偏差値73!(高校1年生)
というわけで、久しぶりの成績優秀者発表です。
当塾開校時から通ってくれている、名古屋市内の名門中高一貫私立に通う高校1年生の男の子です。
こちらは先日の進研模試ですね。
総合偏差値が73ということで文句なしですね。
ただ恐ろしいことに、本人の志望校の難易度を考えるとまったく楽観視できなかったりします。
それでも本人がまるで楽観視しておらず、『まだまだ追い込まなければ』と思いながら日々過ごしてくれているので、正直言うと特に山口が何か言う必要はありません。
そしてもう一つ。
これでも学年でさらに上に20人もいるという事実・・・。
ここに私立の層の厚さというか凄みを感じます(個人的には私立でも公立でもどちらでもいいと思っています。大切なのは、本人がしっかりと頑張るということですので・・・)。
さて今回ご紹介させていただいた高校1年生の男の子、実は当塾が開校したての頃から通い続けてくれている塾生でもあります。
彼のこの成績だけ見ると、(きっと最初から優等生だったんでしょ??)と思われるかもしれません。
事実優等生ではありますが、それは彼の並々ならぬ努力があってのものです。
中学2年生から3年生の頃に大きな挫折を味わい、学年の順位も100番以降に下がってしまったことがありました。
良い時でも80番くらい。
そこで腐らずに、自分に足りないものをしっかりと見つめなおして行動に移した結果が今なのです。
ちなみに彼はそんなに積極的に自習に来るタイプではありませんが、『自習に来てね!』と言ったことはほとんどありません。
最初の方は割と言っていたのですが、ある日たまたま偶然早朝の西尾駅で、始発の電車に乗って登校している彼を見て、(あ、もうなんかあれこれ言う必要がないな)と確信したのです。
聞けば始発の電車で教室に向い、授業が始まる前に勉強をしているとのこと。
だから塾生のみなさんはびっくりするかもしれませんが、彼に対しては『あんまり無理をしないようにね。』と伝えています。
基本山口は『自習に来てね!』だの『平日は3時間以上、土日は5時間以上勉強してね!(※受験生はその倍です)』が口癖なのですが、塾生の中で4人だけは『あまり無理をしないように・・・』と伝えています。
人は人、自分は自分。
別に比較する必要はありません。
ただし、みなさんにどうしても行きたい学校があって、あまり良い結果が出ていないのであれば、自分の日頃の生活や勉強の質や量で間に合うかどうかは客観的に分析しなければなりません。
今の時点で合格率が常時『80%以上』とか、『ほとんどA判定かB判定』出ているんなら今のままで構いません。
しかしもしもそうじゃないのであれば、学習の質・量、あるいは両方ともが欠けているのです。
特にこれから受験生になるみなさん。
残り中学生は約1年、高校生はもう1年を切ってしまっているわけですが、受験までの残り僅かな時間を逆算することも大切ですが、今までに何をサボってしまったのか?またそれを埋めるためにはどういう風にこれからを過ごしていかなければならないのかまで考えてください。
さて、いよいよ今週でほとんどの公立高校の学年末テストが終わりますが・・・、くどくど何度も申し上げておりますが、終わったときこそが大切なのです。
たとえ集中できなかったとしても。
誰もがサボりたいとき、勉強をしないときに頑張れたという経験が、5か月後の夏や1年後の受験本番で必ず活きるときがきます。
『中間期末は点数取れるんですけど、模試だとめちゃくちゃ下がるんです。』
そんな学習の仕方は捨てましょう。
それは誤った学習法です。
言わずもがな、みなさんに必要なのは総合力を問われる模試で真価を発揮できるかどうかです。
指定校推薦でも狙っているのであれば話は別ですが、そうでなければ模試でしっかりと結果を出すために、毎日の学習をしっかりと頑張ってください。
さて、今回紹介した塾生の男の子、駿台模試も受験しているとのことでそちらの結果も楽しみです。
さすがに粒ぞろいの駿台模試ではこれほどの偏差値を取ることは難しいでしょうが(難易度も高く、受験生もほぼ旧帝大・早慶上智・医学部志望の中高生ばかりなのです・・・)、彼ならそれすらもモチベーションに変えてくれるものと信じています。