『西尾高校はやめた方がいいです。』と学校の先生に言われ続けて西尾高校に逆転合格したとある塾生のお話
今日もタイトルが長いですね(笑)。
『愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない』みたいな(笑)(米津玄師、あいみょん世代の中高生諸君にはサッパリだと思います。)
それはさておき、とある西尾高校2年生の女の子のお話です。
彼女が入塾してくれたのが中学2年生の冬、当時は塾生本人もお母様も、『西尾高校か西尾東高校に行きたい』と希望されていましたが、当時の担任の先生には『どちらも厳しいので○○高校を受けた方がいいです』と言われたとのこと。
ちょっと先に言っておきます。
また後で力説しちゃうと思いますが、大事なことなのでとりあえず言っておきます。
もう今でも怒り心頭です。
あのですね、中学校の先生が『○○高校に行きたい!』と言って頑張っている中学生に、『○○高校は無理だから目標を変えなさい』なんて言ってどうするんですか!?
高校受験程度ならいいですよ別に。
個人的にはどの高校に通っていても、本人のやる気さえあればなんでもできると思っていますので。
でも肝心のそのやる気を奪うような発言してどうするんですか??
まだ社会経験のない中学生のお子さんにとって、学校の先生の発言は無条件に信じるもので、そんな先生に『無理だ』なんて言われて頑張れるわけがないじゃないですか。
中高生諸君と保護者様にぜひ共有していただきたいのですが、時間と本人のやる気さえあれば、大抵のことは何とかなります。
それに受験をするのは本人です。
先生じゃありません。
そんなわけで今から2年と半年ほど前でしょうか??
山口はいつもの無責任を発揮して、『絶対に西尾高校に合格しましょう!』と断言したのを覚えています。
とはいうものの、入塾してしばらくして受けた中学2年生の学年末テストの結果が『5教科353点』、数字は現実的で厳しく、確かにそのままでは西尾高校は厳しいかなという印象でした。
しかしその後の1年間で、彼女の成績はこのように推移していきます。
中学3年生になって最初の期末テストで20点アップ。
その後得点も順位も右肩上がりにあがり、入塾時から5教科70点アップ、順位はなんと50番以上上がる結果となりました。
もうこれならさすがに担任の先生もぐぅの根も出ないはず・・・と思ってのぞんだ中学3年生の12月の保護者面談、その時もこちらの先生は『やっぱり西尾高校は厳しいからやめておきましょう。○○高校なら確実に合格します。』みたいなことをおっしゃったのだそうで・・・。
『まだそれを言うのかい!(湯〇婆)』
いや、もう本当ね、お名前は出さないので言わせてくださいよ先生。
お子さんが目標に向かって一生懸命頑張って、しっかりと結果も出してんのになんで『夢を諦めなさい』に等しい発言をするんですか・・・。
いいじゃないですか、別に西尾高校に不合格になったって。
これだけ頑張れるお子さんなんですから、たかだか高校受験が失敗しても、その後の大学受験や就職活動、人生の色んな局面で頑張れますよ。
そんなことよりも、今ここで、この中学生高校生という一番成長するときに『諦めて常に安全策を取る』ようになったら、大学受験でも(ここは無理だからいいや)、就職試験でも(どうせ自分の大学だと一次選考で落とされるからいいや)、といつでも諦めるような大人になっちゃいますよ。
もう一度いいますが、純粋な中学生にとって、先生方のお言葉は金言です。
その子の将来を決定するくらい影響が大きいのです。
どうか山口以上に無責任な発言は控えてください。
そしてその後どうなったのかというと・・・
見事西尾高校に合格!
ただですね・・・本当にギリギリの合格だったんでしょうね、入学して一番最初に受ける4月のあのテスト、なんと結果は340番・・・。
さすがの楽観主義者の山口もちょっと冷や汗が出てしまいましたが、中高生のパワーは本当にすごいですね。
今では西尾高校の上位100番以内をキープしています。
ちなみに今はまだ志望校を模索中なのですが、個人的に『愛知県立大学』『名古屋市立大学』をお勧めしております。
これが2年半前、『西尾高校は無理だから、志望校のランクを3つ落としなさい』と言われた中学2年生の女の子の今です。
どうか保護者のみなさまは、一番大切な目の前のお子さんの大きな可能性を信じてください。
私達のような塾講師も含めてですが、学校の先生も所詮は赤の他人です。
赤の他人の発言に、大切なお子さんの将来を左右されることはありません。
そして何よりも大切な、主役である中高生諸君、君たちが自分自身の可能性を信じてください。
でも信じるだけじゃダメです。
山口は無責任に、『きっと合格するよ』とは言いますが、はっきり言っておきます。
それは本当に頑張れる中高生だけ。
もう決まり文句のごとく、『平日〇時間、土日祝○○時間以上毎日勉強しよう』みたいなことを言いますが、それを頑張れる中高生だけが第一志望を勝ち取っていきます。
自分の行きたい学校のために、たかだかその程度の努力もできないのなら、夢なんて叶うわけがない。
『甲子園には行きたいんですが練習はしたくないんです』なんて球児がいたら、それは無理だと思うでしょう?
いやみな山口なんかは『選手としては無理だから、観客としていけばいいんじゃないかな。』なんて言ってしまいそうです。
今回紹介した女の子にしたって、結局のところ本人がめちゃくちゃ努力したからなんです。
自分で言うのもなんですが、多分山口の影響なんて1%もありません。
本人が自分で考えて、自分で目標を定めて、一生懸命頑張った結果が今につながっています。
ちなみに今では、高校2年生なのに誰よりも自習に来ています。
受験まであと1年と5か月ほどですが、この後も今のペースで頑張っていけば、これから決まるであろう第一志望の大学もきっと合格できると断言します。
※最後にですが、ほとんどの学校の先生が素晴らしい先生方だと重々承知しております。しかしながら昨今の少子高齢化や小中学校の教諭倍率の低下なども相俟って、中にはそうではない先生方がいらっしゃるのも否定しがたい事実です。私たちのような塾なども含め、保護者様方は否定的な考え方を持つことも大切であると日々考えます。それは何も悪いことではなく、中高6年間という限られた時間の中で、大切なお子様が進んで行く道中の不安因子を取り除いていく大切な思考です。
過保護はもちろんお子さまの成長を妨げてしまいますし、ある程度の弊害や障害はむしろあった方がよいのですが、時に起こるお子さんの将来に大きく影響するである案件については、慎重にご対応願いたいです。