中国における文化大革命と今の愛知県(※名市大A判定おめでとう!しかしそれはまた後ほどということで・・・)

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教室長ブログ

たった今、とある西高3年生の男の子から『名市大A判定』の模試の結果を見せてもらいました!


いや~やっぱり記述力ですよ。

共通テストは飽くまでも足切り。

国公立の受験はすべて記述力で決まりますので。

その話はまた後ほどということで・・・。

今日は歴史のお話です!


いや~こう見えても不肖山口、高校3年生の時に受けたセンター試験(今の共通テストです)


『英語186点!』

『国語190点!』

『日本史92点!(※100点満点中)』


この3教科に限って言えば、東大に合格した篠原先生や針本君とも互角の得点でした。

他ですか?

あ~…数学とかは『2点』でしたね・・・。


すみません!

高校2年生の夏まで受験勉強サボっちゃったんで、もう数学を勉強するような時間が残されていなかったんです・・・。


そこで残された時間をすべてこの3教科にステ振りしたのでした。


まあでも今考えてもこの作戦は成功でした。


高校2年生の夏まで勉強サボって、5教科7科目の勉強なんてできるわけがないですからね・・・。



まあそれはさておき、そんなわけで今でも自分はそこそこ日本史できます。



ということで今日は珍しく、『文化大革命』についてお話します。

(※多分に山口の個人的な観点が含まれておりますので、その点は予めご容赦を)




【そもそも文化大革命って何なの?】

これはですね、毛沢東という権力者がやったんですね。


毛沢東という方はバリバリの社会主義(※今でいうところの習〇平・プーチ〇・金○○みたいな人たちと同じです)、資本主義(日本やアメリカ)とは真逆の考え方なんですね。


まあ平たく言ってしまうと・・・


『この国はおれ一人に任せろ!だから国民のみなさんは勉強なんか一切やらなくていいぞ!君たちは何も考える必要がない。ただ黙って単純労働をやって、何も反発することなく税金を納めなさい。その代わり、学歴社会なんてぶち壊してやるよ!だから大学に行くような賢いやつらも、中学校しか卒業していないような人たちもみんな平等!みんなに同じ給料払うよ!(雀の涙だけどね!)だから本当に勉強なんかやらなくていいんだ!みんな(おれ一人のためだけに)農業だけやってなさい!』


あたらずとも遠からず・・・だと思います。


なお、今の〇国も似たような感じでして、

『〇国全土の学習塾は廃業させる!』

『学校の授業に”習〇平”という教科を入れるぞ!』

『習〇平に逆らったら〇刑だぞ!』

というとんでもないルールが席巻しております。


それはさておき文化大革命に話を戻しまして・・・。



この時に本当にたくさんの文化人が虐殺されています。


大学教授や高校教師、果ては医者や技術者まで。

いわゆる一定の学歴があって、知性と思考力を持った人々が大量に処刑されたのです。


そうしてほとんどが農民になってしまったわけですが、この農民たちも思考力を奪われてしまっているので、短絡的に

『勉強をするやつは悪いヤツなんだ!』

と思い込んでしまい、文化人を見かけたら中国当局にチクるようになってしまいます。


とにかく、『国民が勉強をやらなくなればなるほど、そして思考力を奪えば奪うほど、一部の権力者にとって都合がいい』、これが文化大革命の全容です。


まあはっきり言って…今の〇国や北〇鮮、〇シアなんかも似たようなものです。


ひとりの独裁者が国を牛耳って、国民に富を分散させることもなく権力一転集中、法律すらも自分の都合のいいものを作り上げてしまい、国民たちは思考力を奪われ、ただただ黙って単純労働に勤しんでおります。





人間は思考力を奪われてしまうと、自分の意志で考えて行動することはできなくなってしまうんですね。


『税金を払うのは当たり前』

『政治家は悪い、だけどどうすればいいか分からない』


『公務員のように安定した仕事こそが一番』



・・・あれ?


もう日本も何となく似たようなものになりつつあるのかもしれませんね。


そして今の愛知県です。


【高校入試がオールマーク化し、読むことも書くこともしなくなった中高生たち】

恥ずかしながら山口、実は愛知県の公立高校入試がオールマーク化されることをギリギリまで知りませんでした。


保護者様との面談で教えてもらったくらいでして・・・。


元々自分が『公立高校の入試対策など必要ない』と考えていた、ということもありますが、それ以上に

『そんなとんでもなく愚かしい話をにわかには信じられない!』というのが本音でした。




試験をオールマークにするメリットって、教育委員会だとか指導する側にしかないですからね。



『採点が楽になる』


そりゃあ選別する側と指導する側は楽ちんですよ。


それ以外のメリットが考えられません。



そうじゃなければ、全国の国立大学が二次試験を採用しており、そのほとんどが記述式であることの説明がつきません。


本当にマークで学生の学力が測れるのであれば、


『大学入試は大学入学共通テストだけ!』


でいいはずですから。



それをしないということは、少なくとも旧七帝大をはじめとする国立大学は、


『小・中・高のころにできるだけたくさんの本を読んで、より多くの語彙力を身に付けて、自分の言葉で文章を書けるようにしてきなさい』


と言っているのです。



中高生のみなさん、みなさんが社会に出たときのことを想像してみてください。


①『マーク試験にどっぷり漬かってしまい、漢字も使わず、ひらがなばかりの文章を書く社会人』



②『小さい頃からたくさんの本を読んでいて、思考力も十分にあり、自分の言葉と文章で意思をはっきりと伝えられる社会人』




どちらが社会から重宝されるのか、そして・・・まあぶっちゃけて『お金を稼げるのか』は明らかです。


思考力が無い人間には、当たり前の話ですが思考力を必要としない仕事しか残されていませんので。




愛知県の中高生のみなさん、みなさんは文化大革命のように命を奪われる危険はありませんが、まあ五十歩百歩です。


早晩待っているのは似たような結末です。


『思考力が必要ない仕事』はつまり『お金が稼げない仕事』です。


この円安物価高で移民政策が進んでいる日本において、お金が稼げない社会人には貧困が待っています。



みなさんが何も考えずに公立の中学校に通い続けている限り(※それに準ずる学習塾に通い続けている限り)、みなさんは本を読む必要も無ければ、自分で文章を書く必要もありません。

漢字なども覚える必要もなく、英単語のスペルミスなども起こらないでしょう。


しかしもうそれは本質的な学問からは遠ざかる一方で、みなさんの思考力が養われることはありません。


今回の〇尾高校の記述模試が偏差値50を下回ったことは、このことと無関係であるとは思えません。


そして各中学校に通っているご子息ご息女の保護者様達も、ぜひ中間テストや期末テストの解答用紙を見てほしいのです。


もうここに子どもたちが自分で書いた文字はほとんどありません。


そりゃあ目の前の公立高校入試は何とか乗り切れるかもしれませんが、その先の大学入試に対応することはできないでしょうし、思考力を奪われた社会人が、社会の荒波で生き抜くことは相当難しくなります。


・・・というわけで、もう少し色々と熱弁したかったのですが、授業が始まりますので本日はこの辺で。


今回は中国の『文化大革命』についてのお話でした。


※個人的には『周恩来』という人についても勉強してみてほしいです。

なお、山口自身はいかなる政治的思想も持ち合わせておりませんので悪しからず。



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