世の中に無駄な勉強なんてないですよ!

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教室長ブログ

昨日、とある高校1年生の女の子の授業終わりに、彼女がとても大きな夢を語ってくれました。


『英検1級を取って、憧れの先輩に追いつきたい!』


素晴らしい夢だと思います。


ぶっちゃけた話をしてしまうと、大学受験レベルであれば英検1級は必要ありません。


ただ受験に合格することだけを目指すならば、英検準1級や1級の勉強はしない方がコスパはいいですね。



これはこれで正しいです。


しかしながら、山口がこれまでに見てきた英検準1級、1級合格者は『全員難関大に合格しています。』




英検準1級や1級の最大の障壁は、『とにかく英単語とイディオムの難易度がえげつない』。




もう受験英語の比ではありません。



LEAPやシス単で愚痴をこぼしているような高校生ではまず太刀打ちできない。



しかしそれはそれでいいんです。


たったの3年弱しか猶予がない高校生のみなさんが、無理して英検準1級や1級に挑戦する必要はありません(特に理系のみなさんは)。




ただ、そんな一見無駄にも思えるような高い壁に、一生懸命挑戦しようとする受験生はもうそれだけでめちゃくちゃ強いんです。



当然、難関とする大学はそういう学生を求めています。



難関大がみなさんに要求しているものは非常に高く、将来入学するあなたに目指してほしい条件も、非常に高いところに置かれています。




山口がみなさんに与えている課題程度で満たされるようなものではありません。



山口がみなさんにお願いしている課題って、



①毎週英単語100個覚える

②毎週英作文を5文覚える

③(30分ほどで解ける)文法課題



難関大を目指している受験生にはこの倍ほどの課題が出ていますが、とりあえず①~③だけです。



毎日1~2時間ほど一生懸命取り組んでくれたら必ずできるはずです。



ただそれでも、部活やお友達との約束、スマホなどの優先度が高くなるようなら、それはそれで構いません。




しかし、たったこれだけの課題に毎週取り組めない受験生の成績を、自分は上げられる自信が無いのです。


これはただただ山口の力不足ですね。



本当に申し訳ないです。



きっとみなさんは大学受験を大変なものだと思っているでしょうし、実際のところ大変です。


しかし世の中に出ると、『やれば必ず結果が出た受験』とは違い、どれだけ頑張っても、どれだけもがいてもどうにもならない問題が、次々に君に襲い掛かってきます(そのあたりはみなさんのお父様、お母様に聞いてみてください)。




ましてやみなさんは、私たち大人が作ってしまった負の遺産を背負って、大変生きづらい世の中を生きて行かなければなりません。





大学受験の勉強とは、そういった局面を乗り切る最低限の力を身に付けるための最低限の知識と経験です。


大きな目標のために、目の前の高い壁に挑戦できる高校生になってください。



そして、山口がみなさんにお願いしている課題くらいは、軽々とこなしてやってください!



そして広い世界に出た時に、ここで得た知識や経験がみなさんのお役に立てれば何よりです。



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