果、そちらの塾の方が結果が出るのであればもちろんそれを選ぶべきですし、（やっぱりFIXの方が成績上がりそうだ！）と思い直していただけるのであれば、また戻っていただければいいだけです。

そこに対していやな感情はまったく持っていませんし、むしろ『やっぱりうちの方がいいと思ってくれてありがとう！』という気持ちの方がはるかに大きいです（もちろんやめ方にもよりますが…）。

もちろん今回戻ってきてくれた塾生にも『ありがとう！』の気持ちでいっぱいです。

ただ、そのちょっと転塾した塾のお話を聞いて・・・。

本当にひどいなと思いました。

他塾批判になるので一切触れませんが、とにかくひどかったです。

ただ、組織が大きくなれば末節枝葉まで高いクオリティを浸透させることは本当に難しいです。

全国にチェーン展開するファミリーレストランが、どこに行ってもまったく同じ料理が提供できるのは、食材も一律にして、オペレーションを誰でもできる簡単なものにしているからです。

入ったばかりの新人アルバイトでも、ベテランと同じクオリティの料理を作ることができます。

もちろん、『ファミレスの料理がおいしいし、どこでも同じクオリティの料理が食べられるからいいじゃん！』という意見もあるでしょうし、それは事実です。

問題は、それが必ずしも万人のニーズに合っているわけではないということです。

ファミレスがいい！というのであればもちろんそれでいいのです。

でも中にはファミレスの客層が嫌だという人もいるでしょうし、健康に気を遣っている方々はもしかしたら口に合わないかもしれません。

もちろん一流のシェフが作る料理を食べたいという人もいるでしょう。

飲食に限らずすべてのサービスに当てはまることですが、同じ業態でもその内容やクオリティ、理念については本当に千差万別です。

それが本当に消費者のニーズに合っているのかどうかは人次第、塾も同じだと考えます。

当塾がそのニーズに応えられないのであれば、それは遠慮なく言っていただいた方がいいです。

今回の塾生の女の子のように、また戻って来てもらえるのは、何と言いますか新規の塾生に選んでいただけるのとはまた違った感動があります。

というわけで、また一緒に頑張りましょうね！