公立中学校のほとんどと、一部の高校はテストが終わりましたが・・・
ご無沙汰しておりました!
各中学校や高校がテスト期間中ということもあり(まだ一部終わっていない学校もありますが)、授業準備と質問ラッシュでなかなかブログを更新する暇がありませんでした。
いや~本当に嬉しい悲鳴というか、やっぱり塾はこうでないといかん!なんて思っていました。
しかし毎度のことながら、テストが終わるとそれまでの活気が嘘のように教室は静かになります。
君たち・・・もう全員に耳にタコができるくらい言ってるけど、このテストが終わった瞬間こそが一番大切!
テスト期間中なんて誰でもそれなりに勉強するわけで、そこでいくら勉強しても大して差なんてつきません。
誰もがやらない時間に学習して、初めてその分周りのライバルに差がつけられるのです。
中学生でも高校生でも、3年生が一番成績が伸びにくいのはそのためです。
3年生なんて誰でもやるんだから。
差なんてつくはずがない。
1・2年生で可能な限りアドバンテージを取っておいて、3年生でライバルたちに追い上げられても、追いつかれないような学習計画を立てていかなければなりません。
ちなみに余談ですが、岡崎高校では『学年+2時間学習するように』と言われているのだそうです(当塾講師談)。
一般的に旧帝大や早慶上智以上の難関校に合格するために必要な学習時間が『4000~5000時間』と言われており(東進調べ)、なるほど『学年+2時間』学習していくと大体4300時間くらいになります。
しかしながら、これはセンター試験学年平均が『700点を超える岡高生』の基準なので、全ての高校生にあてはまるわけではありません。
厳しい言い方ですが、自分自身がその基準に達していないと思うのであれば、当然それ以上に積み上げる必要があります。
だからこそテスト期間中はもちろん、テストが終わったときや土日祝日に余分に積み上げる必要があるのです。
1・2年生の間に積み上げるべき学習が不十分であったなら、そのツケは自分で払わなければなりません。
山口が何とかの一つ覚えみたいに『1日10時間勉強』なんて言っているのは、これまでの積み上げが足りていないけれども、難関校に行きたいと思っている中高生全員に対してです。
中学校から毎日毎日休むことなく、3~4時間勉強してきた子にそんなことは言いません。
さて、当たり前の話ですが、学習時間が不足している期間が長ければ長いほど、当たり前の話ですがかかる負担は大きくなります。
1年生で少しサボった分を2年生3年生で挽回することは、多少のゆとりがあるでしょうが、2年間サボってしまった分をラストの1年(正確には10か月程度)で挽回するのは相当な無理があります。
私が高校2年生に一番厳しくいうのはそれが理由です。
3年生の春を迎えるまで、あとたったの4か月しかありません。
この4か月でどれだけアドバンテージを作れるかで、ラストの1年間と志望校が決まります。
4月になれば現高校3年生の浪人生がライバルとして加わってきます。
なおかつ、現高校1年生はセンター試験が廃止される最初の世代です。
みなさんが浪人してしまうと、たったの1年でそれまで学習してきたものとはまるで異なる、記述メインの学習に切り替えなければならなくなります。
もしかしたら採点基準にある程度の平均点調整などがかけられるかもしれませんが、あるかないか分からないものに自分の人生を委ねるのは、あまり賢明とはいえません。
そして、そんなことはみんな理解しているので、日本全国の高校2年生は死に物狂いで勉強しているのです。
そして私立大学の定員厳格化。
残念ながら今の高校2年生の諸君は、一番厳しい谷間の世代です。
目先の中間テストや期末テストで気を緩めないでください。
みなさんの目標は飽くまでも第一志望に合格することです。
短期的な中間テストや期末テストでいい点を取って、テストが終わった瞬間にほとんど忘れてしまうなんて学習は、まったく意味がないのです(推薦を狙っているなら話は別ですが・・・)。
その学習が通用するのは高校受験まで。
ですから目線はもう少し先、(先と言っても実際のところあと1年と2か月しかありませんが)、しっかりと残りの時間を逆算して、学習計画を立ててくださいね。
さあそんなわけで!
今日も一日頑張りましょう!