吉田松陰先生の名言

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雑談

こんばんは!

世間が『せごどん』フィーバーの中、遅ればせながら山口は『龍馬伝』を観ています。

 

実は当塾に歴史大好き中学生の男の子がいまして、彼の影響もあったりします。

 

昨日はペリーの黒船が来航したシーンを観まして、不覚にも感動して泣いてしまいました。

年を取ると涙腺が緩んでしまって仕方ないですね。

 

 

 

そのシーンですが吉田松陰が黒船に乗り込んで、密航でアメリカにわたってしまおうと企むシーンです。

そんな吉田松陰を、弟子の桂小五郎(小太郎じゃないですよ!)が必死に止めようとします。

当時鎖国で尊王攘夷のご時世の日本において、密航は企てた時点で死罪ですからそれも当然のことです。

 

 

 

しかし必死で止める桂小五郎に、吉田松陰はこう言います。

 

そりゃ失敗するかもしれん。黒船に行き着く前に捕らえられるかもしれんし、アメリカ人に乗船を拒まれるかもしれん。
それでええんちゃ。
なんもせんでおることより、その方が何千倍、何万倍も値打ちがある
僕は死など怖(こお)ぉない。
そねぇなことより、行きたいって気持の方が遙かに強いんじゃ。

 

 

ためらう桂小五郎に吉田松陰はさらに続けます。

 

 

しかし桂君。君が本当に異国に興味があるんなら、きっと僕と同じことをするはずじゃ。
じゃがな、君はそれをせん。
なぜじゃ?
殺されるからか?ニッポンに帰れんからか?別れがつらいからか?
そんなものはな、全て言い訳じゃ!

 

 

いや・・・もう何か魂がわしづかみされるというか、とにかく鳥肌が立つくらい感動してしまいました。

 

 

みなさんはどうでしょうか?

なかなかここまで大きな夢を持って、命がけで努力するというのは難しいと思います。

しかしみなさんにも、大なり小なり夢や目標があると思います。

そこに向けて胸を張って、全力で頑張っていると言えるでしょうか??

 

頑張る頑張らないというのは本人が決めることであって、その努力のあり方というのは他人が測るものではないと思います。

ただし単純に、努力の量が勝ったものが、努力が足りなかったものに勝つというのは諸君の胸の中に留めておかなければならないと思います。

 

結果が出せなかったことに対して、頑張らなかったとは言いません。

ただ、他にもっと頑張ったライバルがいた、それだけのことです。

そんなわけで、もしみなさんが行きたい高校や大学があるのであれば・・・いや、勉強のことじゃなくてもいいです、何か達成したい目標があるのであれば、そこに対してやるべきことを頑張ってほしいと思います。

 

『あの大学に行きたい』『この高校には行きたくない・・・。』なんて言っておきながら、それに見合った努力をしないというのは虫がいいと思いませんか??

 

そしてそれだけ頑張っても・・・自分も他人も認めるくらい全力を出し尽くしても、第一志望に合格できないということは実際にあるのです。

だからみなさんも悔いのないように、この短い中学高校生活を全力で駆け抜けてほしいと思います。

 

 

そんなわけで、以下は吉田松陰先生の名言です。

 

 

一日一字を記さば

一年にして三百六十字を得、

一夜一時を怠らば、

百歳の間三万六千時を失う。

『千里の道も一歩より』ですね。

英単語1個でもよい、少しでもいいから毎日何かを積み上げてください。

 

 

一つ善いことをすれば、

その善は自分のものとなる。

一つ有益なものを得れば、

それは自分のものとなる。

一日努力すれば、

一日の効果が得られる。

一年努力すれば、

一年の効果がある。

これも同じです。

どんなに小さくても構わないので、必ず夢や目標のために、何かを継続してください。

 

 

過ちがないことではなく、

過ちを改めることを重んじよ。

これはズバリテスト直しですね!

間違えたっていいんです。

全教科満点で合格する生徒なんていませんから(今年のセンター試験では1人だけ全教科満点がいたようですが・・・)

ただし間違えたところは100点になるまで、どれだけ時間がかかってもよいのでテスト直ししてください。

じゃないとテストを受ける意味がまったくありませんよ!

 

 

学問の上で大いに忌むべきは、

したり止めたりである。

したり止めたりであれば、

ついに成就することはない。

初回の面談や、三者面談などで、ほとんどの中高生は気合が入ったところを見せてくれます。

 しかし喉元過ぎれば熱さを忘れる、なのかしばらくするとだらけてしまう生徒がチラホラ・・・。

こんなこと吉田松陰先生に言われるまでもなく、結果なんて出るわけがないと思いませんか??

言うまでもありませんが、本当に最後まで全力を尽くしたものにしか結果は出ません。

 

 

 

教えるの語源は「愛しむ」。

誰にも得手不手がある、

絶対に人を見捨てるようなことを

してはいけない。

 

 

人を信ずることは、

もちろん、遥かに人を疑うことに

勝っている。

わたくしは、人を信じ過ぎる

欠点があったとしても、

絶対に人を疑い過ぎる欠点は

ないようにしたいと思う。

 

 

どんな人間でも

一つや二つは素晴らしい能力を

持っているのである。

その素晴らしいところを

大切に育てていけば、

一人前の人間になる。

これこそが人を大切にするうえで

最も大事なことだ。

 

・・・これらは耳が痛いですね、どちらかと言えばお父様お母様向きでしょうか??

『遊んでばかりで勉強しないからこんな成績取るのよ!』『あんたが行ける高校なんてどこもないからね!』

果たしてこういった言葉でお子さんのやる気が生まれるでしょうか?

 

もちろん改善していくべきところは改善していかなければなりません。

ただ、頭ごなしに叱りつけるというのは、最もシンプルで簡単ですが、最も効果が出ないやり方です。

これでやる気を出した生徒をこれまでに見たことがありません。

 

 

まずはお子さんの良いところを全力で見つけて、全力で褒めてあげてください!

何よりもそこからスタートだと思います。

 

 

そんなわけで、今日もちょっと暑苦しいブログになってしまいましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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